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新しいことを見つけるって楽しい!

フードバンク仙台に行ってきました。

2021年11月15日 | 大学でのひとこま
今日は学生と一緒にフードバンク仙台を訪ねました。
これから、学内でも食品を集めてバンクにお届けしたいと考えています。

フードバンクは元々フードロスを減らそうという考えから生まれたものですが、コロナ禍で困窮して食べることが十分できない方が増えていて、「買って」でも食品を届けようとしているのが現在の姿です。

私も初めて食品を提供した時は、うちのキッチンのストックの中で「これは食べないだろう」という頂き物などを持って行ったのですが、現在では毎週の自分の買い物の時に必ずプラスアルファで購入してフードボックスに届けています。

アメリカにいた時、よくBuy One Get Oneというセールをやっていて、2つ買っても1つの値段だよってことなんですが(一つ買えばもう一つついてくるということですね)、レジのすぐ横にフードボックスがあって、買い物客はよくそこに余分についてきた食品をいれていました。クリスマスのシーズンなどは特にさかんで、リボンのついたものが入っていることもしばしばありました。

日本のフードバンクの概念も、アメリカから入ってきたみたいです。これから、学生と一緒に、学内で食品を集めて持っていきたいと考えています。

【フードバンク仙台事務所前で】


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就活な毎日

2021年07月14日 | 大学でのひとこま
今年もピークは終わった、らしいのですが、うちの研究室ではまだまだ
就活が続いています。エントリーシートや面接カードの添削、面接の練習
なども行っています。大学にはキャリアセンターがあるので、そちらでも
見てもらいますが、わたしも関わります。

得意なこと
失敗したこと
力を入れてきたこと

どれも、志望先の業務につながるかどうかが大事です。
だけどそれを全然考えずに書いてくるので
がんがんコメント入れます。

学生は内定もらったら終わりですが
わたしは毎年なので
本当にエンドレスに就活している気分になります。
早く決まってほしいな、と本人以上に強く念じています。

エピソードって大事で
志望先に関係する何かを経験しているとそのことが書けます。
そういうのは実際に就活が始まるまでに
経験しておいてほしい。
だから1,2年生も大事ですよ。
大学に入ったら「経験値」を上げることは何でもやってください
社会人と話す、ってことも大事。
大人とふつーにしゃべれるってなかなかできないんですよ。
うざがらずに大人としゃべってくださいね。

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一緒に食べるってやっぱり大事

2021年06月21日 | 大学でのひとこま
卒業生がやっている果樹園から、さくらんぼを送ってもらいました。
ぜひ、1年生に食べてもらいたいと思い、今日は授業終了後に
キャンパス内にある東屋に集まって一緒に食べました。

コロナ禍で、「なにか一緒に食べる」ということが全然できなくなって
1年以上。学生と楽しい時間を過ごすことがほとんどなくなってしまい
つまらないなと思っていたのですが
今日は外で、短時間でということで企画しました。

それで再確認したのですが、やっぱり一緒に食べるっていいですね。
食べた後、もちろんマスクをしてですがリラックスして話もできました。
教室とは違う距離で話せて、ほんとよかったです。

この1年で失ったものは本当に大きかった。
早くまた「一緒に食べて、笑って、しゃべる」ということが
できるようになるといいなと思います。

さくらんぼは本当においしかった。そしてそれ以上に
よい時間をわたしたちに与えてくれました。
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3年生とたくさん話すdays

2021年06月08日 | 大学でのひとこま
今、3年生が研究室選択の時期で
毎日のように学生が訪ねてきて
お話をしています。

私も毎年卒論指導をしているのですが
来年からは少し取り組み方を変えようかなあと
思っています。

卒論を書くとなると
実験するだけじゃなくて
かなり難しい本を読んだり
英語の論文を読んだりしないといけないし
これまで使ったことない頭の部分を使うようになって
けっこうつらいのですが
苦行のようにはしたくないんですよね。

