「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

ニューヨーク、身近で多発する心臓の奇妙な異常や音楽関係者の死、更に若者の白血病死。松山講演反響記事。

2013-05-08 11:02:08 | 福島第一原発と放射能

5月の最終の土日で、東京で、女子会など、人数限定の会を開催予定です。人数を限定して、皆さんときちんと話をする会を開催します。決まり次第にお伝えいたします。

============================================

松山の講演会は、メディアの反響はあって、地元の愛媛新聞や毎日新聞では、講演会の内容が比較的大きく掲載されています。伊方原発再稼働が、地元で意識されている証左と思います。

=================================================

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130507/news20130507077.html  愛媛新聞より。

「原発再稼働、市民議論を 松山でジャーナリストが講演」

2013年05月07日(火)
 放射能汚染問題などを取材しているジャーナリストの木下黄太さん(46)が5日、愛媛県松山市三番町6丁目のコムズで講演し、「原発再稼働問題への意識を高く持ち、多くの市民を巻き込んで議論してほしい」と訴えた。 
 木下さんは1999年の東海村臨界事故を取材。2011年3月の東京電力福島第1原発事故後は全国各地で放射能汚染状況を独自調査している。 
 講演では、政治的背景などから伊方原発(伊方町)が全国で最も早く再稼働する可能性が高いと指摘。福島原発事故で放射性物質を含んだプルーム(雲)が約350キロ圏内に拡散したとの独自調査結果を例に挙げ、伊方で事故が発生した場合に「被害が九州や京都など西日本全域に拡大する」と話した。都内を中心に甲状腺疾患などが悪化した患者が急増している現状も説明。「チェルノブイリ原発事故では約5年後に白血病などの患者が増えた」と注意喚起した。
 
【写真】伊方原発再稼働の可能性や放射能汚染の現状などを話したした木下黄太さん=5日午後、松山市三番町6丁目
 
 

「講演会:放射能調査の木下黄太さん「伊方再稼働は危険」 事故なら拡散防げぬ−−松山 /愛媛」

毎日新聞 2013年05月06日 地方版

 放射能汚染の実態を調査・発信しているジャーナリスト、木下黄太さん(46)の講演会が5日、松山市三番町6の市男女共同参画推進センターであった。四国4県の市民でつくる民間団体が主催。木下さんは、福島事故で放射性物質が南北約350キロに拡散した調査結果を挙げ、「岬の突端にある伊方原発で事故が起きればプルーム(放射性物質の雲)が瀬戸内地域に流れる可能性があり、関西が壊滅して日本は終わる」と伊方原発再稼働の危険性を訴えた。

 木下さんは「風向きと地形以外に放射性物質の拡散を止められるものはない」と強調。そのうえで「工業地帯があるエリアに流れる確率が高いのに、(伊方原発周囲に)防ぐためのブロックが何もない」と指摘し、「そんな原発を動かすことはおかしい」と憤りをあらわにした。被ばくによる健康被害の実例も挙げ、「健康状態の想定も踏まえながら原発をどうするか考えざるを得ない」と述べた。

 講演には、約60人が出席。参加者との対話集会もあり、質疑応答や意見交換も行われた。【橘建吾】

===========================================

尚、記事中に僕が話していないことや話を誤認している記述はありますので、ご了解ください(伊方原発は岬にあるけど、突端ではないです)。

伊方原発再稼働阻止も含めて、四国での放射能防御活動は
「放射能防御プロジェクト四国」に参加を⇒http://www.facebook.com/groups/rdp.shikoku/
 
ニューヨークから、健康症状について、さらに追加のお話が聞こえてきました。元々の記事は下記になります。

ニューヨークのマンハッタンやブルックリンから聞こえてきた体調不良や重症の花粉症多発について。

「ブルックリン在住の友人の話。胸に痛みが走るようになり、時々ガクンと全身の力が抜けて気を失いそうになるようになるので、一ヶ月ほど前に心臓の検査を受けたところ、心臓弁膜の不調で、血液が少し漏れているとの結果。過去に心臓疾患の経歴なし。」

このご友人のまわりでおきていることが、更に伝えていただいています。ニューヨークでおきていることを、原因を断定することはできません。しかし、ニューヨークでも厳しいリアルがあからさまになっていることは、認識しておいた方が良いと思います。

絶望に慣れるためにも。

===========================================

本当はこの夏の花粉の時期を終えてから、その後の状況を報告するつもりだったのですが、ブログのロシア人の方の意見が、あまりにも私の感覚に近いので、お話ししたく思いました。


先日、以前お話しした、心臓弁膜に異常を来したブルックリンの友人に、私の血液検査の結果と木下さんから指摘された事など話したところ、また少しビックリする事を聞かされました。

