犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

雑談など>奥能登を詠んだ俳句の紹介

2012年03月07日 | 雑談など
 俳人は眠兎(ミント)さんで20句あります。以下のURLにアクセスしてください。
 http://www.nakaco.com/haiku/minto/okunoto.htm
 一句を紹介します。

「あえのこと」築百年の隙間風 

 田の神様をもてなす「あえのこと」の行事は古い民家が舞台でご飯にみそ汁に煮物などの日本古来の伝統料理が供えられている。ハイカラな近代住宅でハンバーグにカレーライスでは様にならない。築百年もあれば十分に古い民家である。木の柱に土壁だから、隙間風がつきものである。風景をそのまま詠んでいるが、わびしい気分というわけでもなく、毎年の豊かな恵みに感謝するゆとりがあって大家族が楽しく生活している様が想像できてなんとなくユーモアがある。俳句はもともと俳諧で「滑稽」の意味がある。日常から「滑稽」を取り出して生活をしている人の気分を楽しくする意義がある。隙間風は寒いが、能登の寒さは我慢できないほどではない。快適さばかりを追求しないで、少し悪条件があってこれを生活の糧にするようなことがあってもいい。
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