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「お若いですね」よりも「お元気そうですね」

2010年11月17日 | 日々のこと
先日のことでした。ご夫婦でおみえのお客様が「駐車場お借りしまして、おかげで工事が終わりました」とお礼のご挨拶にみえてくださったのでした。

 その10日ほど前、「庭に車庫を造るので、その間車を停めさせて下さい」とご主人がお見えになりました。あいにく私しか事務所におりませんでしたが、「どうぞお使いください」と申し上げたのでした。「お代はいかほど」「ご近所のことですもの、お気遣いなくどうぞ」

 ご一緒に見えた奥様が「とても気持ちよくお貸しいただいただいて」の言葉の後で「みゆきさんですか?」と私に問われました。私ではなくそれは隣にいるみゆきさんのことかしら、と思わずキョロキョロしてしまった私。
 
 うちの息子と同級生なんですよ・・・・、それは会長の娘の美雪ちゃんのことだわ・・・・。なんぼ赤い洋服着ていたとはいえ・・・・若く見てもらって(爆笑)

 先日、家事をしながら聞くともなしにテレビから耳に入った言葉、「若いですね、と言われたら年をとったということだ」というくだり・・・・しっかり耳底に残った。

 同窓会の席で一回りも後輩にお若いですね、とさっそく言われた。・・・・なるほどと苦笑した。

 自分の通った道は分かるけど、未知は分からないからの言葉なんだろうな。この年齢だとこんな感じというイメージが先行して、お若いですねの言葉になるんだろう。

 お若いですね、と言われたら幾つに見えますかと逆質問してみたら・・・・きっと落ち込むかもね(笑)

 お若いですね・・・・つい使いがちな言葉だけど・・・「お元気そうですね」に変えようと思ったのでした。

  依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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秋・・・・詩人の気分で。

2010年11月16日 | 日々のこと
昨日木枯らしが吹きました。12月の寒さだとか。本当に短い秋でしたね。
 今朝父と相談して野沢菜を漬ける日程を決めました。23日に・・・・暖かいといいなあ。それ前に醤油漬に1束しましょうねと、秋の準備も順調です。

 事務所に「すみませーん、お隣のリンゴ屋さんの事務所どこでしょうか?」とお尋ねの方が、「畑にはいませんよね」とその方・・・見渡せば、つい先日までたわわにみのっていた赤いリンゴが見えません。収穫が終わったのですね。

 蜜がたっぷり入った「フジ」を食べてくださいとお届けいただいたのはつい先頃でした。近くの幼稚園の園児がバスでリンゴ狩りにみえた日でした。
 りんごはやっぱり「フジ」ね、なんて贅沢な感想を言いつついただいたのでした。
信州に住むしあわせ(りんご園のおとなりのおかげかな)をしみじみと実感してしまうのです。

 りんご園のまわりの唐松が黄色に輝いています。この黄色が日毎に色を変えていきます。それはまさしく秋の深まりとあいまってです。これこそ信州佐久の抒情詩です。
この時期唐松の林を歩くと誰もが詩人になれるでしょう・・・・といいつつ今年は熊が恐い・・・・猛暑で食料がないのでしょう・・・・元を正せば針葉樹ばかりが植林されましたからね。

 そうは言ってもこの時期、年末、そして来年のスケジュールに合わせて事務屋の仕事は多種多様なものばかり。
 事務屋一人では決まらないから、あっちこっちと細切れの仕事しているんだなー。
 いつものことだけど・・・・こうしてまた1年が終わっていくのね。

 昨日の赤子と還暦の私は同じ年なのよね・・・・うふふふ・・・・と。

 依田美恵子
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住民投票の結果

2010年11月15日 | 家族
文化会館建設の是非を問う住民投票が昨日行なわれ、即日開票となった。期日前投票の出足が思いのほか良かったが、投票率50%という線引きがあった。

