寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

仙台に帰ってきました。

2012年09月16日 | 仕事・研究
獣医学会の発表が終了。
さっき仙台に帰ってきました。近いなあ。新幹線でわずか40分。東北大の中井先生なんか、途中で一度仙台に戻って仕事してきたよ、、、なんて言ってましたが。

今日は卒業生も含めて記念撮影。
農学部の羊の前で。



看板の前でも一応証拠写真。逆光で残念。



しかし盛岡の暑さは尋常じゃなかった、、、。
仙台よりずうっと暑い。しかも、会場はエアコンがなくて、30度を超すような劣悪な環境。まじで死にそうでした、、、。

発表の方は、大学院生のAくんのはいろいろ厳しいコメントもいただいたので、後程本人ともじっくりゆっくり話をしなきゃな~というところ。私の発表の方はTndの松田先生に日本語の使い方を間違ってると指摘受けた(低下と抑制を一緒にするな的な:しかし普通上昇するものが上がらないんだから英語ではinhibition of elevationでいいようなつもりでいたけど、論文の時はdeclineかdecreaseにするかな)以外は、特に謝るとこはなかったと思うなあ。松田先生はそのあとイルカの演題にも質問されてましたけど、演者のために「通訳してあげたいなあ」とこっそり思ってました。演者が質問されてる意味をまったく理解されてなかったので。

でも学会で質疑の会話が成り立ってないよなあということ、けっこうありますよね。
わたしは今日松田先生の言ってることがわかんないから「それ、なんのことですか?」って聞いたけど、学生さんだとわからなくても答えてしまう、って感じ。

さあこれで学会は一段落。
次は大学院の中間発表、そして科研費、そして論文、そしてまだまだ締め切り仕事は続く、、、。

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獣医学会@岩手大学

2012年09月16日 | 仕事・研究
獣医学会で盛岡に来ています。
発表は今日の午前中。昨日は公衆衛生に出たり寄生虫に出たり国際感染症のシンポジウムに出たり。最後は寄生虫学会の懇親会でべアレン・パブへいき、さらに最後は研究室学生たちとぴょんぴょん亭でれーめん。というフルコースでした。



今回は岩手大学の大学院に進んだ卒業生と会って研究の進捗や今後の進路についても聞けましたし、東北大の大学院に進んだ卒業生の学会発表も聞いて、みんながそれぞれ成長していくのを心づよく思いました。

それにしても岩手大学は広いですね~。
昨日は学食でお昼を食べましたが、学食もいくつもあって、うらやましい限り。

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高校生が進路を考える

2012年09月14日 | その他もろもろ
最近、大学に入ってくる学生の本当の気持ちというのはどんなところにあるんだろうか?と考えざるを得ない出来事がいろいろとあります。たとえば、試験にはこういうところを出します、とあらかじめ言っておく場合があるんですが、その意図は、「少なくともそこだけでも勉強してきて(お願い)」というところです。まともに勉強していたら、ポイントとか重要なところと言うのはおのずから分かるものですから、出題されそうなところも分かるはずです。が、最近の学生さんはそういうポイントがまったく想像できないようです。それで、せめてもと思って、ここだけは、と思って言っておくのですが、するとその部分について誰かが「こう聞かれたらこう答える」という解答を作成し、それが出回って、それを覚えて(といったってたった2行くらい)試験に臨み、その通りに書いて終わり。とする学生さんが大勢います。

こわいのは、その出回ってる答えなるものが「間違ってる」こと。
わたしが学生時代も、たしかに優秀な友達がまとめたノートのコピーは出回りました。そのとおり覚えたりしてた子もいたはずです。が、ほんとに優秀な友達でしたから、ノートはきちんとまとめてあり、信頼に足るノートだったわけです。でも最近、そういう嗅覚ももはや働かなくなっているみたいで、出回ってる答えなるものがホントに正解なのか?と疑うことも一切せず、機械的に覚えます。

農とか食とか環境とか、命に直結の学問を学ぶところなので、そのことに対して情熱を持ってる人がたくさんいるんですが、一方では、どのくらいの割合かわかりませんけど、とりあえず地元だから、公立だから、センターリサーチかけたら判定がよかったから、といった理由で無目的にやってきてる層が、じわりと増えているのではないかと危惧します。

無目的にやってきたとしても、せっかく入った大学、せっかく命に関わる大事な学問を学べる機会を得たのですから、最大限生かしていこう、と考えられないかな?ゆるくやすく無理のないように、負担のないように、無茶はしないで、の4年間で自分の何が伸びるのかな?

