新興国かえる跳び発展を

2010年01月25日 | 読書
今朝の信濃毎日新聞の月曜評論を読みながら、私は暮から読んでいる、長谷川慶太郎著「日本は環境力で勝つ」と題名だけは、超元気付けられる本にだぶらせていた。

 この長谷川慶太郎氏知る人ぞ知る国際派エコノミストだ。1927年お生まれというから、かなりご高齢ではあるが、本の内容はあまりに多岐に渉っていて・・・・実は1度読んだ位では、かすりもしないのだ。

 この本「耳鼻科」の先生の待合室にあった。待ち時間が少ないので読みきれない。最後の手段で「先生貸してください」とお借りしてきた。本屋さんで探しても無いからまだ
お借りしたまま。

 こういう旬の本は発行時期が大切なもの、2008年7月17日発行である。つまり2008年の洞爺湖サミットから始まっている。

 あの1997年の京都議定書・・・あれから10数年の月日がたった。ようやくにして、ほんとうにようやくにして動き始めてきたという所か。

 でも直近のサミツトでさえ・・・結果らしい結果はだせなかった。今朝の評論はそれにふれていたのである。先進国と発展途上国の対立である。「開発の権利」と「先進国の歴史的な責任」

 ベルリンの壁が崩壊した頃、東西の冷戦がなくなりそうな気配が濃厚になり、中国が「富めるところから富め」と言われた頃だったか、緑のパスパートを持つ友人というには申し訳ない方が「今中国に、最新式の設備を日本が入れなければ、日本はその公害でつぶれてしまう」と言われたのだった。その言葉は強烈だった。三段跳びでということだ。

 それは中国のためではなく日本のために。酸性雨で枯れた日本海の海岸沿いの木々を見る度にその日のことが思い出されるのだ。

 緑のパスポートとは公用パスポートと呼ばれ国会議員とか、公務員も公務の時に使うらしい、私の知人は普通の民間人だったけど、なぜか緑のパスポートでわが国のなんとかの代表みたいな時に使っていたのだろうな。だから中国事情を早くから知っていたのだろう。

 長谷川慶太郎氏のこの本の内容はあまりに重く、そして広く、私は今3度目に入ろうかとしている。

 この長谷川氏10数年前の新年の今年の日本経済の見通しを語る講演会で2年続けてお目にかかった。1講演80万だってよ・・・なんて言う声が聞こえたりしたけれど・・・冗談一つ言わず、折り目正しく淡々と話されていた様子が目に浮かぶ。

 月曜評論の岩手大学人文社会科学部教授の丸山仁氏の「新興国 かえる跳び発展を」は本当に胸におちるのである。

 私がもう少し読んで噛み砕いて納得できたなら、長谷川氏の本の内容に触れる機会もあるかもしれない。世界の実情を知るためにも、一読を勧めたい。

 依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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