五郎兵衛米の餅

2011年02月23日 | 日々のこと
農家の必需品みたいな、餅つき機。嫁にいってから2代目の餅つき機が、暮の仕事を終えたとたんに壊れた・・・・という。

 餅つきに参加したことのない私ゆえに・・・・壊れたは実感が乏しかったけど。

 それでも正月の餅の在庫が少なくなってくると、さすがの私も落ち着かなくなった。
父の大好物だからである。

 新潟に出かけていったりで、後回しにしていたら、夫のお知り合いが「五郎兵衛米」の冷凍餅を20枚もくださった。

 几帳面な父のお餅は、厚みも大きさも実に見事だが、そのお餅は「俺のより上手だ」と父がお墨付きを付けるほどのプロ並みだった。

 さらに、母は「よく搗けているから杵づきだろう」という位「のび」があるのである。お雑煮にしても、お汁粉にしても、煮崩れもしない。
 五郎兵衛米だからにしてもすごい餅だね、という感想になった。

 いよいよ買いにいかなくちゃあ、といつもお世話になる町の電気屋さんにおじゃましたら、「直るかもしれませんから、見せてください」と言われた。「でも10年以上経っていますから、部品ないかもしれませんよ」は私。なんだか立場が反対のようなセリフ。

 持ち込んで3日ほどで「直りました」とお電話をいただきました。

 今2升づきの餅つき機は作っていないとか、でも1升づきではたよりなさそうだものね。

 心積もりしていた新品の1割で直りました。なんだかとっても儲かった気分になりました。

 私たちが日頃ぶつかる「10年」の壁。お客様の立場になれば、納得しがたいと思うことしばしば。メーカーは長持ちすることよりも、適当な時期に新品をという時代になって久しい。

 これが日本の経済の牽引だったのだろうけど、経済とエコの狭間で私は悩む。

 それにしても、お節句のお餅搗きまでにまにあってよかったわ。

 そう言いつつ、2歳頃飴玉を喉に詰まらせ、醤油を飲まされて、逆さ吊りにされて息を吹き返したトラウマを持つ私は、お餅は「硬めがいい」のである。

 だから自分用はいつも特別食なのである。

 
                    依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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