楽しいことっていろいろありますけど、無理をして無茶をしてようやくの思いで得た結果に対する喜びは、簡単に得られる日々の「のんびりした楽しさ」と比べ物にならない深さがあると思います。そういう経験を一度もしないで大人になるって残念としか言いようがありません。進路を考えるとき、ちょっと無理かなと思っても、苦手科目があっても、自分のやりたいことがあるなら、無理でも無茶でもしたらいいと思うんです。今の現状で行けるところ、、、という進路選択をする人があまりにも多くなると、本当に困ったことになるなあと思います。

最近の河合模試の結果を見ていて、高校生と既卒生の平均点の差の大きさに愕然としました。マーク模試ですから、センター向けの模試で、つまり教科書準拠な内容なわけです。センターの範囲っていうのは、「高校生の間にこれだけは習得しようね」ってところなんですが、ここんとこ浪人しないのが時勢ですから、多くの高校生は「あるがまま」で進学していく傾向があります。もちろん、現役生は冬にむかってものすごく伸びるので、この夏の模試のままの力じゃありませんが、それでもおそらく浪人生群との差を縮めるのはかなり大変じゃないかね、これは?と思えるほどの大きな差でした。

無理をしない、っていうのも選択肢の一つですからいいですけど、大学に入ってもそのままじゃ、なんにも進歩しません。大学に入ったら自然に成長するだろう、なんて思ってたら大間違いです。勉強する以外に自分を変える道はないと、1年生はとくに肝に銘じてほしいです。


学会準備で忙しく、水分を求めて農場のぶどうを買った。
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震災から1年半。

2012年09月11日 | 震災・災害関連
今日は震災からちょうど1年半という節目の日でした。
だんだん復興してきてるというよい話の倍くらい、ますます深刻だという話があって、非常につらいです。今日は気仙川という写真集がアマゾンから届きました。

気仙川
畠山直哉
河出書房新社


この震災直後の写真を見ると、この1年半で、よくぞここまで来たなと思うけれど、、、。
川のそばで、海の間近で暮らしてきた人たちの生活が、一瞬のうちに破壊され、しかもその瞬間を私たち誰一人知らなかったということを、写真を見てまざまざ感じました。

水産業がホントに厳しいです。
三陸の魚というだけで値段がどんどん下がっています。
西の人には東北の魚はもう全く売れないしね、、、。

解決すべき問題は山積み。
自分にできることは限られてますけど、少なくとも風評被害だけは私にもできることがあると思うので、本格的にリスクコミュニケーションに取り組んでいきたいと思っています。ただ、みんな忙しくて手一杯のところを、どうやってプラスアルファの力を出していくか、そこがホントに大変です。







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学会終了。

2012年09月08日 | 仕事・研究


今日は午前中警戒区域に残された動物たちに関する話題、除染についての話題、内部被曝についての考え方、などのセッションに出て、午後は市民公開講座へ。放射線とマスメディアというテーマ。わたしも公開講座などで一般の方の前で話すこともたくさんあるので、専門的な話をどういう風に伝えたらいいのか、ということが大変参考になりました。一言でいうと、「共通の言葉を使うこと」です。

ちょっと驚いたのは、日本人成人で確率の考え方を理解している人が3~4割しかいない、ということ。だからリスク概念を理解できないのは無理ないという話。

それから、リスク認知は
*対象のリスクが目に見えない時
*自分がそのリスクをコントロールできない時
*自分がそのリスクを受動的に受け取るとき
*そのリスクが晩発的なとき
に過大視される性質がある
、ということを聞いて大変納得しました。
今の放射線の問題はまさにこれに当てはまるわけです。

