長浜新環境相 県政界から期待の声 最終処分場早期選定を 千葉(毎日新聞) - YAHOO ニュース
8000Bq/kgを超える放射性物質を含む事故由来の廃棄物(以下ここでは、「指定廃棄物」という。)の最終処分先は、発生元の各都県で処分することになっており、本来であればその処分候補地が今年度9月中に発表されるはずだった。
しかし、発表されたのは栃木県と茨城県のみであり、千葉県を含む他県について9月中の発表は見送られた。
発表された地域(矢板市、高萩市)は、事前予告無しに国から一方的に発表されたため、猛然たる反対の旗を振ることになった。
地元にしてみれば当然の行動になるのであろうが、必ず「どこか」で処分しなければならないわけであるため、いわゆるニンビーシンドローム(そりゃわかっているんだけど、オレんちの近くは止めてくれという意識)が働くコトは当然であって必然だったことだ。
国が、キチンと放射線物質について地域住民に説明できていれば(安全に処分されることを正しく周知されていれば)なんてことないハズなのだが、以前も申し上げたとおり間違った知識や意識が先行して、放射能に対するハードルが必要以上に上がっているため、「0ベクレルじゃないと受け入れない」というドアホな意見をする人間も存在する事態となっていて、処分先がどこになろうとも理解されないこと請け合いだろう。
残念ながら、我が千葉県でも、ついこの間千葉市でも被災地のがれき処分を受け入れようとしたところ、周辺住民から猛反発に遭ってしまったあげく、断念したという経緯もある。
(指定廃棄物よりも放射能濃度が100倍前後~100倍以上下回るものなのにね)
散々申し上げているように、震災がれきなんか世界各国が核実験をしていた時代に比べたらクソでもない放射線レベルの廃棄物だと分かっていながらアレルギーを起こされている現状にオレは本当に悲しく思う。
そして、いかに国の周知能力の無さが露呈してしまっているかがわかる。
ただしく放射能をなぜ伝えられないのだろうか?
それとも日本人がここまで腐ってしまったのだろうか?
もしそうなら、同じ日本人として悲しいと思うだけだ。
震災がれき?前も発言したが、オレんちの裏庭でも持ってきてよ。
土地はないけど、ちゃんとしてれば全然OKなんだ。
ちなみに、何にもしなくて日本では年間1000μSv/hぐらいを被ばくしていることになるのだが、ブラジルのある地域では、その10倍量も1年で宇宙から普通に被ばくしているのに、特定の病気にかかりやすい報告例などない。
もっというと、その1000μSv/hぐらいの量は、宇宙飛行士が宇宙ステーションにいると1日で宇宙線から被ばくするボリューム。
つまり、ブラジルのある地域の年間被曝量を宇宙に行けば10日で被ばくすることになり、長期滞在者などはもっとスゴイ量を受けていることになるのだが、宇宙飛行士がガンなどになりやすいなどいう話は聞いたことがない。
むしろ宇宙に行きたくて夢を見ている人だっていることを思えば、今より10~20倍量の被ばくを受けたって直ちに健康影響をもよおすワケがないと知っているわけだ。
さて、大きく脱線してしまったが、本題でもある「千葉県の指定廃棄物」は、県内のドコで処分されることになるか?という問題だ。
(やっと本題ね)
ニュースでは野田内閣の改造により長浜博行参院議員(千葉選挙区)が環境相に就任したことについて、県政界からは期待の声が相次いでいるらしいが、オレの仕入れた情報筋からのネタとして、地元への事前説明なく千葉県も例外なく「国からの突然発表」になるだろうとのこと。
栃木や茨城だって、「県が国からの打診を受け相談して決めました」なんて口が裂けても言えないから国からのトップダウンによって、地元住民らの憤りの目を国に向けさせつつ、県として「国が一方的に決めたけどやむなく・・・」という決着を望んでいることは明白。
当然、地元市長らだって反対の旗を振れば、住民にはケジメが付くだろうと見込んでいるだろうし、一応スジを通しておこうという目算も読める。
本当は、多くの県民が誰だって分かっているはずさ。
県内のごみなんだから、県内どこかで処分しなければならないぐらい・・・・
ただ・・・最終埋立地に決まった地域周辺において、ニンビーシンドロームが働くことは仕方がないことだ。
国が安全かつ責任と担保を持つことが重要で、充分に理解できる説明が必要だ。
ただし、「放射能=毒」だと認識している人には伝わらないだろうけどね。
首長だけでも正しく放射能を理解して欲しいと願う。
本来は、東電が全てのケツを持たねばならないことも・・・ね。
<<後編へ続く>>
指定廃棄物の最終処分場、選び方再検討 長浜環境相(朝日新聞) - 朝日新聞デジタル
(結局、千葉だって未だ決まらないのさ)
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