 夕方5時近くで46%台・・・・・大丈夫かなー。

 夕方5時頃産気付いたお嫁さんからの電話で、2人の孫を預かりに飛ぶ。
夫もその選挙で帰ってこないし、父と母と3人でバタバタとした夕餉となる。
4歳のお兄ちゃんは理解しているけど、1歳8ケ月は・・・・ぜんぜん分かっていないのよね。

 ようやくに寝かしつけたら、「男の子」と夫にメールの連絡がはいる。やっぱりそうらしいとは聞いていたけど、外れなかったのだ。「妹」とずっと言っていた兄ちゃんだったのに。

 心配された投票率も54㌫台になった・・・・すごい、やっぱり関心があったんだ。
 ようやくにケーブルテレビで結果の第一報頃・・・・・夫から帰るコールが入った。「どっちなの」「男の子」そうじゃなくて・・・文化会館よ!!「あー、圧倒的に反対が多かったよ」だそうだ。

 やっぱりね・・・・ここ暫く私が接した人は、反対を口にする人が多かったから。
 
 20年前とは経済状態が変わったから、不要不急扱いになったのね。事業仕分けもやっぱり効いているかもね。

 今朝、4歳の子は「2人弟は困る」とか(笑)。


                         依田美恵子
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食事会で。

2010年11月12日 | 日々のこと
2ケ月に1度の割りで続けている食事会、最近はもっぱらランチである。夜となると時間も長くなるが、ランチだと仕事中のことでもあるので、だらだらとならないとこがいい。

 仕事の情報交換会+近況報告会みたいなもの。この頃では会場も固定して世話人もなしで気楽につづいているが、なかなか中味の濃い会であることに間違いが無い。

 本日社長とみゆきさんが人間ドックだったことを失念していたから、あわただしいこととなった。

 話題はなぜか文化会館の住民投票になった。期日前投票を済ませた方もいて、巷では有効になるための50%の投票率があんじられているが、中々関心も高そうな按配である。

 先日公開討論会へ行ってきた私が、賛成派と反対派の主張がどうだったかを話した。
そこでの話だけを取り上げるならば、賛成派の話は「無いから欲しい」「文化会館がないと文化が育たない」「20年前に決めたことだから」の3点に集約されるのではないかと。今一「これ」という決め手に欠けた意見だったと感想を話した。

 反対派は「箱だけでは文化は育たない」「合併債も税金に変わりない」「ランニングコスト」「新佐久市になった地域の問題」等・・・・こちらの方が視野が大きな面からの意見だったと感じた。

 たしかに文化会館と公民館をドッキングさせれば、ランニングコストはかからない、というご意見には・・・・「どうやって」と思ったし。

 今、この地の文化を育て育みしているのは、公民館活動であると言っても過言ではない。ここではかなりの高齢者も地域で公民館活動を続け、生きがいと健康の保持にやくだっているから。

 箱ものを作っただけで、文化が育つとは思えないが・・・と冷静な気持ちではそう判断してしまうのだが。

 東京まで行かなくても見れるから・・・・という強い意見もあったが。催し物が来るにはそれなりの採算が合わなければ来ないだろうなーと思うのは大人の知恵か。
 10万都市の限界ってあるのでは・・・・。

 計画をした20年前とは、あまりにも経済情勢が変わった。今その判断をするのは、私たちのような年金生活者ではなく、これからの未来を背負い税を負担する若者たちではなかろうか。

 ランニングコストを聞かれたパネラーの「役所が大丈夫と言っているから大丈夫」
 「そのうち景気もよくなる」「むずかしいこと考えないで」

 賛成派も反対派になりそうな・・・・。

 同じお金を使うなら・・・・・。

 双方の意見を聞いていて・・・・・う~ん。 

 14日は住民投票です。期日前投票は前回の市長選よりもペースがいいとか。
関心がないようであるんでしょうかね。


                         依田美恵子
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権利書がきたら登記簿謄本で確認。

2010年11月11日 | 日々のこと
もうそろそろかしらと、農振除外の手続きの進捗を聞きに役所へ行く。ところが今回は1ケ月ほど遅れているのだという。前回分の遅れがそのまま今回にずれこんでいるとのこと。