それにしてもこの3日間は本当に勉強になりました。
仙台で開催されたことに大感謝です。

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東北大・川内キャンパス

2012年09月07日 | 仕事・研究
引き続き放射線影響学会に参加中。



始まる前なのでまだ空席がありますけど、始まったら満杯に。



東北大にも緑のカーテンが。かなり立派に育ってます。小さなゴーヤがなってたけど、だれか収穫してるのかなあ。



今回大変勉強になったこと:放射線はDNAを切断したり変異を起こさせたりするけど、酸化ストレスによる2次的なものと直接作用との違いがよく理解してなかったんだけど、直接作用としてクラスター損傷という複雑な損傷があることを知った。クラスター損傷とは、10塩基くらいの間に複数の変異がまとめて生じること。リペアに時間がかかる。あと、放射線適応応答についても初めて知った。放射線適応応答とは、最初に低線量の刺激を与えておくと、放射線抵抗性を獲得し、2回目の照射に対し損傷が軽くなるというもの。あと、今日のランチョンセミナーで、放射性ストロンチウムを用いた骨転移疼痛緩和について聞いて、すごいな~と思った。放射性物質を経口で摂取してがんの骨転移による痛みを緩和するって、そんなことできるんだ!!って驚き。

それにしても、いくら専門外とはいえ、もちょっと知っておかなきゃなあ>自分、とひしひし感じます。放射線生物学、ちゃんと習ったはずなのになあ。


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放射線影響学会へ

2012年09月06日 | 仕事・研究
今日はこれから放射線影響学会へ行ってきます。わたしは学会員じゃないんですが、東北大で開催&共同研究者が福島での家畜の調査の発表をすることになってるので。とりあえず今日は主にDNA損傷と修復のセッションに出る予定。昔学位をとる前に阪大微研にいたとき、DNA損傷と修復は研究室のテーマのひとつでもありましたが、わたしは主にウイルスの仕事をしてたので、まあ専門じゃありません。放射線医学も素人なので、ついていけるかわかりませんが、よい機会なのでがんばって勉強してきます。

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食と放射能を考える意見交換会inふくしま

2012年09月04日 | 震災・災害関連

昨日、郡山で開催された「食と放射能を考える意見交換会inふくしま」に参加してきました。この会は「食の安心・安全財団」が主催したもので、財団の考え方などはここに簡潔にわかりやすく示されています。今回の意見交換会は、パネラーの方の意見表明が中心で、時間の関係で討論にまで至りませんでしたが、いろいろな意見が聞けて大変参考になりました。わたしは科学者として、やはり科学的な根拠に基づく判断が重要だと思いますので、現在の風評被害などは非常に残念に思います。しかし、消費者の心理は科学的根拠だけでは動かせないものです。日本人の科学リテラシーの欠如というのはかなり深刻で、食にまつわる騒動やパニックの多くは、そこから発生しているのですが、これを根本的に解決しようとするのはかなり無理があります。心理はやはり別に考えた方がよいと思われるのです。専門家と呼ばれる人たちと、一般の市民の間の信頼関係がくずれているのですから、専門家が一生懸命説明しても容易には受け入れられません。「心に寄りそう」とは、また別次元の話だと考えねばならないでしょう。

ただ、消費者として、わからないことに対する不安ってのがベースにあるなら、勉強することは大事だと思います。昨日の会でも、生産者の生の声を、多くの方にぜひとも聞いてもらいたい、と思いました。今後もいろいろな機会があると思いますので、よろしくお願いいたします。


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仕事は楽しいかね?

2012年09月03日 | レビュー
仕事は楽しいかね?
クリエーター情報なし
きこ書房


アマゾンさんからお勧めされたんで読んでみました。
装丁も楽しいし、あっという間に読める本。
仕事がつまらない、行き詰ってる、このまま毎日同じことの繰り返し?などと感じてる人が読むとヒントがたくさん見つかりそうです。シリーズで何冊も出てるようですね。一番印象に残ったフレーズをちょっと自分なりにアレンジしてみると、「昨日と違う自分を生きろ」ということ。【変化】ということに敏感に。日々自分を進化させていくように。ってことなんですが、考えてみるとこれはなかなか大変なことです。しかし変化に鈍感になると現状維持ではなく、衰退や撤退というはめになると。毎日なにかしら昨日と違うことに挑戦を。あと、私は昨日ここで「計画」が大事だということを書いたばっかりなんですが、この本には計画なんか立ててもしょうがない、それより数多く新しいことを試せ、と書いてありました。

