貯水容量１千万トン前後の犀川ダム、内川ダムの維持のために毎年、費やされる費用はそれぞれ１億円に近い。人件費や光熱費などの毎年の経常的な維持費の他に、施設の老朽化に伴って大規模な修繕も必要となる。毎年の経常的な費用は、５千万円程度であるが、不定期の大規模修繕を加えると倍近い額となるのであるがその額は明らかでない。単発的な出費についての説明はなされるが、実際に総体でどれくらいかかっているのかについては行政内部でも集計されていない。事業を行った部署とは別の部署、あるいは別の事業で費用計上されたりしていることもある。詳しく調べてみるといろいろなところに出費が隠れている。
今年１月に計算した時点で、犀川ダム、内川ダム、辰巳ダムの維持費用について計算したが、さらにデータが加え、内容を修正した。
３つのデータを加えた。一つは、河川課ではなく、管財課で計上されていた分、一つは、他の事業で計上されていた分、一つは、新規に大規模修繕されている分である。
（ダムを建設、管理する河川課の事業費用で計上されていない費用）
平成２２年度～平成２５年度分のダムの大規模修繕費の公開請求をしたところ、河川課支出ではない、費用が出てきた。経費負担は、河川課ではなく、管財課で財産管理費事業として支出。ダム管理建屋の管理費用は別のところで支出されていた。多分、管理建屋の取り付け道路や周辺の公園緑地のような施設も別枠で支出されているだろうから、隠れている費用はまだまだ、多いと推測されるが、今回は以下の費用だけ、計上しておくことにする。
犀川ダム 平成２２年度 直流電源装置用蓄電池取替工事 2,362,500円
内川ダム 平成２２年度 ボイラー取替工事2,373,000円
（ダムを建設、管理する河川課の事業費用で計上されているが別の事業に計上されている費用）
辰巳ダム建設事業にかかり、犀川ダムと内川ダムの監視制御設備も更新されているが、それらの費用は、辰巳ダム建設事業に計上されている。本来、犀川ダムと内川ダムの費用に計上されるべきものである。辰巳ダムに関連して３ダム連携という名目で整備されているが、いずれも老朽化のため、早かれ遅かれ改修されるべき設備だったのである。辰巳ダム建設事業のダム管理用制御処理設備費用３８０，３１０千円（※１）、監視カメラ操作制御設備費用２２，６８０千円（※２）は、うちの機器費に応じて、犀川ダムと内川ダムに費用按分してそれぞれの維持費に加算した。
（犀川ダムの新規の堰堤改良事業による費用）
犀川ダムは、昭和４１年に運用を開始してすでに４８年が経過している。平成２４年度から、大規模修繕が行われている。クレストゲートや非常放流バルブの改良であるが、５０年も使用すれば、金属はボロボロになる。９億円もかかる。堤体のコンクリートも老朽化が目立つ。この補修に一体どれほどかかることやら(-_-;)
これらを加えて、再計算した結果は、平成２５年度末現在で、各ダムの年間維持管理費用は、平成１７年から平成２５年までの９年間の平均で、犀川ダム ８千万円、内川ダム ６千９百万円である。
ただし、犀川ダムの費用は、まだ本格化していない堰堤改良事業の平成２６，２７年度予定分６７８，７５３千円を加えていない。これを加えて計算すると、１千４百万円増えて９千４百万円と跳ね上がる。
詳しいデータは、当方のホームページに掲載している。
※１：平成２２年度工事実施設計書 犀川辰巳治水ダム建設事業 ダム管理用制御処理設備工事による。
工事概要；
ダム管理用制御処理設備（辰巳ダム・犀川ダム・内川ダム）平成２２年９月
事業費 380，310千円
うち 機器費（辰巳ダム）66,352千円
機器費（犀川ダム）96,442千円
機器費（内川ダム）91,312千円
機器費（県庁）69,465千円
平成２２年度事業 79,800千円
平成２３年度事業 260,610千円
平成２４年度事業（工事完成 平成２４年７月３１日）39,900千円
※２：平成２２年度工事実施設計書 犀川辰巳治水ダム建設事業 ダム管理用監視制御設備工事による。
工事概要；
