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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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神奈川県秦野市の土壌で290.2Bq/kg。また小田原の小麦粉67Bq/kg、国産小麦粉要注意。

2011-09-18 14:43:12 | 福島第一原発と放射能

 個別土壌調査の秦野や足柄のエリアです。食品もはいっています。①から⑧が土壌、⑨が堆肥、⑩が大麦、⑪が小麦粉です。割とショックなのは、首都圏の調査でNDしか出ていなかった、比較的汚染の低いと見られていた秦野市内で、土壌でほぼ200から300Bq/kg程度の汚染が複数個所で確認された事。小麦粉でもこのエリアの小麦で作ったもの、製品の小麦粉の状態で70Bq/kg近い汚染になっていることです。国産小麦粉は、関東のものは、私は駄目だと思いますが、関東の西の端の、小田原までは小麦粉がこのように汚染されていることを考えてください。大麦にしろ、小麦にしろ、麦は放射性物質の影響が大きいことを噛み締めてください。

 秦野は東名高速を走っていると、ガイガーで0マイクロシーベルトもたたきだす場所で、首都圏の調査結果からも、汚染程度が低いと想定していました。もちろん、そんなに高くはないですが、それでもかなり微妙な300Bq/kg程度の汚染があることがわかると、比較的軽微な場所であっても、汚染はきっちりと存在しているという事です。本当に関東で、生活できる場所があるのか、あなたの心に、真剣に問いかけるしかないと私は思います。セシウム合算平均で、西ドイツ90Bq/kg、イタリア100Bq/kg、フランスは30Bq/kgですから。この数字感覚よりも厳しい値が、関東で最も汚染が低いと想定されていた、秦野市内でもあるということです。

 どうでもよいコメントをする人たちに通告します。本当にどうでもいいです。事態の深刻さをいい加減、ご認識下さい。どんなウソや方便を言い続けても、関東の汚染は深刻です。はやく退避する決断をしないと、このブログ読む意味などありません。汚染があることは明確です。人間は絶対に放射能には勝てません。絶対に。

 

検査結果は、次のようになりました。ご報告致します。

全て、神奈川県です。ヨウ素は、全て不検出でした。

※採取月/日・場所・検体詳細・Cs134Bq/㎏…Cs137Bq/㎏

①9/7・中郡大磯町国府新宿(海から300mほどの草生畑・不耕起)75.1…70.7

②9/7・足柄上郡中井町半分形(草生刈敷の畑・不耕起)46.2…71.1

③9/6・秦野市西大竹上屋敷(自宅内の畑・耕運後)141.1…149.1

④9/5・秦野市柳川(窪地の湿地・不耕起田の畦)79.9…119.9

⑤9/7・秦野市西大竹上原(畑~耕運後)61.1…80.0

⑥9/8・中郡二宮町中里(畑・耕運後)26.8…33.7

⑦9/8・中郡二宮町中里(畑耕運後⑨の堆肥混入)88.2…117.9

⑧9/8・南足柄市和田河原(畑・耕運後)85.9…101.6

⑨9/7・南足柄市狩野(剪定枝堆肥~豚舎内敷き)83.1…82.5

☆⑩6/25・中郡二宮町中里(もみ付き大麦)21.0…15.1

☆⑪7月初旬・小田原市舟原(足柄上郡で製粉~小麦粉)38.0…29.0

追記

 おそろしく、頭の悪い典型的な人たち(意図的な妨害かもしれませんが)として、関西に逃げてもどこに逃げても汚染は同じ。食品もガレキもというコメントをする人たちがいます。複数います。本当に愚かで話になりません。あなたたちはそれを信じて、東京でも柏でも、松戸でも、住み続けてください。勝手にしてください。放射性物質が、環境にどのくらいの量があるのか、その違いをずっとずっと書いています。ずっとです。ほんとにずっとです。大阪と東京で少なくとも数十倍、多ければ数百倍の違いがあります。西日本の土壌調査で、関西より西で、まだ100Bq/kgを超える場所が一箇所も見つかっていません。NDから数Bq/kgが圧倒的に多いです。都内は数百から数千Bq/kgは当たり前です。東葛地域は1万Bq/kgさえ超えていきます。食事は気をつければ何とかなります。特に西は。ガレキの処理は宮崎市や徳島市のように議会が反対の声をあげはじめました。とめられます。皆が声をあげれば。でも環境に存在する放射性物質は、その存在は続きます。それが重要で考えろと何回も言っています。こんな基本的なことも、いまだにわからないひとは、僕のブログもツイッターも読みに来るなということです。こんな事もわからない人は、無理です。恐らく妨害行為の一環と思いますが。

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  三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

  ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

 

 講演依頼など、様々な問い合わせは、まずメールでお願いします。また、具体的なご相談も、コメント欄でなく、直接メールしてください。僕と話したい方は、直接メールが早いです。スカイプや電話でも対応しますから。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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9/23(金・祝)と9/24(土)に広島県の福山市と尾道市で講演会に伺います。

 

木下黄太講演会 IN 福山・尾道
「放射能ほんとうに大丈夫?」
東日本大震災が西日本に与えた影響、未曾有の大震災と原子力発電所の事故から半年あまり。お米や牛肉の汚染や、震災廃棄物の広域処理など「心配ありません」と言われているけど本当に大丈夫なの?
震災以降独自の取材を続けておられる、木下さんをお迎えして、実際の現場から見えてきたものをおうかがいします。
 
9月23日(金・祝)
午後5時30分~8時(開場5時)
広島県民センターふくやま文化交流室
住所:福山市東桜町1番21号(福山駅より徒歩5分、市役所北側)
TEL:084-921-9200
参加費:500円(資料代含む)
 

定員:120名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 福山、申し込みは極力メールでおねがいします。
080-5609-1651
メール:
hukuyama9@gmail.com(にった)


 

 

9月24日(土)
午前10時30分~午後0時30分 (開場10時15分)
尾道商業会議所記念館2F議場
住所:尾道市土堂1-8-8(JR尾道駅より商店街を徒歩5分)
TEL:0848-20-0400
参加費:500円(資料代含む)

 

定員:75名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 尾道、申し込みは極力メールでおねがいします。
090-9148-2155
メール:
hamadendenden@mail.goo.ne.jp(浜本)

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