昨日は大学の説明会のため、気仙沼に出張でした。
気仙沼は晴れて、素晴らしい眺めでした。
あんなに大変なことがあったのに、それでもやっぱり海はいいなとごくごく自然に思いました。仮設商店街やおさかな市場は観光客でにぎわっていて、わたしもおいしいものを食べました。復興支援のためにも、ぜひ気仙沼へご旅行ください。


気仙沼プラザホテルからのながめ



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たまった教材に追い付く。

2012年09月02日 | 英語
CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2012年 09月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
朝日出版社


日々の英語の勉強に、CNN English Expressを聞いていますよという記事を以前に書きました。この購読を始めたのは確か2010年の10月です。最初の号を買ったとき、10月はすでに終わりかけていて、聞き終わる前に11月号が出ました。気に入ったので11月号も買い、その後は定期購読に切り替えました。しかし定期的に届く教材によくあることですが、最初から出遅れているので、あっというまにわたしは置いて行かれました。一番ひどいときは5か月分くらいためたかな。

なぜたまるかというと、「聞かない日」があるからでした。
わたしは朝英語の勉強をしますが、寝坊したり、忙しかったり、早朝からの出張だったりすると聞けません。それで一か月のうちに数日しかできない月もありました。

でもこの雑誌は非常によい教材で、英語の勉強というだけでなく、アメリカでの新しい話題が常に提供され、普段の仕事や友達との会話などにも生かせる魅力がありました。わたしは遅れを取り戻したかったので、定期購読の付録についてくる「手帳」のカレンダーに線を引き、上の段にその日どの章を勉強するかという予定を書き入れ、下段に実際にやったチャプターを書き入れることにしました。わたしは高校生の時から、こうやって勉強してきて、問題集でもなんでも、一日にやる量に落とし込むのが一番迷いなくやれるということを知っていました。自分に合った方法だということも。計画は立てすぎると守れなくていやになるということもあるので、遅れた予定をとりもどす「予定のない日」も入れておきます。私の場合、先に進みたくてもとにかく各号が終わってから次の号の予定をカレンダーに入れるということにして、何日遅れてもとにかく終わらせて、それでまた次の月の予定を書き入れました。

そしてついに!8月末日、8月号が終わりました。わたしは9月1日に9月号の最初のページを開くことができました。あんなに何か月も遅れていたのに、追い付けた。これはかなりうれしかったですね。まあ小さいことなんですが、やはり予定を立てずにただ毎日聞く、としていたらできなかったと思います。

英語の勉強については、失敗例もあります。
毎日ラジオ英会話も通勤の車で聞いていて、こちらは仕事を始める前に一日分の会話のdictationをやろうと決めてるんですが、毎日のカレンダーに落とし込んでいないので、まったく進んでいません。まだ去年の11月号をやってるありさまです。dictationをやると英文に対して細かいところまで意識が行くようになるので、ぜひやった方がいいんですが、やっぱりちょっと手間ですからね、ノート広げなきゃならないし。まあこちらは今後はちょっとやり方を変えなきゃいけないです。

さて、最初の話に戻りますが、9月号に入って、これまでと同じペースで聞いてたら、ひと月のうちに2回同じことを繰り返せるということがわかりました。これからはこれまでよりずっと定着がよくなるはず。

わたしのやり方は、最初はただ聞いて、それからシャドーイングして、音読して、単語をチェックしてという感じですが、一冊終わったらCDは車に乗せて、また通勤時に繰り返し聞く、、、ということにしています。英語って聞きっぱなし教材もあると思うんですが、やはりスクリプトを確認してから聞く方が絶対に良いと思います。わかんない単語って一度スペルを目で見て、意味を確認しておけば、あとはリスニングで繰り返し聞けば自動的に定着しますから、わかんないまま聞き続けるよりずうっと効果あります。

あとはこの教材にはドリルなんかもついてきて、活用したらすごくいいんでしょうが、それをやる暇は見いだせずで、これからの課題ですね。しかし世の中にいろいろ教材はありますが、NHKのラジオ英会話とこのCNN English Expressはかなりお勧めと言えると思います。続けていくにはおもしろくないとできませんからねえ。
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