読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

水仙とフリージアを描く(水彩画)

2010年02月28日 | 水彩画

春先の花も終わりに近く・・・
  今回は水仙(もう時期を過ぎた)、フリージア、アイリス、カスミ草を描いた。
  主役はだれか。
  こうまとめてしまうと、色調はアイリスが目立ってくるが、水仙はナルシスとは
 いえちょっと主役にはしにくい。本数はすくないがフリージアに重心を置いて描
 いた。カスミ草は気の毒だがいつも脇役。マスキングをとも思ったが、ダマート
 という撥水性の白色鉛筆で白を出した。
  日本水仙はか便が真っ白なのだが、白さを表現するにはややグレーがかった
 色を落とさないと白く見えないところは不思議だ。

  いつも思い悩む背景色は、花の色にあまり近しいとインパクトに欠けるが、反
 対色ではきつすぎるきらいがある。今回のオレンジ系の背景は、フリージアの
 引き立て役としては少し色が近すぎたかもしれない。いつもペインズグレーでは
 安易すぎると思ったが・・・。

   
   ホルベイン6号(クレスターF6)

     (この項終わり)

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春の息吹き その2

2010年02月27日 | その他

蕗の薹(フキノトウ)もどっさり
  雨も降ったけどこのところ気温が上がって、春を感じさせる風が吹いた。
  もう来週は3月だ。
  庭には春を待っていた花やつぼみが膨らんで来た。

  先週摘み取った「ふきのとう」がまたどんどん出てきて、ごっそり採れた。
 半分は蕗味噌に半分は冷凍した。

    
        クロッカス

    
           紫陽花

    
           ぼけの花蕾                 地植えのクリスマスローズ

        
            ふきのとう

   
話は全く変わるが、バンクーバーの冬季オリンピックも、華の「フィギュアス
  ケート」が終わって、もうおしまいという感じになって興味が持てなくなった。
   確かに韓国のキム選手は完璧な技術と演技だったかもしれないが、あん
  なにも点差を付ける内容だったか。と問いたくなる。素人目にもちょっとした
  ミスがあった事は認めるが、得点重点、安全重視のキム選手にうまくしてや
  られたという感じだ。
   採点ルールも開催国に有利に働くように変更することは周知のことらしい
  が、それにしても浅田真央の涙には、」十二分に実力を発揮できなかった自
  分への悔しさだけでなく、無念さもこもっていたように感じた次第。

   それに「クリスタルジャパン」と言っていた「チーム青森」には大いなる期待
  分があって、かなりのところまでいける(メダルも)と思っていただけに、ズル
  ズルと負けてしまって残念だった。作戦や集中力が先輩国には劣ったか。

  (この項終わり)

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寄席と富久(ふぐ)

2010年02月21日 | その他

周回遅れの誕生日
  先々週我輩の妻が○○回目の誕生日を迎えた。
  既に娘どもや孫どもに十二分に祝ってもらっているが、配偶者たる我輩から
 は予て妻が所望していた「ふく料理」をプレゼントすることにした。何しろ昔築地
 の「天竹」で食べたとらふぐの刺身が忘れられないというのだ(そのときは値段
 を見ないで刺身大皿を「お変わり」をした。)。
  しかしただふぐを食ってというのも芸のない話。寄席で噺を聞いてから乗り込
 むってのも粋じゃないかえ。とばかりに先ずは「ふぐや」だ。
  
  そこで浅草の著名なふぐ料理屋を探した。ふぐといえば「三角」とか「つち田」
 などがあるが、中でも知人Y氏がご愛用の「三浦屋」は「浅草演芸ホール」にも
 近いし、いわゆるコース料理にはこだわらない選択が可能ということで、ここに
 決めた。

  先ずは「浅草演芸ホール」。ここは我がボランティアグループが新年会とセット
 で「初笑い会」を催すところ。混み加減は先刻ご承知ではあるが、今日は何と数
 百人の客が並んで待っている。どうせ団体さんの「数待ち」だから、我々は
 2,500円の木戸銭を払って、団体さんを横目に大きな顔で入場。

    

