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新しいことを見つけるって楽しい!

徹夜のレポート作成

2020年12月25日 | 大学でのひとこま
今日はわたしの担当する実験のレポート提出日だったんですが、
学生さんたちに「徹夜でした」等々言われてちょっとびっくり。
今年はコロナのため、レポートがすごいことになってるというのは
聞いていて、だからわたしのレポートは期限を長く取って
余裕をもって作れるように締め切り日を設定していたんですが、、、。

講義の方のレポートも今週月曜日に締め切りを設定してあったんですが、
でもそれは9月の1回目の講義の時に課題を出して、
締め切りは12月だけどよく計画して作成してねと言ってあり
わたしとしては十分時間を与えたつもりだったんですよね。

私は慎重なのであらゆる締め切りにおいて
ぎりぎりとか前日作成とかいうようなことはほとんどなく
たいてい前倒しでやっているので
締め切りに遅れるということはまずありませんが
前倒しでやったからといって時間がうまれるわけではなくて
終わったとたん次の課題がやってきて
忙しさは続く、、、というのが日常です。

ですからとにかく手帳にスケジュールを書き
ToDoListに項目を分解して載せてつぶしていくという
作業をエンドレスに行っています。
実は、徹夜のような「火事場の馬鹿力」的な追い込みをしない分
むしろ余計な時間をかけているんじゃ?という危惧が最近あって
後に延ばせるものは後に延ばすことも考えるべきでは、、、とか、
締め切りぎりぎりの急ぎの案件があったら
他のことは断れる口実になるんじゃ、、、とこの年末考えたりしていたところでしたが
学生の疲れ切った顔を見ていたら

うーん、やっぱり大変なことは細分化してちょっとずつやる方が
いいんじゃないかなという気がしてきましたね。

とはいえ、私はおかげでエンドレスに仕事してる感が
あって、一段落すればするほど次が来るというこれもまた
ストレスなんですが、、、。

今も重い課題をかかえているので
気分はすぐれません。早く終わらせたいな、、、と毎日思ってます。
だけど「間に合わないかも!」という心配は全くないですね。
絶対間に合います。スケジュールに落とし込んでるから。
だから気分が重くてもちゃんと寝て食べる時間はあるから
まあいいのかなっ。

たまには「全部終わったーーーーっ」ってなにもすることのない日が
欲しいというのは切実な思いですが、、、。
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できるようになること

2020年12月09日 | 大学でのひとこま
1年生が研究室の見学にやってきました。
今、研究室訪問weekなのです。
研究の話をやさしくやさしくお話をしましたが
やっぱり難しくてちょっとビビったらしいです。

こんなこと私にできるの、、、
卒論って思ってたより大変なんだ、、、。

でも、今の研究室学生だって1年生の時は同じでしたよ。
積み上げて今があるんです。
それも、4年生の4月と今では全く違う。
顔つきだって違いましたよ。

研究室で過ごす時間は、自分が大きく変化する、
大きく伸びる時間なんだろうと思います。
実験技術だけじゃない。
スケジューリングも、マルチタスクも、人との調整も
できるようになります。
データをじっくり見て深く考え、それを文章で表す。
そういうことができるようになるために
講義以外に
3年生までにレポート書いたり本読んだり
学外見学・研修をしたりしているわけです。

大学の勉強なんて社会では何の役にも立たないとかいう人が
いますけど、わたしは違う意見です。
講義で習うことはもちろん、それ以外でも
大学の4年間は自分を変える時間です。
もしそうでなかったという人がいたら
その人はその時間を無駄にしたんだと思います。

だから、講義の1回も1本のレポートも
無駄にしないで取り組めば(これはけっこう大変なことだけど)
そりゃあ遠くまで行けるんです。
自分次第です。
大学ではレポートに締め切りがあったり
定期試験がありますね。
だから誰でもそれに合わせて動くでしょ。
やってるうちに自然にできることが増えていくでしょう。
そんな恵まれた成長の機会はなかなかないんですよね。

