◇ ひっそりと蔵の街―とちぎ―
鬼怒川温泉旅行の途次、蔵の街”とちぎ”に寄った。昔まだ現役の頃に、仕事のついでに連れて
きてもらったことがあって、巴波川という思川を経て利根川にそそぐ水運で江戸時代から栄えた
栃木市のことは知っていた。実に4・50年ぶりの再訪だ。また栃木市は日光例幣使街道の宿場町
としても知られている。
巴波川も街並みの見世蔵も歩道も綺麗に整備されていたが、冬の平日ということもあってか、観
光客はちらほら。川船の客も年寄りのカップル二人だけ。かつては栃木県の県庁所在地だった(明
治4年から17年まで)面影は、旧県庁舎くらいにしか残っていない。
観光の目玉として金を掛けたとは思うのだが、残念なことに十分な効果を発揮していない。川越
を意識している口調が聞かれたが、同じように「小江戸」を標榜していても、いささか物足りない。
東武・JRの駅は立派 波川 水運の名残り・蔵並み
川遊び船着き場 水量が少ない
清流を泳ぐ鯉 カルガモ?
えっ! 銀巴里? 歩道が広い
旧県庁舎(市役所分館として使われている) 横山郷土館(有形文化財)
麻問屋で銀行業も行っていた 迎賓用の洋館
明治8年創業の床屋
(以上この項終わり)
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