 出かけたついでに、農業委員会によって5条の申請を事前にチェツクしてもらうことに。

 住所が違いますね・・・・・「エッ」と思わず仰天・・・・気がつかなかったわ。
土地の登記簿謄本の住所が現在の住所と違う・・・・・これはよくあること。ところが今までの住所と全然(でもないか)違うのだ。戸籍の付表でもといったら、そんなふうな住所はないという。

 それでもお施主さんにお聞きしてみてから・・・と。

 やっぱり登記した時の間違いなんだわね。番地が1字違うのよね。ところで誰が間違えたのかしら。

 人間のすることだから、無いわけではないけど、あるんだなーこれが、私は仕事がらみで2度目。
「登記ができました。」とお届けいただいた時、権利書と謄本のチェツク忘れないでね。

                 依田美恵子
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初めての一人での遠出

2010年11月11日 | 
慌しい日々の中で、早朝娘の夫から「お助けコール」が入る。核家族はこんな時大変だ。
娘が体調を崩したのである。電話をうけて10分後には車を走らせていた。

 一瞬躊躇はした。なんたって行き先は新潟。高速はいつも運転手付きの私。だけど昨夜夫から1週間の予定を聞いたばかり、突然の休暇が取れるはずもない。

 住民投票が14日、その投票日の開票業務も、それまでの事前投票の時間外分は管理職がまわすらしい・・・・管理職は残業代がかからないということなんだろうな・・・・と推測。

 着替えと化粧品と本を詰め込んで、夫の80キロで行けば大丈夫を背に、ようやく白み始めた中を、ひたすらカーナビを頼りに出発。

 幸いなことに、高速もガラガラだから、マイペースでも後ろから追い上げられることも無い。最初は恐る恐るだったが、身体がスピードに慣れてくる。ということは流れにのっているらしい。

 霧が多いのは佐久だけではなかったらしい。坂城あたりまでずっと霧の中を走る。
小布施で休んで会社に休暇をとることと、仕事の引継ぎを頼む。

 上越に入る頃はすっかり夜も明けた。天候がよくないが、両端のススキが晩秋の風情をかもしだしている。

 それでもカーナビは偉い!!・・・・ちゃんと行けたものね。

 唯一つの誤算・・・・カーナビのバージョンアップをしてなかったこと。
目当ての病院に着いたはずなのに・・・・無いのである病院が。真新しい介護施設がどーんと建っていた・・・・移転したんだ。

 その施設に飛び込んで・・・・移転した病院の電話番号と住所をお聞きした。場所なんか聞いても・・・わかんないもの。「風が強いのでお気をつけて」とその方はご親切
に言葉を添えてくださった。

 そうでなくても風が強いところらしいのに、天気予報で今日明日の強風を予報していた。

 カーナビに電話番号を打ち込んでも、反応がないのも当たり前、結局住所を打ち込んだ。思った物だ・・・・帰ったら絶対一番にバージョンアップだー、と。

 結局・・・・迷った。

 でも・・・自信ついたなあー、娘に「いつでも来てあげるわよ」と胸をはたいて太鼓判をおした。

 依田美恵子
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芋干しってどの位干せばいいの。

2010年11月08日 | 料理
あちこちの桜の葉が風に吹かれて、ひらひらと舞っています。思わず足を止めて、手にすれば、小学校の校庭で同じことをしていた、う~と昔に心が飛んでいくのです。

 赤や黄色、1枚1枚が自然の芸術品です。

 日曜日、出かける前にまさしく走り回って家事をすませました。そして楽しみにしていた「芋干し」も、その予定の中に入れて。

 蒸かしてからのカットはステンレス線みたいな物と確かに書いていただいてあったはず・・・・ゆで卵切りなら可能かな、と取り出したら厚みが狭すぎとともに、サイズが入りきれません。やっぱり包丁だわー。

