沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩76 普天間の茶番劇

2010年05月31日 13時42分14秒 | 政治論
 「鉄の暴風」が叩き付け抉り殺戮し分捕り占領したあの忌まわしい沖縄玉砕のころを 数々の証言や文章評論体験談でひもとくと 本土ではまずお目にかかれない様々の生々しい戦争の惨たらしさが眼前にまざまざと繰り広げられるのであった 沖縄はこの国のあの戦争の国民側の生き証人であり あの戦争を未だに生々しく引きずる現場の声であり ここから発せられる叫びは日本の民衆の生の叫びであり 今もって米軍による時効そのものの植民地的占領体制に苦しめられ 今後もどうやら永久に居坐って倦むことのない似非民主国家アメリカにさいなまれる日本人を代表しているのだ 従ってここ沖縄の発信を否定し無視し踏みつけて気づかない気づこうとしないこの国の政治家はあるいは国民は誰も彼も日本人ではない あの愚劣な全国知事会の馬鹿知事は己の県民には受け入れがたいとぬかしやがった そのくせ抑止力だ安保だと平気で言う きゃつらの見識の低さたるやなんでこんなやつらが日本を背負ってるなんて見誤っているのか日本人の体たらくを心底憎悪する 

詩75 普天間の茶番劇

2010年05月29日 14時43分51秒 | 政治論
 沖縄は猛烈な梅雨の雨である 朝から空気は黒く沈み 憂鬱な日々を予感させる このところ沖縄の北部やんばるは気温もさほど上がらず雨がちで 昨日の辺野古反対集会も無情な雨が降りしきる中で行われた 天も名護市民に味方しないのか いやさ1945年の今頃ここ沖縄は雨どころじゃなく米軍の砲弾が降り注いでいたのだ 道端には無残に県民のむくろが放置されおじいやおばあ子供までもが無差別に残虐に殺戮された 逃げ場を失った人々をガマから追放したのは「おれたちはおまえたちのために戦っているのだ」という日本軍の軍人である この軍人のことばと意識がこの民主政権の実態である 民主 !!!! なんという嘘であるか どこに民が主になっているというのか これは返す刀でアメリカオバマにも向けられなければならない 貴様のどこにノーベル賞を受け取る資格があるのだい 黒人のくせに弱者の気持ちもわからないとはあきれ返った偽善者だ 民意に反した決定を下した鳩山に感謝するとはなんという大うつけだろう 

詩74 普天間の茶番劇

2010年05月29日 14時21分57秒 | 政治論
 アメリカのごり押しと脅迫に屈した鳩山君の無様な記者会見と 本筋の質問をシャットアウトしたNHKの事大主義を映し出した約30分近い画面を耐え難い思いで凝視した沖縄県民がどれだけいたか オバマが喜んでいたと無表情に話す飼い犬は己の滑稽さをまるで知らず 理想または理念または意気として示された民主政権の出足の段階で 早くも岡田北沢はこれらを真っ先に捨て去りアメリカ追随の本性むき出しにただ闇雲に物件探しに奔走した挙句最も選ぶべきでない旧政権案に陥落していった つまりこの政権にまつわる高度な政治的レベルは完全に幻想でありむしろ詐欺まがいのデマゴーグであり 史上最悪な醜悪政権であり日本史の汚点としてのみ残るという 通常考えたくもない結果的誤算に満ち満ちた衆愚政治であったと思われる かてて加えて国を誤った方向へ導きかねない鳩山君に東条やヒットラー並みの危うさと狂気を予感するのは錯覚だろうか 世に善意の過失は往々にしてある 鳩山君が金持ちの坊ちゃんで多分誠実な気質だからこそこの過失は起こりうる しかし国の首長には断じて許されないことであり先の大戦はまさしくこうしたエリ-トたちの誤った判断によって暴走し破滅へ突っ込んでいった 何が間違っているか アメリカ追随を主体的といった鳩山君の意識は完全に矛盾している 主体的の意味を把握してないのだ 工学系の文科系音痴である つまりこの先も同じ誤謬を繰り返す まして平野などというバカに官房長官を任している以上副次的頭脳を期待することもできず 盲目的に日本を抜け殻国家に貶めていくことは間違いない  

詩73 普天間の茶番劇

2010年05月25日 14時50分46秒 | 政治論
 あの大向こうをにらみすえるかのような形相で記者団に愚劣な宰相談話を繰り返す鳩山君は 55年体制さながらの強行路線を見切り発車するのであろうか しかしながら知事名護市長に開陳した決断の内容は優等生の模範レポートのように一応ある程度の構成をしつらえているのである しかし肝心の本旨は残念ながら外務官僚や防衛関係者の脅迫めいた説得によって大きく変容した自己の安保認識を露呈している ここにこの宰相の脆弱さがある 60年代70年代の学生運動会は青春のエネルギーそのまま発散舞台を得て世界規模で拡散し雲散霧消した あれはこの年代とりわけ団塊といわれた年代の精神の脆弱幼児性を表していたのであり 決して結実しない理念と理想??に熱病のように浮かされそして現実という脅迫観念によって見事に180度大転回するのである 革命をいってた連中が立派な新保守主義者に豹変したのだ 鳩山君はこうした世代のなかでもど真ん中に位置しこうした時代世相を色濃く反映する精神構造に裏打ちされている この連中のじいさま連中がこの国の戦後の最も病的な部分を準備した 吉田も鳩山も岸も佐藤も密室外交と密室政治に慣らされそれがこの国の「現実」をもっとも現実的に解決する唯一の手段と思い切り 沖縄をアメリカに売り払い永続的植民地化したという歴史 この原点にこの鳩山君は引き戻されたのだ 