1年生はその意識をもって
日々を過ごしてほしいです。
スタートは一緒だけど、たぶん4年後の到達点は
1人1人違うと思う。
どこまで行けるか、自分次第。

3年生後期の研究室配属でまた来てくれることを待ってますよ♪



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時間

2020年10月31日 | 大学でのひとこま
日々生活していると、気は乗らないけどどうしても参加しなきゃならないこととか、
やらなきゃならないことってあるものですが
その時にどうせ30分なり1時間なりそこに座ってなきゃならないとしたら
その時間を無駄にはしたくないなと私は思います。
学生を見ていると、講義がつまらなくて
寝ていたりスマホ見ていたりする人がいますが
時間もったいないなとつい思います。

4年間通って身につくこと、どのくらいあるのかな。
試験は通ってもすぐ忘れてしまったら
甲斐がないなと思ってしまいます。
せっかく時間を使うのだから
すぐ役に立ちそうな、自分が興味をもっている事柄以外のことも
頭のどこかにいれてみたら
そのうちどこかでひょっこり役に立ったり
自分の精神を構成する何かになるかもしれないと思うのですが。

早く帰りたい、とか、早く終わらせたい、とか
それで生み出した時間を何に使うのかな。
今やってることをきちんと身につけるということをしないで
流してしまっても生きていけるけど
もったいないなとつい思います。

学ぶことに受け身でいると
学ぶことのおもしろさって結局わからないんじゃないかなあ。
自分のもってる引き出しが少ないことにも
気がつかないんじゃないかなあ。
引き出しが少ないと想像もできないから
考え方も狭くなってしまう。

そんなことをちょっと考えてしまう残念なことがありました。
大学の4年間って本当に貴重な時間なんですよ。





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できるようになる

2020年08月12日 | 大学でのひとこま
1歳くらいの小さい子がお母さんの手をふりほどいて
一生懸命歩いていました。お母さんは手をつなごうとするのですが
その手を払って触らせません。
顔を見るとものすごく充実感がありました。
私は心の中でにっこりとしながら
「あれがなぜか2歳になるとだっこだっこで歩かなくなるんだよなあ。
人間ってホント不思議。」と思いながら追い越しました。

1歳の頃は、初めて歩けるようになったので
視界が広くなり、心が浮き立つのでしょう。歩いてみたくて
たまらない。だからどんどん歩きます。こけますけど
すぐ立ち上がって歩き続けます。
だけど2歳を過ぎると心が成長して
歩くだけでは満足がもう得られない。
もっと楽しいことがいっぱいあります。
だから疲れたなと思うと、甘えて、だっこだっこというし
またもやベビーカー大好きになったりします。

人間は、ちょっと困難でこれまでできなかったことができるようになる
ということに大きな刺激を受けるのだと思います。
そして次のステップに進むと、もう乗り越えた困難のことは
簡単なことになってしまうので、おもしろがれない。

そういう連続が自分を成長させていくのでしょう。
できなかったことができるようになる。
それこそが成長の原動力ともいえるでしょう。
だけどだんだんいろんなことがわかってきて
挑戦することが怖くなったり
挑戦してもできないだろうから無意味だと思ったりして
人によってはそれ以上の成長を自ら見限ってしまう場合もあります。

本当に合わなくて、嫌なことを無理することはないのですが
「がんばってできた」
「できたら視界が広がった」
という経験が多いと、挑戦していこうという気持ちになるのではないかな
と思います。

それにしても、1歳児はこけたら痛いし、バランス悪くて
歩くのに全神経を集中させなきゃならないのに
絶対に歩こうとしますよね。
あれはすごいな。
私たちは全員、その過程を経てきているのですよね。
怖いから歩かないでおこう、という赤ちゃんはいないです。

わたしは大学で教えているので、
発展途上の若い人たちと日々過ごしています。
昔は大学生というと大人だと思ってましたが
今ははっきりいって子どもです。
最後の子ども時代が大学生です。
子どもですが、「挑戦」ということに関していえば
もう1歳児じゃありませんから
しゃにむにぶつかっていく、というのはなかなか難しいようです。
けれどもせっかく社会も認めている「最後の子ども時代」なのだから
小さい子に負けないくらい
挑戦してみたらどうかなと思います。