 ところで厚さは? 始めると疑問がでるのですね。

 1日半干した本日、天気がよかったのでかなり乾きました。口に含むと太陽の味がします。その味が何十年もの昔にタイムスリップさせてくれ、懐かしい味と思い出が心をよぎります。決して戻れない日々・・・・なんですね。

 あつかましくもお送りいただいた方にメールでお尋ねしてしまいました。
 どの位干せばいいのか、水分の割合によって保存も違うでしょうから・白く粉をふかせるには、とか。

 折り返しご返事いただき、レクチャーいただきました。
もう1日位干して様子を見ます。

 干すザルの都合で半分はこれから、もつと気温が下がってからの方が美味しくできるみたいらしいです。

 あれは、おばあちゃんの味っていわれるように頑張ります・・・・自称「おばあちゃん」の私です。
                  依田美恵子
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市川英彦先生のお話・・・高齢期を生きいきと、その続き

2010年11月07日 | 読書
 市川先生のお話を聞きながら、戦後豊かさと引き換えに私たちが失った物の大きさに、あらためて感じいったのでした。

 資本主義社会の成熟期と言えば言えるのでしょうか。でもどうにもなら無いような閉塞感におそわれることがありませんか。どうして・・・・なぜと思うこと。

 この元はやっぱり「物欲」に走った私たちの結果かもしれないと・・・・密やかに思い巡らすのでした。

 でもそんなこと言っていたって、なんにも始まりません。他者に期待するよりも、自分でできることからでしょう。

 先生は続けられました。以下お話から。
 健康とは、心身の健やかさと、社会の平和を土台としてひろがる人間らしい心豊かな暮らしの総体であると。
 
 人間らしさとは、他者への共感、配慮、誠実、尽力、尊敬、感謝、弱者への支援など、誰もか持っているごく普通の人間的な気持ちが、生きいきと発揮されている状態のこと。

 そして

 私どもは、高齢者が国民みんなから敬愛されるとともに、健全で安らかな生活を保障される運動を、下から、国民の側から起していかなければなりません。高齢者は支えられる存在から、社会を支える存在へ意識を変えなければなりません。

 その力は、誰もが持っているごく普通の、人を大切にするという気持ちを横に繋げた協同の力をおいて無いと思います。協同こそが自助を助け、公助を引き出すのです。

 地域のみんなで心と力を合わせ、要介護者を温かくつつみ、心のケアに参加する。地域の介護力を高める。公の力を引き出し、真の高齢者福祉の底上げをする。
 以上先生のお話から。

 まさに特別養護老人ホーム「ローマンうえだ」は先生の信念そのものの施設であると、あらためて感じいりました。

 その根底にある、大きな優しさに触れ、それはまたこの地に息づく農村医療の若月俊一先生へとたどりつく様な気持ちでお話をお聞きしました。

 時間が経ってしまって、うまく先生のお気持ちを書き綴ることができませんでした。
でも先生の農村医療にかける情熱、そして一人ひとりの患者を診るやさしい気持ちだけは、言葉で表現できませんが、心にきざみこまれました。

 それとともに自分ができることで社会参加・・・・これなくして日本の将来を救う道はないのではないかと。

 またここ佐久に素晴らしい医療機関があることは、私たちの安心の源であったり、誇りでもあったりするのです。
                     依田美恵子
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市川英彦先生のお話から・・・高齢期を生きいきと。

2010年11月06日 | 読書
鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院の名誉院長の市川英彦先生のご講演をお聞きしながら、なかなかそれをアップできないままに、日が過ぎてしまった。

 内容を正確にお伝えできるか心配だけど、やっぱり記録に残したい思いが強い。

 先生は佐久総合病院にずっとお勤め・・・学生時代からこられていたという。
農村医療の若月俊一先生の理念に惹かれてではなかろうかとお話を伺っていて強く印象付けられた。