詩72 普天間の茶番劇

2010年05月22日 23時03分01秒 | 政治論
 ついにきゃつらはごり押しの民主主義を殺人的に実行することで最終合意に至った アメリカのポリシーもわからないし 小沢がなにもいわないのもわからない どうみてもこれは明らかな民意を踏みにじった最近にはまれに見る国際的暴挙であるが いったい日本の知識人は何も言わないのだろうか 恐るべき反民主主義をこの国の人間は黙視してやり過ごすことになるのか 沖縄は爆発しないのか 23日のこの国の宰相の不可解不可思議破廉恥沖縄再訪問とやらは 無事に済むのだろうか 大波乱大混乱大爆発しないのだろうか この国の精神はとうとうその末期的状況に至ったのだろうか 自国民を救出に行くに過ぎない他国の兵隊に蹂躙されてトバッチリさえ受けかねないのに しかしなんという愚かな宰相か 

詩71

2010年05月22日 07時40分28秒 | 手記
 後退的保守主義の自民政権からやや前進的保守主義の民主政権に移行したとして その保守主義の土性骨にはいささかの変更もないが ただ野党的反面教師的弁証法的現象による結果的民主主義の実効性が小沢効果で可能になるなら もしかすると国民にとって初めて民意が反映する直接的民主主義を可能にするかもしれない この場合鳩山君は担がれた御輿であり余りその功罪を問う必要はないだろう むしろ国民は実質的結果のみを見据え結果の功罪のみを評価するのだ 普天間は全く実現性のない現行案に決着するだろうが 要は沖縄県民がこのことにより強制執行を水際で食い止めるこれまでの民衆運動を引き続き継続していく決意に変更をきたさないようにすることだ 

詩70

2010年05月12日 11時17分02秒 | 手記
 あらゆる人間が方々でのたまっているだろう事をさも本家のごとく語ってみても詮方ないとりわけ政治面のことは諸説紛々横行しているだろう事は容易に推察できる 従って勢いに任せて弁舌を振るうことはジャーナルとしては有効でも時間とともに事実によって打ちのめされるのは目に見えている しかしその段で宜野湾を取り囲む人の鎖に 君らの行為は無益だということはできない しかもこの行為は戦後65年連綿として続いてきたひとつの叫びそのものであり そのたびに踏みにじられてきた行為であり しかも今後も続くとしかいいようもない行為だから 無視と抑圧と蔑視の歴史が沖縄の 琉球処分以来の日本史であり誰も気づかない日本人自身の差別的日本史であり 同時に沖縄を日本と精神の深処で切り離すまぎれもない事実である    

詩69

2010年05月10日 10時29分57秒 | 手記
 この愚劣極まりない政権のおかげで沖縄はその誇りと人間性の最後の砦を失望のうちに閉鎖せざるを得まい 国を守る家族を守る命を守る おまえたちにとって沖縄は国じゃない家族じゃない命でさえない この国の理念なんてものはくそくらえだ 死に絶えた国に夢も希望もあるものか いつまでアメリカに尻尾を振り続けるんだ そもそも楽してもうけようという根性がきにいらない 自国の国防をなんでよその国にまかせて安心なんだ 形容矛盾じゃあないかいな 

詩69

2010年05月07日 11時07分15秒 | 手記
 鳩山大学病院は沖縄という患者に普天間を巡って実験的治療を施した つまりこの首相はインターンにすぎず 様々な予見的治療法を編み出しては決して治癒しない 痛みの伴うなんの効果もない実験を繰り返し 最後には「お宅は治療不可能ですのですみやかによその病院へおいでください」ときたもんだ このような坊ちゃんインターンに ほんの少しでも期待を寄せた沖縄県民は65年の虐げられ蔑まれ無視され翻弄された永い戦後を 不毛な県民闘争に引き戻される歴史としてしか語れない インフラ整備やら振興策やら恩着せがましい言い訳がまかり通っているが 国の施策としては当然以下のことを アメであるかのようにあたえたのだが恩恵に浴したのは本土のゼネコンであり 中小企業にはなんのメリットもなかったのだ つまりこの国は沖縄に対してただ負担だけを強いたのであり この不公平性は多くの論を要しないまぎれもない事実であり 薩摩藩に侵攻を許して以来沖縄の屈辱の歴史にはなんの改善もなかったのだった 

詩68

2010年05月05日 11時22分09秒 | 手記
 自民党より民主党がいい 比較的いいという感触で70%の有権者が選択したこの政権は実は少なくとも沖縄に関しては言わずもがなのことを公約したものだから とうとう馬脚を現した しかもこの金持ちのぼんぼんは自己責任という小学生にもわかる倫理観をほんの少しも持ち合わせなかったという体たらくだ しかしもはやこれ以上なにもいうことはない 沖縄県民はこれからも今まで同様に基地反対を言葉と行動で表現し続ける 現実には安保の破棄以外に有効な手段はない もはやだまされまい