malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

池の谷キャンプ場のシュウジくん

2010-05-08 08:49:59 | 
三日目のこの日、特に予定は無く、朝、焚き火を起こし、朝食を作り、それを焚き火の傍に運んで食べた。


コーヒーを飲みながら、Pは読書、アタシはお絵かきナンゾをしていると、、、







お隣の6歳くらいの男の子が妙な動作で近づいてきた。と、アタシ達が集めた薪から一本抜き取って、

自分の天場で焚き火をしているお父さんに、さも自分が集めたような顔をして渡すではないか・・・

これが「シュウジくん」だった。



「おいおい、そりゃあないだろう・・・欲しかったら自分で集めなきゃ。。。」

聞こえたか聞こえなかったか、それは分らないが、その後はそんな不埒な行動が無かったから、

聞こえたのか・・反省したのか、、なのだろう。。。





暖かくなってきたので、P vs mのバドミントンのシングルマッチをやった。

Pとアタシは経験した事の無い球技に関して、自分のほうが上手い、と絶対に譲らない。

経験した後は、素直に相手を褒める。

バドに関しては、まだ決着がついていない。この日も目一杯のラリーをやって疲れてしまった。



アタシがタープの下で昼飯の準備をしていると、焚き火の傍で本を読んでいたPにシュウジくんが近寄って言った、

「この木、どこから拾ってきたの?」

シュウジくん、それが正しい女の口説き方・・・いやいやアプローチの仕方ですよ。。。

っで、Pとシュウジくんは連れ立って「ここにあるよ」とか「あっちに大きい木があるよ」とか話していた。



このシュウジくん一家はアタシ達より先に天場に居た。3泊して帰るときも居たからGW中ズッとキャンプだったのだろう。

このシュウジくんとお父さんが昨日サッカーをして遊んでいた。

焚き火の傍でなんとなく眺めていて驚いた。このお父さんかなり高級なテクニックの持ち主なのだ。

世の中に上手いお父さんは沢山居ると思うが、どう見ても只者じゃないって気がした。

子供相手だが、股抜きやフェイントによる頭越しなんかを簡単にしてのける。

アタシはPに「あのお父さん、サッカー選手かもね?」なんて話したのだが、考えてみれば今はJリーグの真っ最中、

その選手だったらここに居る訳が無い。それっきりこの思いはアタシの頭からは消えていた。



そのシュウジくんが近づいてきて話すきっかけが出来たので、聞いてみた。

「お父さん、サッカー上手いね」

「メキシコでサッカーやってたの」とシュウジくん。

元か、現かは分らないが、メキシコでやっていたからにはプロだったのだろう・・・上手い訳だ。

なんとなく自分の目が信じられて気分が良かった。



買出しの時間になったので、非合理的だが確実な交互通行路を通ってスーパーに向かった。

この日の献立はPの希望でハンバーグ・・・だったが、なぜかステーキも買うことになった。

まさか、山友用のブログネタでもないだろうが、本人の希望で大きくなりたいと言うものを
拒めない。

言い訳は、いつも同じ。

曰く「消費すればいいよね・・・」「量を減らさないとね・・・」

有言不実行のサンプルみたいな存在である。









結局、ワインとビールでハンバーグ2個、新玉のホイール焼2個、ナス4本、ステーキ1枚、キュウリ2本、キャベツ3枚、ソーセージ4本、ご飯2杯を平らげた。