「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「正直、何で皆さん危険な汚染地に居続けるのですか?」静岡の焼津もセシウム478Bq/kgの汚染です。

2011-09-16 02:23:14 | 福島第一原発と放射能
 衝撃です。静岡県焼津市 海に近いエリア セシウム合算で478.3Bq/kg (セシウム134 219.5Bq/kg セシウム137 258.8Bq/kg) ヨウ素不検出。
  
  静岡市から西に十キロでこの数字。場所で、むらがある汚染。ホットスポット。焼津から聞こえてきている健康被害報告とシンクロします。この土壌調査をおこなったご家庭はかなりショックを受けられていて、いろんな対応を検討されているようです。よくわかります。このくらいの数字が出てくるところは、都内の平均的な場所ですが、ウクライナのキエフ並です。その感覚のところで住み続けるのかどうかということです。これが静岡市よりも西でおきてきました。ホットスポットはむらがあって、飛び地で汚染されているという事です。大丈夫かと思った想定を超えました。少し反省しています。まだ、危険な場所はあると思います。
 
 僕はきのうからずっと沈んでいます。嫌がらせの書き込みやツイッターのせいではありません。僕の中で、緊迫感は常に増している中、東京に一週間程度いてみて思ったのですが、東京と僕との違和感は感覚的には拡大する一方で、段々理解できなくなってきました。
 
「正直、何で皆さん危険な汚染地に居続けるのですか?」
 
 社会的にも、金銭的にもいろんな理由はあるのでしょうが、僕にはさっぱりわかりません。心の奥底では皆目見当がつきません。少なくとも何百人の方とお話しても、本質的にまったくわかりません。前より、そのギャップはかなり大きいです。僕の中では、当初から決着している事が半年が過ぎても決着しないのは本当に不思議です。というか、よくわかりません。
 
 前に東京に戻るときは、必ず喉の違和感がありました。今回、よかったのは全くなかったこと。これは、よかったのですが、かなり疲れやすいと感じました。勿論、骨折後に回復中で、都内に出てきたため、そうなっただけなのかもしれません。暑いからかもしれません。でも、僕は違うと思います。放射性物質の少ないエリアから久しぶりに一定期間、放射性物質の多いエリアにやってきたことで、体が疲れたと感じています。「それは、ありえない。そんなに線量は高くないし」ときのう午後話した知人女性には、一蹴されました。でも、僕はおかしいと思っています。書きようがないですが、「違和感」は社会のあり方だけでなく、汚染状態の想定にも源はあります。東京は東部のみならず、西部もよくないと思います。僕は世田谷でものすごく違和感があります。
 
 「東京東部は汚染はひどい」「子どもはいられない」彼女はそう言いながら、自分が東京にいることは言外に肯定していました。僕の示したいろんなデータを全て読ませても、普通よりも知識はわかっていても、そこは、なんとなく避けて思考しているのはよくわかりました。「いったい何のために僕は話しているのか?」僕の中にも個人的な感覚でも疑問が渦を巻き続けます。有効な回避方法、様々な検査方法、いくら教えても教えても、本質的に役に立ちません。つまり、一番簡単かつ確実な回避方法である東京からの退避を選択しません。きちんとした回答は一つしかないのに。
 このプライベートな話と皆さんに話しているパブリックな話は実は本質は同じです。僕は、おんなじことをずっと言い続けています。あほの一つ覚えです。しかし、あんまり進展していません。プライベートもパブリックも、三月の緊急避難した方を除き、ずっと同じ感じです。しかも、緊急避難者の大半も、四月以降に、一見普通の暮らしに復帰しています。
 
