「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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ニューヨーク、屋上菜園というリスク懸念。江戸川セシウムうなぎと同じ水を、金町浄水場から飲む東京都民。

2013-05-19 14:46:50 | 福島第一原発と放射能

【5/26(日)放射能防御女子会 IN 三宿】

 13:10開場。13:30~16:30。「世田谷がやがや館」 世田谷区池尻2-3-11

 申込と詳細→ http://kokucheese.com/event/index/90304/ 

尚、キャンセルもこくちーずでお願いします。詳細は申込ページでご確認を。 

独身女性、お子さんのいない既婚女性の会です。母になっていない女性が、被曝の話を考える会です。

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ニューヨークのマンハッタンやブルックリンから聞こえてきた体調不良や重症の花粉症多発について。

ニューヨーク、身近で多発する心臓の奇妙な異常や音楽関係者の死、更に若者の白血病死。松山講演反響記事。

 上記2本の記事でお伝えした方から、ある推測が届きました。この推測を読んで思うのは、屋上菜園という感覚がある場合(日本では少ない気がしますが)、こうしたリスクは、飛躍的に増すのではないのかということです。通常の土壌で、数百Bq/kg程度の汚染場所が、屋上で放射性物質が溜まると、数百倍程度は濃縮されて、数万Bq/kgくらいにはなります。もし、数Bq/kg程度しか降下がなくても、濃縮される場所で、作物を作ると、数百Bq/kgの土壌で作物を作っているのと何ら変らなくなる可能性が否定できません。

 

屋上菜園の様な、降下物が逃げ場のない場所で、何かをつくることは、日本でも禁忌であるだろうと、僕には思えます。

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ブルックリンの友人が、疾患の原因は屋上じゃないかと言ってました。

彼女が言うに、彼女のアパートで体が悪くなっている人に共通しているのが、屋上とバルコニーでの庭いじり。 (プラントにお花や野菜、果物などを植えてる)
それで、一番熱心に庭作業をやってたのが一階の60歳の女性。
二番目が二度心臓発作を起こした人。三番目が彼女、という事です。
そしてこの一階の60歳の女性、今年の一月に急死してます。
この人は、去年の半ば過ぎに腸が破裂して、自宅で痙攣して倒れているところをご主人が発見、その後回復したらしいのですが、一月に急に具合が悪くなって死亡。(原因は不明) 
この人の死が汚染と関係があるかどうかは分からないが、植えたものなんかも食べてたみたいだし、一階なので、上の階の埃やら何やらが、とゆを伝って全部下に流れ落ちるから…と友人。
ニューヨークのアパートの構造から考えるに、一階はたぶん、高い壁に囲まれた庭で、地面を水で洗い流したりする事は、通常あまりしないんじゃないかと思います。 (全体で二十数世帯の、小さな、日本で言う分譲マンションです。)

こんな話をしていても、私は未だに信じられないような気持ちなのですが、私も友人も、振り返って色々考えてると、思い当たる事が次々と出て来て、何だかそれらが一様に辻褄があってくるんです。
木下さんに血液の事を指摘して頂く前は、疑いの気持ちも強かったし、自分に起こっている現実とその原因をはっきりさせたいという一心で、あまり恐怖感は持っていなかったのですが、パズルがはまり始めると、現実味を帯びた恐怖を感じるようになりました。
怖いので、ガイガーカウンターを買って、ちょっと自分で調査してみようと思って、ガイガーカウンターのネットサーチしてます。

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江戸川で天然の鰻からセシウムが普通に検出されています。

朝日新聞の記事朝日新聞http://t.asahi.com/avr8より。

「ウナギから基準超のセシウム 研究者通報も都県調査せず」

 近畿大の山崎秀夫教授の検査です。山崎教授は河川の調査を行っていると聞いています。葛飾区で女性が3月9日に釣った鰻から、セシウムが147Bq/kg出ているそうです。つまり、鰻は普通に死ぬまで、其の川で生き続ける生き物ですから、江戸川の川の水が、放射性物質まみれなのは、実は明らかだということです。勿論セシウム以外の核種も考えられます。川魚は、海の魚と比べても、「蓄積」が進行しやすいのは、過去のデータから明らかです。つまり、河川の汚染蓄積は、はっきりと指し示されます。

ここで、ポイントになるのは、金町浄水場です。

江戸川上流から取水されているのが金町浄水場。ここから東京23区などの水道水が供給。とくに東部に対しての水道水を供給しています。

主な給水地域は
墨田区、江東区、葛飾区、江戸川区、足立区、荒川区の全域、台東区、北区の大部分及び千代田区の一部です。

http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/jigyo/syokai/02-a.html

ちなみに、この金町浄水場は、先月、高度浄水施設の完成したそうです。放射性物質が取りきれるかどうかは、わかりません。金町浄水場は、元々、汚れている水をマジックのように、飲める水にかえていた、日本最先端の浄水施設ではあります。しかし、こういう動きが活発化するのはよくわかります。⇒http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/04/20n45400.htm