 佐久総合病院時代も内科医として、先生を信頼し慕う患者で長者の列であった。
実家の父もその一人であったから、幾度かおめにかかったことがあったが、今回20年ぶりぐらいにお会いして・・・・こんなにユーモア溢れる方であったかと、思いがけない発見をしたのである。

 高齢期を生きいきと---積極的な社会参加こそ----

 お話は今年の秋に話題となった、100歳以上のお年寄りの所在不明のお話から始まりました。これが90歳以上で調査したら・・・・と。戸籍制度、住民登録制度の限界や欠陥だけではなく、問題の本質はもっと別のところにあるのではないかと。

 昭和38年に制定された老人福祉法には、「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする」とあります。

 しかし高度成長時代以降の経済最優先社会の中では、高齢者は「敬愛」される存在ではなく、忌避され、無視される存在となってきたのではないでしょうか。

 こうした経済最優先社会が影響して、地域社会のみならず、家族の中でも居場所を失う高齢者が増えているのです。

 先生の看られた患者さんのエピソードから、高齢者の実態をお話いただきました。
『ここ何十年、高齢者はかなり優遇されていると感じていたのは、私だけだったのでしょうか・・・・私も経済最優先の一人であったのかと・・・・。依田の感想』

 先生のお話の患者さんから見た時代とは。
 ① 所得倍増、列島改造、農業の国から工業の国への大転換
 ② ふる里の喪失、農業・農村の疲弊、自然破壊
 ③ 価値観の変化、経済最優先、金こそすべて
 ④ 人間関係の変化、助け合い支え合う関係から利害打算の関係へ、人間らしさの喪失
 ⑤ 核家族化、過疎化、近隣の助け合う力の低下、高齢者の孤立化、高齢世帯の急増
 ⑥ 社会保障制度の大後退・・・・1983年福祉国家の旗を下げた。老人医療費無料制度の廃止、公的責任より自己責任の強調、公的扶助から相互扶助へ、成人病から生活習慣病へ、公的介護保険から介護保険へ、競争社会の徹底・・・・価値をきめるのは市場原理という時代
 ⑦ 格差社会の進行、ワーキングプア、不安定雇用、失業、高齢者の生活困窮、介護保険の不備
 ⑧ 高齢者の所在不明、孤独死
 
 以上をお聞きしして頭を「ガーン」と叩かれたくらいの衝撃があったことは事実。
いいままで生きてきた人生がここに集約されていると思えたのだった。

 得た物と失った物・・・・・。

長くなりましたので、しめはあらためて。

  依田美恵子
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干し芋作り。

2010年11月05日 | 料理
社長とみゆきさんが会食の席でご一緒したかたから、さつまいもと里芋が届いた。こちらからは「松茸」送りますからという話だったらしいのに、豊作だったという松茸も旬が過ぎていて、冷凍物しかありませんと言われてしまったと、みゆきさんが嘆いていた。

 さつまいもの中に白い芋があり、これは干し芋にいいのだとお手紙に書かれていた。
めずらしい・・・・立派な特上なお芋にみんなで感心しきり。
 社長が干し芋ずくりに私を指名して、車に積んでくれた・・・・やるきまんまんの私。

 帰宅したら、千葉の友人からもさつまいもが届いていた。さつまいもにも種類があるのだが、こちらは細くて長めのタイプ。こちらは今年は天候のせいか甘味が少ないとお便りが添えられていた。

 芋干し・・・・なんと懐かしい言葉であろう。母が作ってくれた半世紀前の日々が思い出される。

 天候も良いし、こんどの休日は芋干し作りに挑戦しよう。レシピまで添えていただいたから・・・・楽勝かな。
 
 今年は例年以上に保存食づくりに励んだ。父がつくったものをムダにすまいと・・・砂糖を使わないのが私の料理の基本だったのに、この夏30キロもの砂糖を消費した。

 ジャムをいっぱい作ったせいもあるけれど・・・・甘いはうまいのだそうだ(笑)

 たくさんのおいもを送ってくださった方に感謝申し上げます。ごちそうさまでした。 

  依田美恵子
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