監視カメラ操作制御設備（辰巳ダム・犀川ダム・内川ダム・県庁） あるいはＣＣＴＶカメラシステムともいう。平成２３年２月
平成２３年度事業（工事完成 平成２３年１１月３０日）
事業費 ２２，６８０千円
うち 機器費（辰巳ダム）２，５２５千円
機器費（犀川ダム）３，７００千円
機器費（内川ダム）３，９２０千円
機器費（県庁）３，４１５千円
今年１月に計算した時点で、犀川ダム、内川ダム、辰巳ダムの維持費用について計算したが、さらにデータが加え、内容を修正した。
３つのデータを加えた。一つは、河川課ではなく、管財課で計上されていた分、一つは、他の事業で計上されていた分、一つは、新規に大規模修繕されている分である。
（ダムを建設、管理する河川課の事業費用で計上されていない費用）
平成２２年度～平成２５年度分のダムの大規模修繕費の公開請求をしたところ、河川課支出ではない、費用が出てきた。経費負担は、河川課ではなく、管財課で財産管理費事業として支出。ダム管理建屋の管理費用は別のところで支出されていた。多分、管理建屋の取り付け道路や周辺の公園緑地のような施設も別枠で支出されているだろうから、隠れている費用はまだまだ、多いと推測されるが、今回は以下の費用だけ、計上しておくことにする。
犀川ダム 平成２２年度 直流電源装置用蓄電池取替工事 2,362,500円
内川ダム 平成２２年度 ボイラー取替工事2,373,000円
（ダムを建設、管理する河川課の事業費用で計上されているが別の事業に計上されている費用）
辰巳ダム建設事業にかかり、犀川ダムと内川ダムの監視制御設備も更新されているが、それらの費用は、辰巳ダム建設事業に計上されている。本来、犀川ダムと内川ダムの費用に計上されるべきものである。辰巳ダムに関連して３ダム連携という名目で整備されているが、いずれも老朽化のため、早かれ遅かれ改修されるべき設備だったのである。辰巳ダム建設事業のダム管理用制御処理設備費用３８０，３１０千円（※１）、監視カメラ操作制御設備費用２２，６８０千円（※２）は、うちの機器費に応じて、犀川ダムと内川ダムに費用按分してそれぞれの維持費に加算した。
（犀川ダムの新規の堰堤改良事業による費用）
犀川ダムは、昭和４１年に運用を開始してすでに４８年が経過している。平成２４年度から、大規模修繕が行われている。クレストゲートや非常放流バルブの改良であるが、５０年も使用すれば、金属はボロボロになる。９億円もかかる。堤体のコンクリートも老朽化が目立つ。この補修に一体どれほどかかることやら(-_-;)
これらを加えて、再計算した結果は、平成２５年度末現在で、各ダムの年間維持管理費用は、平成１７年から平成２５年までの９年間の平均で、犀川ダム ８千万円、内川ダム ６千９百万円である。
ただし、犀川ダムの費用は、まだ本格化していない堰堤改良事業の平成２６，２７年度予定分６７８，７５３千円を加えていない。これを加えて計算すると、１千４百万円増えて９千４百万円と跳ね上がる。
詳しいデータは、当方のホームページに掲載している。
※１：平成２２年度工事実施設計書 犀川辰巳治水ダム建設事業 ダム管理用制御処理設備工事による。
工事概要；
ダム管理用制御処理設備（辰巳ダム・犀川ダム・内川ダム）平成２２年９月
事業費 380，310千円
うち 機器費（辰巳ダム）66,352千円
機器費（犀川ダム）96,442千円
機器費（内川ダム）91,312千円
機器費（県庁）69,465千円
平成２２年度事業 79,800千円
平成２３年度事業 260,610千円
平成２４年度事業（工事完成 平成２４年７月３１日）39,900千円
※２：平成２２年度工事実施設計書 犀川辰巳治水ダム建設事業 ダム管理用監視制御設備工事による。
工事概要；
監視カメラ操作制御設備（辰巳ダム・犀川ダム・内川ダム・県庁） あるいはＣＣＴＶカメラシステムともいう。平成２３年２月
平成２３年度事業（工事完成 平成２３年１１月３０日）
事業費 ２２，６８０千円
うち 機器費（辰巳ダム）２，５２５千円
機器費（犀川ダム）３，７００千円
機器費（内川ダム）３，９２０千円
機器費（県庁）３，４１５千円