  11時開場だが40分から始まる。それまでにビールやお弁当を食べるのが
 通だ。前座の宮治という若手が熱演してよかった。江戸曲ごまの柳南玉さん
 は御歳89歳くらいに見えて痛々しかった。最後のかさの枡回しは締めの枡を
 しっかり受け取れなかったよ。
  歳といえば(桂)米丸師匠も老けましたな。笑福亭鶴光はよかった勢いがい
 い。春風亭小柳枝は「時そば」。みんな知ってる噺だから巧拙が良く分かる。
 やるほうはつらいと思う。
  昼の部のトリ古今亭寿輔は人情噺「ラーメン屋」をやりました。この噺は何度
 聞いても最後はしんみりしますな。妻の席のお隣の老婦人は噺の老夫婦と境
 遇が似ていたのか、目が真っ赤になっていましたよ。

  ここは入れ替え制でないので、続けてみても良いのだが、何せ「ふぐ」が待
 ているので、伝通院通りから仲見世に抜けて本堂に御参りを。宝蔵門をくぐ
 って浅草寺本堂を観たとたん「あらら・・・」。本堂はただ今修復工事中。「観る
 のはほんどうにしてね」なんちゃって。覆いにある本格的な龍の絵をご覧くださ
 い。(工事は今年一杯掛かるらしい。)

    

  国際通りと言問通りの交差点から少し入った小路に、「三浦屋」がある。5時
 で既に先客が何組かいる。「カウンターでいいですか」いやそれはないよ。何し
 ろ○○回目の週遅れ誕生祝いなんだから。
  「それではお二階へどうぞ。」
  トントントンと階段上がるとそこは赤いコタツ布団の四畳半・・・。ではなくテー
 ブル席が立ち並び、客は我らのみ。
  ところでこの店主、何が好みなのか店の壁面片側全部が硝子ケースになって
 いて、ディンプル、ベル、ブック、ナポレオン、自由の女神に果てはマリリンモン
 ローまで・・・・洋酒のボトルが何百本と並んでいる。 

    

   突き出しに「子持ち昆布」がたんと出てきた。うれしいねえ。
  ふぐのたたきと、てっちりと、特上とらふぐの刺身・・・最後は雑炊で締め。
  「TX」で一挙にゴーホームです。
   腹は膨れたけど、財布は減りました。(三浦屋はカード支払いが利きません。
  現金を持っていってください。)

    
    クーポンで1杯はタダ       このコレクション       もう大分食べてしまったが・・・

   
(以上この項終わり)

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静物画(水彩)を描く

2010年02月18日 | 水彩画
薔薇とワインボトル
  今日は静物画。絵を習っているほかの人に、基本的に2時間で仕上げる教室
 というと大体驚かれる。普通2時間では仕上がらないというのだ。
  確かに後で見ると不満が残ったり、塗り残しがあったりで、なかなか完璧に2時
 間で完成というわけにはいかないのは確かだが、基本的に水彩画の特徴として、
 その場での感動を写し取ってしまうのが水彩画のよさが出るような気がするので、
 勢いで描いたほうが良い。あとで何か言われていじるとどんどん勢いがなくなって、
 一見きれいにはなっても感動を減じてくる(ような気がする)。

  さて今回の静物。薔薇は造花なので最初からそのつもりで描く。ボトルも中身は
 水と知っているのだが、ボトルの色を忠実にではなく、少し強調的な色合いにする
 と見た感じに近くなるから不思議。ボトルが台のクロスに写り込みする筈はないの
 だが、そう見えなくはないので強調すると安定感が出る。
  ハイライトはこの教室の欠点であるが、拡散した光源を無理に一点に絞り込んで入
 れる。
  背景は薔薇の葉を意識し、少し緑色を入れた。

  その他写実的でない部分が随所にあってやや気が引ける作品。

   
     ホルベイン6号

   
(この項終わり)
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春を知らせる「ふきのとう」

2010年02月17日 | その他

梅は見ごろか
  このところ寒々しい日が続き、雪やみぞれが降ることもあって、外に出るのが
 億劫になった。そうはいってもいろんな予定が変わることもない。身支度をしっ
 かりとして出かける。

   そんなことはお構いなしにちゃんと時期を計って顔を出す植物たち。
   庭の梅は今が見ごろ。しかし木が小さく梅見酒などというわけにはいかない。

   梅一輪咲いて我もと次が待つ

   

雪体験をした「ふきのとう」
   昨日の雪のあと、ふと庭の一角を見たら、早くも蕗の薹が大きくなって、食
  べごろになっていた。多少の雪などお構いなしに土の中でしっかり大きくなっ
  ている。
    とりあえず4個位採って、今日は「蕗味噌」で熱燗か。

   

   

     (以上この項終わり)

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