イメージとしては、おしっこを濾過した水を、恒常的に飲んでいる状態と考えてもよいと思います。

放射性物質を濾過して、極力少なくした水を都民は飲み、使い続けています。

それが全部、なにもかも濾過できているのかどうかは、勿論わかりません。

僕はこういう水を飲みたいとは思えないし、そういう水を使う場所で恒常的に人生を過ごしたいとはとても思えないのです。

 なお、「江戸川には、川漁師がいて、夕方、鰻の罠を仕掛けて結構、翌日、採れてましたから、汚染鰻は流通していると思います。」という情報もいただきました。天然鰻は需要がありますから、高級店など向けに確かに、流通するかもしれません。高い価格で。

 葛飾区の博物館でも「江戸川の川漁を学ぶ」という講座が来月開講されるようです。淡水魚の生態や江戸川の自然環境を学ぶとうたっていましたが、そもそもその前提として、これだけ放射性物質の汚染が、江戸川に存在することをきちんと踏まえているのだろうかと強い疑念を持ちます。


こうした感覚に、僕は眩暈を覚えます。

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【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】  

 「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」

 

橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。 

大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは? 

 

5/25~6/13まで、ガレキ焼却がストップしている期間なので、大阪開催に踏み切りました。

 

日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定 

 

会場:天王寺区民センター ホール 

 

申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/

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 きのうの記事で、なぜ病院名を名指ししないのかという、お叱りがありました。しかし、こういうことを、突然言ってくることは、僕はのめません。まず、病院名を名指しすることを、情報提供者が求めているケースの方が圧倒的に少ないです。心で怒っていも、それで別のトラブルがおきることを普通は避けています。

 そもそも、僕は、特定病院批判をすることが記事の目的ではありませんし、その病院でも、医師によって対応が違うケースは当然あります。そもそも、甲状腺のことを調べれば調べるほど、医療のジャンルの隙間産業であり、特定のグループの医師にゆだねられていて、そのムラ意識が、他の領域よりも強いことがわかっています。そうした構造は問題であると認識していますが、具体名を提示してまでの、個別の病院の批判、個別の医師の批判というのは、あきらかな医療ミスや、懸念する母子に対しての高圧的な言動が常軌を逸している場合に限定されるべきと判断しています。今回は、そこまでの医療ミスでもありません。

 これは、構造的な問題であって、どこの病院で、どういうことがおきるのかは、ケースバイケースです。このため、こうしたことが起こりうる可能性を伝えておくことで、いろんなところのいろんな病院での、皆さんの対応に役立てたいから、記述しています。

 もともと情報提供して頂いた女性も、「以上、少しでも皆様のお役にたてればと思います。」ということで、ここまで書いて頂いています。ご本人は、やはり、甲状腺がんの診断がされたことで、内心強いショックを受けながら、他の人々の命のために、気丈に書かれています。いち早く伝えた方がよいからと。そうした、本人の感覚も踏まえずに、意味なく「病院の実名公表しろ」と言う感覚は、僕には理解できません。

 スキャンダル記事なら週刊誌を購入してお読みください。僕にはそんな暇はありません。

 


 

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

 

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

 

 

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

 

 事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

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ブログ記事にコメントしたい方は、メールタイトルは統一して⇒「ブログのコメント」

 

1.ハンドルネーム

 

2.コメントしたい内容(400字以内、厳守)

 

3.本名とあなたの属性(例として主婦とか会社員)←3は公開しません。

 

僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。

 

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下記の東京、三軒茶屋の開催は、現在満員です。キャンセルが出たら随時受け付けます。

 

【5/25(土)木下黄太と話す被曝問題】

 

http://kokucheese.com/event/index/90388/

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コメント
 
1.たまご。

 

 

 

2.内部被爆の影響

 

 

 

 

 

 既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、茨木で高線量に被曝をされた方がなくなったそうです(死因は分かりません)。

 

 

 

引用元:【猫飯は浜の薫りプロダクション・ニャハハ!本舗】より

 

 

 

 

 

真偽の判断は個々に委ねたいと思いますが、汚染地帯に留まり生活を続けると言う事はリスクが高いのだと言う事を受け止める必要があると思います。

 

 

 

どのような理由があるにせよ「命」「健康」は「お金」には変えられません。

 

汚染地に留まらせよう、帰還させようとする政府、自治体、マスコミは未来永劫その罪を免れる事は出来ません。