そこにしか成長はないし、人生というのは今日から先しかないわけで
いつでも今日が一番若い日ですから
自分が変われるということを
信じて進んでほしいなと思います。
変わりたくないという気持ちは「自分を大事にする」ということ
と同義に考えられがちですが
私は違うと思います。
成長の過程には喜びがあって
それが生きる力になると私は思います。
できなかったことができるようになるには、
大変な努力も必要なのですが(1歳児のように)、
その努力をせずに安寧に過ごしていく毎日に
1歳児のような充実の笑顔があるのはまれでしょう。

今はコロナでいろいろなことが制限されますが
今だからできること、
今やらないといけないこと、
がきっとあります。

どうぞ大事な4年間を有意義に過ごしてください。

【農場実習】





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大学の広報~だれに対して

2020年08月10日 | 大学でのひとこま
この間、大学の広報についての研修を受けました。
その中で、「相手」が知りたがっている情報を
どんどん出していきましょうというような話があり、
「相手」とはだれなんだろう、という問いかけがありました。

まずは高校生。そして在学生。
だけど本人だけじゃなくてその周りの人に対する情報も
必要ですよね、、、という説明があり。

わたしも大学(院)生の親として思うことがあります!
まず、大学の様子が知りたいのですが
それは学科の特徴とかじゃなくて
学生が毎日どんなふうに過ごしているのかなあってことを
知りたいです。どんな講義を受けてるのかとか
フィールドでの活動はあるのかとか。
学食で何食べてるのとか。
サークル活動のブログとかあったら読みたい。
それから、大学院になったとたんに
情報量ががたがたと減ります。
大学院生は成人なんだからもう親の出番はありません。
ですが、様子は知りたいのですよ。
研究室にはどんなメンバーがいて
どんな研究をしているのかとか。
でも、うちの子どもたちの大学時代には
そういう情報はほとんど出てこなかったですね。
日常の講義や実験の写真なんか見たことないです。

そんなわけで、わたしはこの研修を受けてから、
大学の様子をツイッターでどんどん発信しています。
高校生にも見てもらいたいですが
保護者の方にもぜひ見てもらいたいです。

ツイッターのアカウント↓
https://twitter.com/mm_harinezumi 

ちょっと昔の実験風景♪


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時間の考え方

2020年06月22日 | 大学でのひとこま
わたしはいつも時間を考えながら動くので
せわしないけれど
ぎりぎり「できなかった」ということはまずない。

今日はゆっくりと来た学生が実験を始めたけれども
帰る予定の時間に間に合わないだろうと見てて思った。
(案の定終わらず、途中で帰った)

わたしの疑問は
*なぜかかる時間を見越して登校しないのだろう?
*なぜ前日までに準備をしておかないのだろう?
といったところだけど
実験初心者にはよくあることだ。
一つの行程にどのくらい時間がかかるのかが
わからない。でも慎重な人ならそれを見越して
準備しておいたり、早めに来たりする。
普通の社会人ならそんなの当たり前だろう。
だけど学生なので
まだそういうトレーニングができていない。

実を言うとそれですませていいのか?という気はすごくある。
子どもの頃から今までなにやっとった!と言いたい時がある。
入試など、最後が決まっているスケジュールはいっぱいあっただろう。
それに合わせて動いていかないといけないのに
「間に合わなかった、、、」で済んだんだろうか?

