【雨の中レンギョウが咲いてる。例年より暖かいからだよね。】
今年は1月から雨の日が多いんだよ。降水量も多いんだ。
和歌山県北部、雪が積もった日も珍しく皆無なんだ。
南国、和歌山だから?そうじゃないんだ。
我が家は高野山の麓の町だから、冬は寒いんだよ。
でも、とても寒がりの私、まっちゃんだけど
今年の冬は「凍てつくと」感じる日は少なかったんだ。
地球温暖化のせい?
その言葉だけでは済ませないんだよ。
そうそう、過去にもこんな年はあったんだよ。
暖かい。と喜んでばかりいられないんだ。
●○○○○○●○○○○○●○○○○○●○
実は我が家は、柿を作る果樹農家。
恐いんだよ、こんな年は。
何故って?
霜だよ。晩霜の被害だよ。
過去の経験から言うと、こんな年。
4月になってから霜が何回も降りるんだよ。
(それに伴い、低温気流が停滞するんだよ。)
晩霜注意報が出ると、かつては柿畑では
夜中に古いタイヤなんかを炊いて
畑を暖めて、霜の被害を食い止めてたんだ。
でも今の時代、畑で物を燃やすなんてご法度だ。
資金のある農家は、柿畑に大型扇風機を設置している。
でも、零細農家には資金が無いからね。設置は無理だ。
●○○○○○●○○○○○●○○○○○●○
過去、晩霜被害で10aで20㎏入るコンテナに
6杯しか収穫できなかった年もあるんだ。《柿は霜に弱い。》
『平年だと150杯、豊作だと180杯位の収穫が出来る。』
我が家のような零細農家はひたすら、
晩霜被害が無いことを祈るしかないんだよ。
何しろ秋の収穫が、最大のご褒美だからね。
【まだ新芽は出てないけどね、晩霜を恐れる柿の樹々達だよ。】