彼女が自分の心臓の事に付いて、周囲の知人に話をしたところ、7人に話したうちの4人が、彼女と同じ症状があると言ったそうです。(この7人は全員女性)
そしてそのうちの一人の旦那さんも同じ症状を抱えているそう。

これはすべて、この1年から半年くらいの間に始まったものだそうです。

加えて、日本語学校の教師の十代後半のお子さんが、今年の2月に白血病にかかって、この4月に急逝したとも聞きました。


私の主人は少し前に、この数ヶ月で、音楽業界の関係者が凄くたくさん亡くなっていると話していました。 来週も一つお葬式に出席します。(この亡くなられた方は、心臓)

今年の花粉の影響は、過去の二年に比べて格段に楽そうで、これはほぼみんな同じ感覚の様ですが、私も含めて、過去の二年に疾患を起こした人達の症状は治らず、慢性化して、みんな度重なる抗生物質などの飲み過ぎでコンプリケーションを起こしたりしていて、更に訳の分からない症状でややこしくなっているように思えます。(私の鼻炎も、3度目の抗生物質ですが、効き目なし)
細かい話は省きますが、私が知る限り、私の周りでは、呼吸器疾患が圧倒的に多く、治らなくて繰り返すパターンです。 季節外れの風邪を引く人も多いです。 そして自分たちの体調不良について語るとき、みんな気持ち悪いくらい口を揃えたように、この2年...と言う。
人とそういう話をすれば、被爆症状らしき症例は、いくらでも出てきそうです。

アメリカ人は放射能汚染について何も知らされていませんから、誰も興味なさそうだし、原発問題だけでなく、経済や政治も含めた様々なシステムを考慮に入れて今の社会を見て私が痛感した事は、絶望。 そしてその絶望をしっかりと認識して、自分の中に受け入れるところから始めないと、挫折するんだ、と思いました。
これは、今の社会で生きて行くための原点なのではないかと思います。

アメリカ東海岸でさえこんな状況ですので、木下さんもどうかご自愛ください。

==============================================

 

ブログ記事にコメントしたい方は、メールタイトルは統一して⇒「ブログのコメント」

1.ハンドルネーム

2.コメントしたい内容(400字以内、厳守)

3.本名とあなたの属性(例として主婦とか会社員)←3は公開しません。

僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。

===============================================

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

===============================================

1.  ハンドルネーム

マツダマツコ

2.  コメントしたい内容

絶望はいつもともにあります。けれど抵抗してる。せずにいられないです。どこで抵抗をやめるのだろうと思いながらも少しでも守りたい。あがいて死んでゆくのだろうな、たぶん。それが本願なのかな。

 今朝、駅で赤十字のPR活動がありました。出社前のあわただしい時間でしたが、輸血の問題について若い職員さんに放射能の危険をまなびガイドラインを設け厳格に運用していただきたいとお願いをしてきました。彼自身は真剣に聞いてくれましたが、はてさて。。。多くの人があちこちで声を上げてくださると少しは変わるかなと絶望のなかでも小さな希望を。ついでに病院食の話もしたらよかったかな。でないと赤十字病院は、多少の被ばくに目をつむらざるを得ない単なる野戦病院になってしまう。戦時下とは言え被曝は避けなきゃ。わかってもらいましょう。言葉を尽くして。なんとか。

 1.nyago

2.5月8日のエントリーについてです。

 私の近しい知人がNYの方と似た症状の様に思います。
 彼は40歳、杉並在住、フリーランスで近年メタボ体型で
 コレステロールの薬を服用してましたが、昨年末から体調が特に悪くなり、今年2月に少し持ち直したものの、3月中旬頃から心臓付近に痛み(付随して背中等も)を頻繁に訴えるようになり、同時に眩暈、呼吸が苦しい(胸が詰まる感じがする)等に悩まされています。夜も安眠出来ないそうです。血液検査の結果、白血病などはなく、心電図でも異常は無いと言われたそうですが、「心臓の弁がどうの(パルスのリズムが少し遅い?等?)」と言われたと言っていました。様子を見て収まらないなら深層心電図を取ったらと言われたそうです。彼は水や食べ物は私がうるさいのでなんとなくは気にしてますが、外食や弁当などよく食べます。私は東京と北海道の二地域居住ですが2011年3月11日~6月は東京でした。今の所大きな健康被害は感じません・・。今年の2,3月はずっと東京でしたが喉の痛みが未だに治らず今でも咳き込みます。彼も咳は2月からずっと治らずひどくなっています。
 今日のエントリーで「心臓の弁」というワードの一致が気になったのでコメント致しました。彼は放射能の事は考えようとしないのでとても心配です。