大学時代は最後の子ども時代なので
まだいろいろ教えてもらえるし
トレーニング期ととらえてもらえることが多いけれど
社会とのギャップが大きすぎやしないかと心配になる。

一言で言うと「のんびりしすぎ」。
時間が無尽蔵にあるという気がするのかな~。
だけど大学4年間なんてあっという間。
最後の子ども時代。
時間を自分の好きに使える最後の時代かもしれない。
もちろん生涯時間を好きに使える人もいるだろうけど
そういう人は少数派だろう。

エネルギーレベルをもう少し上げていきたいもんだなあ。






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大学を卒業するということ

2020年06月12日 | 大学でのひとこま
今日は久しぶりに学生に卒論の取り組み方のことで
説教、、、でもないけど真剣に話しました。
今頃になって「なぜうちの大学は卒論が必修なのかなって、、、」
などと言い出すので
言うべきことを言わざるを得なかったわけです。

卒論は大学の学びの集大成です。
これまで学んだことを総動員し
その倍くらいハードワークして
書き上げるからこそ
この1年間で見違えるように成長する。
これがなかったら
ホントに何を身に着けて世の中にでるのかわからんです。

今、コロナ禍ですので
実験そのものは中断してましたが
自粛になる前にトレーニング期間があり
かつ、自粛期間は論文を読んだり考えることはできました。

自分の生き方を大事にしたい。
人に左右されたくない。
卒論も自分のペースで。

というのを尊重しようと思ってます。
ですが、自分のスタイルをつらぬくには覚悟が必要です。
その覚悟があるならば
自由に自分の好きなように日々を過ごせばいいけれど
もしそのことに対して不利益(この場合卒研が進まない)があるならば
それも自分の責任で受け止めなければならないでしょう。

自分を大事にするということと
自分を絶対に変えないということは
違いますからね。
変化を否定するのは成長を否定することに近い。
一番成長できるこの時期に変化を否定したら
この先の人生への損失は計り知れないと
思っています。

最終的には本人が決めること。
たとえどんなに不利益に見えても
本人が納得できるならそれでいいんです。

大学を卒業するって、どんな大学であっても
簡単なことじゃありません。
卒業することだけが意味があるのじゃないけど
卒業している人は
必ずそのためのステップは踏んできている。

甘えじゃなく
自分を貫き通したいならば
その責任は自分で持たないといけないと思います。










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1年生の書評合戦

2020年06月06日 | 大学でのひとこま
1年生のスタートアップセミナーを担当しています。
先週から、書評合戦が始まりました。
1人ずつ本を紹介するのですが
プレゼンテーションの練習も兼ねています。

まだ11人しか聞いていないのですが、
いろいろな本が取り上げられました。
私は毎年この書評合戦(以前はビブリオバトル形式で
やっていました)
が楽しみで、まったく知らなかった本を
手に取る機会にもなっています。

今年うちのクラスで紹介された本の中では
普段あんまり読まないミステリーの本も
おもしろそうだなと思いました。

今私が呼んでいるのは江國香織の
「ウエハースの椅子」です。
江國さんの文章を読むと不思議な感覚になります。
本を読んでいる時間が特別になる気がするというか。
だから大事に読んでいます。
感覚を楽しんで
時間を楽しんで。


 
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マスクがつらくなってきた

2020年06月01日 | 大学でのひとこま
マスクに白衣で実験していたらしんどくなってきました。
ちょっと暑すぎる。
これからの季節、どうしましょう。
熱がこもって危ない気がします。
実際ほんとにしんどかったし。

ところでそろそろストックのマスクも減ってきたし
買いたいな、、、と思っていたら
息子のバイト先でマスク箱入りが配布されましたー!
すごい。
これでわたしのマスクは私一人で使えばいいから
もうちょっと持ちこたえられる。
わたしもきっとそのうち近くで買えるって気がしてきました。





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意外に忙しい

2020年04月21日 | 大学でのひとこま
学生さんが基本的に登校禁止になり、
わたしはものすごく忙しくなっています。
ラボの仕事を全部一人でやらないといけなくて。
でもおかげでいろんなことが判明し
改善をはかっているところです。
学生もがんばってくれているのですが、
理解してやってるのではなくて、
言われたからやっているという部分で
どうしても齟齬が出てきます。

「わからないからそのままにしておこう」
というのがすべての背景にありそうです。
それを今しゃかりきに正しているところで
とにかく忙しいです。

今日は新入生のオンラインクラスを構築しました。
来週からワークが始まります。
楽しくやれるといいなあと思います。


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