新しいこと見つけたり
新しいことやるのはすごく楽しいってことを
知ってもらうことが何より大事なので
少しずつステップを登れるように
していきたいと思っています。

いろいろお話ししてみると
1人1人いろんな希望があって
未来予想図があって
その気持ちに沿いながら
卒論もやっていきたいなあと思っています。

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私の大学時代

2021年04月17日 | 大学でのひとこま
新入生も入ってきたし、大学生活についてちょっと聞いてもらいたいのですが、私が大学に入ったとき、クラスにはいろんな人がいました。現役生もいましたけど、浪人生も多かったし、大学を卒業してからもう一度入ってきたという人もいたので、けっこう年上の同級生が多かったんです。落第して上から落ちてきた人もいたし、すでに家庭を持ってるという人もいました。ただ、そういうことに違和感は全然なくて、大学っていろんな人がいるな~って感じでした。が、ちょっと個性的な人が多くて、高校と比べて「大変だな、、、」というのが本音でした。今の宮城大学生と比べると自己主張が強すぎて協調性がないし(笑)、言いたいこと言って自尊感情が強くてみたいな感じ。だからなじめない(笑笑)。だけどそれが大学かなって思って、あんまり気になりませんでした。すごく仲良くなった友達がいて、しょっちゅう一緒にいたんですが、彼女は隠れ浪人で医学部めざして再受験。大学には最低限しか来ないけど、不合格だった場合は何とか獣医でそのまま進級できるようにということでばくちのような日々を送ってました。結局最後は一緒に卒業して今は立派な獣医なんですが、他にも変わった子ばっかりで、とにかく高校の時と全然違いましたね。楽しい6年間でしたが、みんなと仲良くできたという気はしない。だけどみんなそれぞれガチで勝負してて、なまけものはいなかった。学生時代はちゃんと試験に合格して単位を取ってくのも大変だったし、大学院入試も大変だったし、最後の国家試験も大変でした。みんなで教えあって一緒に勉強して、院試に落ちたり国試に落ちて1年遅れた同級生もいましたがなんとか最終的には揃って獣医師になりました。

卒業後はそれぞれの分野で仕事していて、やっぱりみんな個性的でね。大人になったから多少は協調性もできたみたいだけど、みんなやっぱり「我が道を行く」という感じで。甘えた関係はないなーと思う。先輩たちもみんなすごく助けてくれて今も仕事でお世話になるんですけれど、すごーく緊張感があって、みんなプロフェッショナルだなと思う。

そういう関係を学生時代に作れてよかったなって思うんです。
成長していく方向性や取り組む姿勢が似てて、だけど個性が強くてぶつかり合うからなじまない(笑)。みんなはどう思ってたかなあ。べたっと仲良しと思ってた人はいないと思うけど、、、。

だからね、大学でなんとなーくみんなとなじめないなあ、と思ったり、べたべたしたくないなあって思っても全然いいんですよ。ほんとはもう少し仲良しがほしかったなっていう場合も、そういう人が見当たらなくても大丈夫ですよ、これからプロフェッショナルな関係性がきっと生まれてくるから。大学の友達が高校までの友達と違うのは、その専門性のカテゴリで結びついた何かがあるからじゃないかなと思いますね。なのでいろいろ試しながら周りとつながってみてください。横に合う人がいなかったら縦につながればいいので、先輩とか先生とか卒業生とつながってもいいんですよ。

1年生にとってはいろんなことがしんどい4月かなって思うので、ちょっと書いてみました。居場所がないなってなったら、わたしの研究室にも遊びに来てください。

【私の母校、大阪府立大学旧農学部校舎】



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新学期が始まりました。

2021年04月08日 | 大学でのひとこま
いよいよ新学期が始まりました!
昨日まで、毎日オリエンテーションで大変でした。
1年生は対面、在校生は遠隔で
あっちに出たりこっちに入ったりで
くるくるくるくる回ってました>わたし

【対面オリエンテーションの会場】


【今年も@GREENが新入生にお米を配りました。附属農場のお米です。】


朝7時半から来て配ってくれましたよ♪

そして今日から講義が始まり、わたしは初日から実験科目。
オンラインですので理論の説明に変更しました。
来週からは実地でRNAの抽出からリアルタイムPCRまで
やる予定です。オンラインの説明では説明しきれない部分があって
ちょっと苦労しました。リアルタイムPCRの解析の原理って
初めて聞いたら難しいですよねー。

コロナでみんなつらいけど、がんばりましょう!
工夫して、できることをやっていきましょう。
私も出かけられないからその分インプットがんばります。
今こそ勉強するときだ!


