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千葉大附属小で木が燃え児童14人搬送⇒ウクライナ医師「燃やすな危険、放射能」。建屋カバー大穴の大失態。

2014-10-29 00:06:23 | 福島第一原発と放射能

薩摩川内市長、薩摩川内市議会が、川内原発再稼動容認に舵を切りました。

元々、この出来レースが一番成立しやすかった鹿児島。保守王国で、知事から市長まで、反対勢力がほぼいないなかでの状況です。

市民に一定数反対派が居ても、政治勢力にはほぼおらず、聞く耳もありません。

ポイントは大半の県民の無関心です。

こういう愚かな選択を突き進んで、カネを求めているのが、薩摩川内市でおきていることです。

日本の原発利権はこのどうしようもない構造を続けていくことで、日本を終らせる可能性を更に更に高めています。


 そして、福島第一原発では、きのう、建屋カバーに小さい穴を開ける作業が突風で失敗し、底辺1メートル、高さ2メートルの大穴が開いたそうです。順調に様子を見ていくはずが、それもままならない状態が、恒常的になっています。下記は東電の説明です。

「本日8時23分頃、福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋カバー解体工事において、屋根パネル孔部(南2パネルNo36)より飛散防止剤を散布中、先端ノズル部が風により動き、孔の関口が目測で約1m×2mの三角形状に拡大しました。また、当該作業を中断して以降、その後も風が強い状態が続いたことから、本日の作業は順延としております。なお、孔の開口が拡大した状態(約1平方メートル)で、放出量評価に与える影響は少ないことを確認しております。」

「放出量評価に与える影響は少ない」なら、元々慎重に作業工程などやらないと思いますよ。失敗して、更にウソばかりつき続けているのが、東京電力の本質です。

あるプラントメーカーの人間は、「まともに電動ドライバーを使ったことのない奴が作業していますから、福島第一は。」と話していますし。

ため息しか出ません。単なる実験ですね。

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きのう、千葉大学付属小学校で、枯れ木を業者が燃やして煙が発生し、児童が14人搬送されました。
場所は千葉市稲毛区弥生町、千葉大学教育学部附属中学校と附属小学校の敷地です。
業者が木を伐採中に、ガソリンが漏れて引火、木の枝が燃えて煙が出たようです。
それを小学生が吸い込んで、救急搬送です。

去年、ウクライナでこの方に聞いた話を思い出しました。


 V・ベベシコ博士はウクライナ放射線医学センターの幹部の一人で、ウクライナの政府報告書にも関与している医学者です。ウクライナ政府側の立場と同様のスタンスと考えてよいと思います。このため、国際的なチェルノブイリ被害隠蔽には、政府同様に否定的ですが、その被害を一般のウクライナ国民全体ではどう捉えるのかという点について、バンダジェフスキー博士などとは、おそらく全く違う立場の方です。

たまたま山下俊一氏の話をされ、「山下はビックフレンド」と話すベベシコ博士。親日家というだけでなく、被曝問題に関しての立場も、その発言で、逆によく分りました。そうした立場であるベベシコ博士でさえ、いくつか話を向けたうちで、ある日本の事象には驚いていました。

「放射性物質は燃やしては駄目だ。」「それが含まれているものを燃やして、煙を吸ったら大変なことになる。」「うっかり木々を燃やして、実際に被害が出た。」「山火事をだから警戒するんだ。」矢継ぎ早に言われます。
 ゴミ焼却という事をこんなにおこなっている特異な国、日本。そもそも、そうしていないウクライナから見ると、何でこのような事をするのかさっぱり理解できないかもしれません。政府側で、被害に関して、むしろ線引きをしている立ち位置のベベシコ博士でさえ、日本が燃やしていることは異様な話に見えています。とても危険な話に。

千葉の樹木が、放射性物質を含有していることは間違いありません。

そして、チェルノブイリでは、「燃やすな、危険、放射能」は常識だということです。

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東京での単独講演は一年ぶりです。

【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】

13:30~15:30  (開場:12:45) 

■会場:文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)

■申込先&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/

メールでも申し込めます⇒genkimatsuri2014@gmail.com 

申込注意事項は主催HP http://e129.dgblog.dreamgate.gr.jp/e114479.html or こくちーずで必ず御確認下さい。

■主催:元気まつりプロジェクト事務局  

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