malのあっちこっちブログ

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森林公園(谷戸)

2010-05-13 08:58:40 | 日々のこと
アタシの住んでいるところは多摩丘陵の一部である。

この辺りには谷戸と呼ばれる地名が多い。

谷戸とか谷津とか言われる地名なのだが、特に関東・東北地方で使われる呼び方らしい。

参照:http://www.kamiyabe.com/yato-02.htm

丘陵部が侵食されて谷になり、そこに小川が流れるような場所のことである。

このような場所は古代より田畑があって、人が住んでいた。




日曜に、歩いて1時間ほどのところにある森林公園に行って来た。

ここもその谷戸で、弥生時代には既に稲作を行なっていたらしい。

公園として管理されているので、樹木は自然のままであったり、谷戸特有の湿地が残されていたりする。

花は特に沢山はないが、湿生植物は沢山ある。

また、湿地帯にはザリガニもいるらしく親子連れが一生懸命サキイカを木の枝に括り付けて釣っていた。

公園内の動植物は、捕獲・採取をしてはいけない、と注意書きもあるのだが、ザリガニは別なのかな・・・



小さいながらも管理されている竹林では、今年の竹の子がズンズン生長していた。






竹の根元では土鳩が何かを啄ばんでいた。近づいても逃げない。





湿生植物の中に、可憐な花があった。



チョウジソウというらしい。。。




木道の一角に湿地帯の小さな溜まり水の場所があり、その水の向こう側の樹木に向かって沢山の人が

カメラを構えている。

全員が500mm以上の望遠を付け、三脚で固定して狙っている人もいる。

たまたま画像を確認している人がいたので覗いて見た。

カワセミ・・・だった。

カワセミを狙っていたのだった。

「どこにいるのですか?」と尋ねると

「前の藪の中」と言う。見てみるが分らない。





湿地帯を一回りして戻ってくると、カワセミの場所でもっと沢山の人がまた狙っている。

レンズの方向がさっきよりも上を向いていたので、何気に正面の木の葉の間の枝を見ると

いた!

茶色と青みがかったグリーンと白の縁取りのカワセミだった。

自然の色の妙味にしばし見とれた。

慌てて写真を撮る。



目を凝らして良くご覧ください。葉と葉の間の丁度真ん中の枝に綺麗な3色の鳥が見えます。



しばし、全員が息を凝らして眺めていると・・・

突然、、、ダイブ!

水の中へ・・・・・と、

獲物を銜えてまた枝へ・・・



いやぁ~写真やニュースでしか見たことの無かったカワセミの捕獲シーンを数メートルの距離で見てしまった。



いやぁ・・・自然って、本当に、、いいもんですねぇ。。。