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令和2年度宮城大学卒業式

2021年03月25日 | 大学でのひとこま


3月19日に宮城大学卒業式が執り行われました。
コロナ禍ですが、密を避け、午前午後に分散して行われました。

当研究室の4名も無事卒業いたしました。
これからは社会人として、厳しい世の中で苦労するだろうと思いますが
がんばっていってもらいたいです。
今年もお祝いに本を送りました。
今年選んだ本は以下の4冊です。
忙しい中でも読書の時間を持ってもらいたいなと思っています。
 
 
 
 
今年の卒業式は時間制限もあり
ゆっくり写真を撮ることもできず
研究室集合写真のほかはそれぞれと1枚ずつとっただけ。
ちょっと残念でした、、、。


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2月のできごと

2021年02月20日 | 大学でのひとこま
先週地震がありました。
あれくらい揺れるのはものすごく久しぶりで、家の中もガラス食器などが割れましたし、本棚のものが散乱して片付けるのは大変でした。でも、停電せず、水もガスも大丈夫だったので、そういう意味ではほんとに助かりました。家の中をざっと片付けてから大学に行きました。うちが大丈夫でも、大学が停電したら動物の飼育装置などがとまってしまい、大変なことになります。しかし幸い、大学の方が地盤が強かったみたいで、停電もしておらず、事なきを得ました。

月曜日になってから、改めて「割れてる」とか「壊れた」とかが見つかりましたが、とにかく10年前に比べたらたいしたことではありません。しかしそれでも、いろんなものが壊れてちょっと気が滅入りました。

そんな中、卒論発表会が行われました。学科から学類に再編されて初めての発表会です。実にさまざまな演題があり、おもしろく聞きました。コロナ禍で、みな色々苦労していました。やはり例年とは内容的に足りない部分もありましたが、それは仕方がないと思っています。


【卒論発表会:3密を避けて配信とのハイブリッド】

卒論が終わったらちょっと落ち着いて片付けて、これからのことを考えようと思っていましたが、意外に仕事量が減らず、毎日忙しくしていて、当てが外れています。今考えているのは、インプットの不足に対してきちっと取り組んでいこうということです。忙しいと落ち着かないんですが、そこをあえて落ち着いて、しっかりものを考えていこうと思っています。

卒論が終わっての週末なので、ホントは休んで映画でもと思ってましたが、地震のため近所の映画館が休館、さらに投稿していた論文の査読が返ってきたので、やっぱり仕事をしています。この間アクセプトになったのとは別の論文です。これもあまり慌てずしっかり直すつもりです。わたしはいつも何かしら書き物をかかえていますが、今のところ種々の報告書の締め切りにもまだ間があるし、まずはこの論文をきっちり終わらせたいと思います。

報告書は、かなり大きいのが4つくらいあるので、3月に入ったらとにかくそれを優先的にやります。そうこうしているうちに新学期を迎えそうなので、授業の準備も始めないといけませんが、あまり先の心配をして前倒して仕事を詰め込まず(これが私の良いところでもあり悪いところでもある)、一日ずつ大事に過ごしていきたいと思っています。
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大学で得るのは知識・技術だけじゃない

