読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

透明水彩で秋の野菜を

2015年09月20日 | 水彩画

鷹の爪とにんにく   
    知人から頂いて、いつか絵に描いてやろうと取って置いた鷹の爪を持ちだした。これだけでは
   絵にならないので冷蔵庫のにんにくをとり合わせ、玉ねぎにも参加してもらっった。
  いつものことながら背景色に悩むが、素材が褐色系の地味な色なので明るい色では・・・とい
   うことでインディゴやコンポーズブルー・ウルトラマリーンなどの混色で背景色にした。
  

  
    ARTENON F6
    
    (以上この項終わり)
  

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下山事件ー暗殺者たちの夏

2015年09月17日 | 読書

◇『下山事件-暗殺者たちの夏』 著者:柴田哲孝  2015.6 祥伝社 刊
  
  

  戦後間もないGHQ占領下の日本で、「昭和史最大の謎」と言われた「下山事件」。自他殺不明のまま
 迷宮事件入りし公訴時効を迎えた事件を小説仕立てで書き上げた。
  「もしかしたら祖父柴田宏が犯人かもしれない」著者柴田哲孝は14年に及ぶ取材活動の末、2005.7
 「下山事件ー最後の証言」を書いた。これは事実の積み上げで書いたノンフィクション。この本に触発
 され新たに明らかにされた証言などももとに、「下山事件ー最後の証言[完全版]」を出したのが2007.7
 であった。
  「ノンフィクションでは書けないことがある。小説だからこそ書けることがある」と著者はいう(本書後書き)。
 本書にはこれまで語ることができなかった事実が小説の形をとって生々しく描かれている。

  昭和24年といえばまだ戦後の混乱が収まらず、中国での共産党支配、朝鮮半島の共産化傾向、ドッジ
 ラインによる緊縮財政の実施など社会情勢も激動していた。占領軍本部GHQでも容共のホイットニー准
 将率いるGS(幕僚部)と反共のウィロビー率いるG2(参謀第2部)が主導権争いで暗躍し、この時期
 起こったいくつかの事件にGHQの影の組織が関わっていたとされる。
  昭和23年7月5日、国鉄の大量人員整理を前に国鉄総裁を任された下山貞則は家を出て国鉄本庁に向か
 ったまま消息を絶ち失踪した。そして翌6日、下山総裁は国鉄常磐線北千住駅と綾瀬駅中間の線路上で轢
 断死体で発見される。
  状況証拠、東大古畑教授の死体解剖などから「死後轢断」と判定されながらも警視庁捜査本部では執拗
 に自殺に拘泥し、不可解な謎を残しながらついに12月に捜査本部の解散、迷宮入り事件となった。そ
 して昭和32年(1964)に公訴時効が成立した。
  
  本書は小説ではあるが、著者が14年にわたる取材・調査活動によって真実に迫ったベースがある。そこ
 では状況証拠も、物証も、死体解剖所見も、すべてが他殺を指示しているのに、なぜ捜査本部が自殺説に
 こだわったのかが述べられる。その意味では著者は他殺説支持者である。犯人はG2のキャノン機関とその
 ブランチ機関(旧軍特務機関員などでつくる謀略組織。著者の祖父柴田宏はこの一員だった)。この事件
 の後、「三鷹事件」、「松川事件」というのちに国鉄3大といわれる鉄道事故が続発する。これらも根は
 同一の謀略事件とされる。

(以上この項終わり)  

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大根の双葉

2015年09月11日 | 畑の作物

◇ 台風を生き延びた大根の双葉
  台風17号と18号の複合型大雨は鬼怒川堤防の決壊など大きな被害をもたらした。
 TVでの画像を見ながら、洪水にさらされている人たちの恐怖の大きさを思った。
  堤防増強工事にかかる矢先であったということであるが、えらい迷惑である。国土
 交通省の怠慢の声は上がらないだろうか。
  この4日に蒔いた大根の種が芽を出し、細い茎の上に双葉が出て、「よし、そし」と
 思っていた矢先、今回の激しい大雨に遭って根元が掘れて倒れているのではと気が
 気でなかったので、雨がやんだ今朝早暁に畑に確かめに行った。
  大根の双葉は健気に立ち上がっていた。昨年の種を使ったので心配したのだが一
 安心である。

     

 (以上この項終わり)

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銀木犀が咲いた

2015年09月03日 | その他

◇ 例年より3日早い開花
  朝6時、雨戸を開けたら懐かしい香りが。
  庭の銀木犀が咲いた。昨年より3日早い。
  猛暑続きだった今夏は、8月も下旬から雨もよいの日が続いて実にうっとうしかった。
  いつの間にかセミの声も消え、すだく虫の声がうるさいほどの夜となった。秋だなと思っていたが、
  やっと銀木犀の爽やかな香りで確実な秋の気配を知った。

  金木犀はまだつぼみ状態である。

    

  (以上この項終わり)

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