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長崎に入市被爆、人生が狂った僕のおじさん。福島県知事選ポイント⇒半数を下回る過去二番目に低い投票率。

2014-10-27 09:41:45 | 福島第一原発と放射能

福島県知事選挙のポイントは一つです。

投票率が、45.85%に留まり、過去二番目に低い投票率しか達成できなかったことです。

原発事故という過酷な状況がおきていても、県民の大半はその県政の審判に参加もしない状態が

あたりまえの感覚ということです。

元々の政治離れが、あれほどの事態が起きていても、変わらず進行しているだけというところに、この状況の厳しさが逆に浮き彫りとなる結果です。

有力な対抗馬が出ない時点で、県民の過半数はそっぽを向いています。

本質的な答えは何も為されないまま、状況は進展するということです。

ですから今回は現在の福島を信任する人がどのくらい存在するのかという確認選挙になっているということです。

49万票を現行体制が獲得していても、その他の候補に投票された併せて20万票程度は、現行体制への不安を抱いている人たちがいる可能性があります。

さらにこの上に、投票していない過半数の存在もあるということです。

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【 去年5~6人、今年も3人、父の知人が次々突然死する茨城・南部。 幼稚園で、同級生が何人も鼻血が続いた状況 】

 

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大阪でのミーティングは、懇親会も含めて50人程度の方が参加されました。

被曝回避に関して、時間経過とともに、忘れたいという全体的な状態が強くなっていて、それに対して繋がってきちんと考えていくには、どのように行動していけばよいのかという思いがある人たちが、長時間話した状態です。

講演自体は13時30分からでしたが、懇親会も含めて、僕は20時ごろまで、皆さんとお話しすることになりました。

懇親会は最後は21時ごろまで続いたそうですから、8時間近い長丁場になっていました。

被曝という意識を分かち合えることが出来る人が、身のまわりにいないという感覚を埋めたい人が、これほどまで強く思っている状態なのかを知らされる日に僕にはなっています。

こうした会場の中で、いろんな方達の思いを伝えていらっしゃいましたが、そのうち、ある方がどうしてこの被曝に関して懸念しているのかという、ご自身の動機を語られました。

身内におきた出来事が、そうした被曝や放射能への懸念を強めるきっかけになったそうです。

「僕のおじさんは長崎での被曝者なんです。」

「被爆者といっても、直接、原爆の直撃をうけた訳ではありません。原爆が落とされて、ほどなくして、仕事先から言われて、安否確認などで現地に入りました。原爆が落ちてから数日内に入っていて、終戦までの間ですから、数日間いたかどうかです。長崎市内には。」

「元々、先生で熱心な人だったんですが、仕事が出来ない体調になりました。ぶらぶら病みたいな状態でしょうか。今にして思えば。発作もおきています。先生は続けられなくなりました。」

「なまけているように傍からは見えましたよ。なまけもののおじさんと親戚では言っていたり、結局店番みたいなことしか出来なくなりました。本人もまわりも何がおきていたのかわかっていませんでした。」

「70代の後半になって、派遣したところから、突然あなたは被爆していると言われたのです。原爆手帳も交付されました。実はその体調不良は、原爆投下後にすぐに長崎に入ったことによる被爆、入市被爆といわれることの影響だったようです。本人もまわりも気がついておらず、本人は体がもたなくて先生をやめるしかなかったんですが。」

「おじさんの体におきた異変が、放射能の影響とわかって、僕は驚きました。直接、原爆にあっていなくても、後からその地に入って行っただけで、こういうことがおきるのかと。これが放射能の怖さだし、本人も含めて、周りがその原因に思い至らない現実も怖さだと思いました。」

「おじさんは、結婚されています。お子さんも何人かいらっしゃいますが、お一人のお子さんには、体調面で影響が出ている状態があると僕は感じています。こうしたことも、放射能への懸念を更に強めた理由です。」

この被曝問題を、西日本でどこまで皮膚感覚で捉えられるのかは、当然ながら難しい部分もあります。こうした身内まわりで過去に起きている事と重ね合わせた人が、認識を強める立場になっている事例として、皆さんにも確認して貰いたいと僕は思いました。

12/7(日)の東京・文京区民センターでの講演は、こくちーず申込も出来たようです。

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【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】

13:30~15:30  (開場:12:45) 

 

 私たちは3.11以降、それまでの安心・安全な生活が当たり前でないと実感することが多くなり、従来の価値観やものの考え方が通用しなくなりました。今も原発事故による放射能の影響拡大は続いており、このような中で私たちはどのように生命を守り次世代へ命や生活のバトンを渡していけばいいのでしょうか。今回は広く首都圏や近県の皆さまにこれからも少しでも安心・安全を確保しながら、平成27年以降も個人が普通に暮らす日常を取り戻し、またそのために必要な知識を得る機会となることを期待して開催致します。

 

■会場:文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)

 

■アクセス:丸ノ内線後楽園駅4B出口徒歩5分、都営三田線&都営大江戸線春日駅A2すぐ 南北線後楽園駅徒歩5分

 

■会費:予約1,000円 当日1,500円(当日の受付はお釣り銭が無い様お願いいたします)

■申込先&問い合わせ genkimatsuri2014@gmail.com  

もしくは、こくちーずで申込⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/

 

■参加方法:こくちーず申込か、必ず事前に住所・氏名・連絡先(e-mail/TEL)を明記の上、へメールをお願いいたします。 また参加費用は下記にお振込み下さい。(大変お手数ですが、振込手数料は各自ご負担をお願いいたします。)当日、受付にてお振込みの確認のため振込み領収書あるいは振込み記載通帳コピーをご持参して下さい。

 

■振込先:ゆうちょ銀行 記号10180番号63789661「元気まつりプロジェクト」宛

 

■申込み締切:12月3日(水)(事前でも定員になれば締め切ります)

 

■主催:元気まつりプロジェクト事務局 http://e129.dgblog.dreamgate.gr.jp/e114479.html (担当:重松・大山)

 

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