気鋭の学者の予言通り 安倍対米外交で「2度目の敗戦」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198455
〈トランプ体制では米国への従属がますます露骨になるでしょう。例えばTPP。本丸の米国に梯子を外され、極めて滑稽なのですが、ではTPPがなくなってよかったと言えるかというと、そうならない。おそらく米国は2国間FTA(自由貿易協定)で、日本国民の有形無形の富を吸い上げる姿勢をより鮮明にしてくる。今の政府はそれを押し返せやしないし、その意思もない。むしろ無理な要求でも全てのんでいくことが国益になると思っている節すらある〉
〈おかしいのは、日本では常に議論が逆立ちしていることです。「米国がどうなりそうだから」という話ばかりで、「我々がどうしたいのか」という議論が一切ない。本来、「我々がどうあるべきか」が先でしょう〉
(以上抜粋)
沖縄の惨状を見ればこの国の倒錯した在り様が痛いほどわかる。吉田ドクトリンは既に完全に有名無実化し日米安保体制は時代遅れの遺物になっているに関わらず換骨奪胎して彼等自民系保守政治家がつかんだのは明らかに亡国的玉砕覚悟の捨て鉢政治だった。この安倍晋三が明確な独立国家の自尊自衛のビジョンに基づいて「美しい日本」を目指すというならまだしも、到底理屈が通らない従米路線をひた走る無様な敗戦国根性に忘我し、本来のナショナリズムにあってさえ自国民を救うことのない驚くべき低劣さで時局を糊塗し、図々しく長期政権維持でなりふり構わず金持ちのための政治に邁進している様は、到底「美しい」大和魂のなせる業ではない。冷酷で無慈悲な植民地政策で沖縄を蹂躙し、己らだけがよければいいという国家エゴの追求に血道を上げる日本人はあの敗戦よりもっと手ひどいしっぺ返しを食らうであろう。そのときに吠えずらかくのは君らヤマトゥの国民であり、安倍晋三を駆逐しない限りその度し難い窮状を改善する手立てはない。