「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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事故から半年、黄色いものを身につけ、考えましょう。

2011-09-11 11:19:13 | 福島第一原発と放射能

 福島第一原発の事故から、半年が過ぎました。もう半年が過ぎたとも言えますし、まだ半年なのかと言う気もします。事故の影響が、どういう形を取るのかが、明確にわからない中、ずっと走ってきたような気がします。一度、今日一日は、なにか黄色いものを身につけて、考える事をお薦めしたいと思います。

 僕の中では、いろんな影響が大きく出てくるとしたら、この半年を過ぎた時期からだろうと、ずっと思っています。このブログの初期の読者でメーリングリストのメンバーやフェイスブックの「福島第一原発を考えます」のメンバーなどでもよく話が出ているのですが、「半年を過ぎて、九月になってから、いろんなことがどうなってくるのか。そこを見極めないと」というのが言われました。チェルノブイリのことをトレースすると、健康被害に関しては、半年で、実は顕在化していて、それを隠蔽していく構図です。日本の場合、旧ソ連ほどの隠蔽はできませんので、この点で、この時点からの情報の展開は、実は旧ソ連よりも早いと判断しています。福島もそうですが、情報の展開が速いとしたら、東京東部や東葛地域のエリアで何がおきるのかということだと思います。その点では、僕のところに、東葛地域の三十代、四十代男性の突然の心臓死が身近におきたという報告が相次いでいるのが、相当気になっています。首都圏の危険は常に伝えていますが、おきる事象は僕の中では、ホットスポットになっている東葛地域で、よりおきる可能性が高いと、前から判断しています。他の地域よりも緊急対応しなければならない可能性も高いということです。僕には、聞こえてくる情報が少し怖くなっています。

 経産大臣が辞任しました。まず基本認識として、政治家が発言を問われるのは仕方がないと思います。「死の街」は彼の認識はともかく、不快にさせる言葉で、大臣としては言い方を考えるべきだったでしょう。さらに「放射能」に関しては、あの程度のやりとりで、揚げ足をとられれば、この時期には追い込まれる話なのです。揚げ足を取られた時点で彼の負け。大切な目的を遂行する覚悟があれば、あんな稚拙な発言はしてはなりません。地位の重みを認識し、なすべきことを認識していれば、あんな対応にならない。しかし、勿論、揚げ足を取りに、仕掛ける事しかかんがえていない政治記者は、その心根がお粗末とは思います。だが、そんなお粗末な心根の仕掛けに、はまり込んでしまう人に、この難局は難しいのです。結局。ここは、シビアに考えるしかない。そして、ここから躓く野田内閣は、前途多難が深まる様相と思います。恐らく原発も被曝も対策は遅れていくだけです。これは最悪としか言えません。健康被害のことが、顕在化すると、事態はさらに明確化します。
 
 川内村より北海道に移動した車輌をベクレルモニターによって、車輌のボンネット下の吸気口(縦2cm×横4cm程度)部分をティッシュ1枚で軽く拭き測定した結果が送られてきました。
 結果は、183Bq(±19Bq)ということです。福島の車両の汚染は、深刻なものがあります。他のものと違って、屋外にあり、吸気する車両は汚染されている状態です。こういった車が放射性物質を付着したまま、外部に放射性物質をもたらす可能性をきちんと考えて、対応すべきと思います。
 
それから、念のためですが、原木栽培のきのこは、遠隔地でも検出例が出ています。原木の産地によって落とし穴があります。
 
 

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  三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

 

 ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

 

 講演依頼など、様々な問い合わせは、まずメールでお願いします。また、具体的なご相談も、コメント欄でなく、直接メールしてください。僕と話したい方は、直接メールが早いです。スカイプや電話でも対応しますから。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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9/23(金・祝)と9/24(土)に広島県の福山市と尾道市で講演会に伺います。

 