2021年01月25日 | 大学でのひとこま
私は資格試験を受けなきゃならない学部に進学したので、6年間ものすごく勉強しました。よく「大学の講義で聞いたことなんか、卒業したらほとんど役に立たない」などといいますが、私が学んだ分野に関しては全くあてはまりません。大学で学んだ知識は教科書でいうと30冊以上らしくて、その全てが試験範囲だったので、ものすごい量を覚えた記憶があります。それでも、やっとスタート地点に立てただけで、知識量としては全く足りず、卒業後も今日までずうっと勉強し通しの30年でした。しかしスタート地点に立てたことは間違いなくて、あの6年間に勉強したことは自分のベース、骨肉、軸になっています。

しかし、勉強したこと以上に自分の糧になったのは、一緒に学んだ同級生、先輩後輩の存在です。あの頃あんまり意識してなかったですが、四六時中一緒にいて、日々議論し、助けられたり助けたり、時には喧嘩もしながら、とにかくものすごく密な関係で毎日を過ごしたのでした。その先輩後輩同級生に、卒業してから本当に助けられています。同じ業界に進んだとはいえ、臨床もいるし研究職もいるし、相手にする動物もさまざま。ヒトの公衆衛生に進んだ人もいますしね。だからこそお互いが力になるのかなと思います。私が直接アクセスできない人に、紹介してくれたり。試料を送ってくれたり。研究のディスカッションが深まったり。新しい視点が与えられたり。そしてメールにしても電話にしても、一瞬で学生時代の密な関係に戻れる。何年も会ってなくても、関係性が変わらないですね。これはやっぱり学生時代のあのめちゃくちゃウェットな関係があったればこそだと思います。

だからね、今ちょっと本当に残念なんです。
学生が講義で学ぶ以外の目に見えないつながりを作る機会が奪われているのが。1-2年不自由するだけじゃない。これから何十年も生かされたはずの関係性が失われるとしたらその損失はものすごく大きいんじゃないかと思います。もしそれが杞憂で、学生たちは私の知らないところでしっかりつながりがもてているのならいいのですが。

だいたい、大学なんて講義を聞くだけならこれだけオンラインで海外のいい講義が聞ける時代にわざわざローカルな大学に通う意義ってどこにあるかというと、人とのつながり・地域とのつながりだと思うんですよね。それが失われたら、もはや地方の大学の存在意義ってどうなるんだと本当に心配になります。

つながりを深くするには、時には面倒なことや嫌なこともあるけど、今は平時よりもっと強く意識してつながっていかなくてはいけないのではないか、と思います。

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2021年01月14日 | 大学でのひとこま
今年は雪すごいですね。
仙台くらいでそんなこと言ったら叱られるでしょうけど
毎日のように通勤路で事故発生しています。

アメリカにいた時にものすごい雪が降って
1週間完全に政府機関がシャットダウンしたことがありました。
車の屋根まで埋まりました。
でもそういうときはもう仕事は行かないですから。
あの頃私は農務省の研究所に勤めていたのですが、
完全シャットダウンで、入ることもできませんでした。

さて今うちの4年生は卒論に取り組んでいます。
今年はコロナのせいで一番大事な時期に登校できませんでしたから
皆大変です。勉強も足りないし、負荷かけて能力を伸ばすという
ことがなかなかできませんでした。
いわゆる「無理をさせてはいけない」ということで。

勉強ってやっぱりちょっと無理強いされないとできないですよね。
たとえば試験とか、提出日の締め切りとか。
「無理しなくていいよ、できる範囲で」とか言ってたら
たいしたことはできないんです。

今は学生にあまり負荷をかけてはいけないということが
前提にあり、それに加えてコロナでしたから
全然厳しく言うことができませんでした。
それでもうちの4年生はよくやってきた方だと思いますが
私は最後の最後まで、できるだけ高いところに到達できるように
妥協せずに指導をしたいと思っています。

さて今日はわたしも自分の締め切り仕事の大仕事を完了したので
ちょっとほっとしました。
明日からまた次のことに取り組みますが
小さいことでも一つ一つ積み上げて、遠くまで行けるように
がんばっていきたいと思っています。


(写真はアメリカ時代の大雪。子どもたちが雪かき。)
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