ごめんなさい。
僕も相当、適当で、駄目な人間と自覚しています。
 
しかし、皆さんも、彼女も、僕以上に、駄目な人たちだと思います。
 
健康とか、生死を分ける可能性がある場合に、合理的に判断するしか方法はありません。
 
より被害を軽微にするために、より的確に、より早く、より合理的に判断し、現実に行動することです。
 
そういうことは、何よりも優先することです。
 
何回も言いますが、他に優先すべきことはありません。
 
でも皆さんも彼女もその選択をとりません。半年が過ぎても。
 
 僕は、皆さんも、彼女も、いくら言ってもわからないなら、どこかで、自分の存在を消滅させるしか、気づかせる方法はないのかもと思っています。言い続けても言い続けても、実行しない人たちはおかしいです。しかも、間に合わないかもという緊張だけが、毎日毎夜、僕を襲います。この馬鹿げた状態に僕がいつまで、まともを保ちつづけられるのか、僕にもそろそろよくわかりません。僕個人や身内の話だけなら、僕は早々に、海外にでもゆきます。日本と疎遠になれば、それが楽しいかどうかは別として、別の価値観の土地に行けば、それでこの話は終わりです。合理的ですし、この類の悩みもありません。でも、そういう選択をせずに、考え続けて、言い続けています。半年は、僕のこれまでの感覚では、流れはここまでで一区切りです。今回は、さらに延びそうな雰囲気です。それでも、一人一人の体力や首都圏の汚染状況を考えると年末や年度末がリミットです。その後に退避する意味は、実はありません。
 
 正直、退避しないなら、僕のブログを読む必要はありませんし、僕と私的な人間関係を続ける意味もありません。読者は全員いなくなってもかまわないし、親しい人間に全て去られても僕は構いません。
 
 どんなに遅くても、来年三月までに首都圏から避難しない人はこのブログは読みに来ないで下さい。
 
 また、僕との人間関係も解消してください。
 
  
 緊急対応として、この活動をやるのは、とりあえず、まず来年3月末までだと思います。そこまでに避難をしない人は、僕に関わらないで下さい。本当にこれは根幹的なことです。
 
 僕は駄目人間ですが、少なくとも皆さんや彼女と違って、自分の知的試みを続ける事で、首都圏にいながら、放射能被害をなんとか回避できるような、傲慢な思い込みはまるでありません。愚かな僕だから、勿論できませんが、聡明な皆さんや彼女でも本質的に回避は不可能です。放射能に人間は勝てません。どうあがいても勝てません。僕は駄目人間なので、皆さんや彼女のような傲慢な思い込みがもてません。勝てないなら、逃げるだけです。
  何で毎日毎日おんなじことばかり書くのかと思います。ほんとにおんなじことばかり。

誹謗中傷する輩が多くてうんざり。

2011-09-16 02:13:06 | 福島第一原発と放射能

下記のような人は、前から何回も書いていますが、僕のブログを読みに来なくてよいです。迷惑です。というか、そういうコメントをなぜ書き込みに来るのか理解できません。ツイッターでも多いですが、一見まともなふりをよそおって質問して、その答えで別に揶揄するケースです。メールありますから、そんなに話したいなら直接話にこちらにアクセスしなさい。まあ、一度も誰も来ない。ネットの悪い側面です。金銭面のことなどで現実になってもいないことを、書いているなら誹謗中傷です。書いた人間が特定できれば、名誉毀損もやることができます。掲示板でも、個人ブログでも、誹謗中傷は誹謗中傷です。本当うんざり。下記のようなコメントもうんざり。こなくていいですよ。こういう人は。それで終わりです。こんな文句言いながら、読みにくるのは頭がおかしいです。意味がわかんない。多分ほんとに頭がおかしい。

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「初めてコメントさせていただきます。
毎日、紹介されたブログと木下さんのブログをチェックさせていただいているている者です。

2011-09-15 13:49:21さんに同意します。
元業界にいた木下さんとは違う、個人の、一庶民のブログです。何書こうとブログ主さんの自由でしょ。掲示板に書いてる訳じゃないし。

あの文章で誹謗中傷ですか(苦笑)
ただ主さんがそう思ったから自分のブログで意見してるだけでしょう。
あの程度でご立腹されているなら大人気ないなぁと思いました。」