木下黄太講演会 IN 福山・尾道
「放射能ほんとうに大丈夫?」
東日本大震災が西日本に与えた影響、未曾有の大震災と原子力発電所の事故から半年あまり。お米や牛肉の汚染や、震災廃棄物の広域処理など「心配ありません」と言われているけど本当に大丈夫なの?
震災以降独自の取材を続けておられる、木下さんをお迎えして、実際の現場から見えてきたものをおうかがいします。
 
9月23日(金・祝)
午後5時30分~8時(開場5時)
広島県民センターふくやま文化交流室
住所:福山市東桜町1番21号(福山駅より徒歩5分、市役所北側)
TEL:084-921-9200
参加費:500円(資料代含む)
 

定員:120名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 福山、申し込みは極力メールでおねがいします。
080-5609-1651
メール:
hukuyama9@gmail.com(にった)


 

9月24日(土)
午前10時30分~午後0時30分 (開場10時15分)
尾道商業会議所記念館2F議場
住所:尾道市土堂1-8-8(JR尾道駅より商店街を徒歩5分)
TEL:0848-20-0400
参加費:500円(資料代含む)

 

定員:75名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 尾道、申し込みは極力メールでおねがいします。
090-9148-2155
メール:
hamadendenden@mail.goo.ne.jp(浜本)

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 ツイッターでも情報は流していますが、ブログとは性格の違うツールとして使っています。必要な方はフォローしてください。https://twitter.com/#!/KinositaKouta

『放射能防御プロジェクトによる全国土壌調査:追加募集!!』

 西日本土壌調査の追加調査を行います。
今回の対象は、九州、沖縄、そして西日本でないですが、北海道です。
募集件数は60箇所程度です。
 

 

... 首都圏や中部、関西で追加希望の方はご相談ください。
できたら空白な地域(少ない)を優先したいです。
 
空白地域は、例えば
鳥取県と島根県の山陰地方。山口県。
岐阜県西濃地区と滋賀県東部。
長野と岐阜と静岡と山梨のお互いの県境にあたる地域。
名古屋市内。愛知県東部。静岡県遠州エリア
奈良と和歌山の山間部、敦賀湾エリア。高知県室戸エリア。
淡路島。他、日本海側は少なめです。

先に行われた「首都圏土壌調査」「西日本土壌調査(先行)」に倣って、
指定日に参加者がそれぞれの場所で土壌の採取を行い、
分析機関に送って測定してもらう方法で行います。
先行して、希望者のマップを作成します。
検査会社は、処理の都合で今回は先行調査と別の会社になります。
検査方法の機械水準は同程度かそれ以上になります。

1.検査料は自費でお願いします。
   (検査料15,750円+送料・振込手数料)
2.採取場所はなるべく私有地でお願いします。
   (公園・学校等は許可が必要になるので、許可が取れた場合のみ可能です。)
3.公表については○○市○○町○○丁目までとし、個人名は出しません。

上記条件で希望される方は、
下記5点を明記してメールでご連絡ください。

 1.氏名
 2.住所
 3.電話番号
 4.メールアドレス
 5.土壌調査したい場所

《連絡先》
w_chousa@yahoo.co.jp
       担当:秋山

「追記」
特に九州、沖縄では、数値が、あまり出ない可能性が大きいです。そのことは、ご認識の上、お申し込み下さい。
 
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加工食品の原材料がどこのもので、さらにいつごろのものなのかで、内部被曝する可能性の有無を確認できる可能性があります。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b8c8f85c5ce80be6f2fafabcf0c8f66eこの記事のコメント欄で、それに特化した形でコメントをしてください。ネットからの二次情報でなく、ご自身が直接調べた情報をコメントしてください。この際、注意していただきたいのは、個別企業の批判的なコメントは一切書かずに、客観的に事実情報をまとめる形で作りたいです。下記のスタイルで書き込みを。

①企業名

②商品名

③製造場所(この記号はどこの工場までわかれば)

④主要な原材料

⑤原材料の産地

⑥賞味期限などから製造年月日がいつで、原材料の調達がいつか。

⑦放射能対応の有無、具体的な対応

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