読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

大根の種を蒔く

2013年09月19日 | 畑の作物

いまどきの畑(大根・ブロッコリー・小松菜・落花生)
 大根・ブロッコリー
  しばらく何もしなかった畑。2週間ほど前から畑を耕し大根の種を蒔いた。
  ブロッコリーの苗を入手し植えた。

  ところが台風18号が関東を直撃のニュースが飛び込んできて大いにあわてた。
  折角芽を出した大根とブロッコリーがどうなるだろうか。
  田舎の法事に出掛ける当日の朝。全身ずぶぬれの豪雨に見舞われ、よれよれの
 礼服のまま行事に臨んだ。とんぼ帰りで戻った関東は雨もやんでいて、ホツ。

  一夜明けて台風一過の朝。心配した畑の被害はほとんどなかった。
  芽を出した大根が豪雨に洗われて蒔き直しの破目になるのかとの懸念があったのだ
 が、しっかりしていた。ブロッコリーもセーフ。
  今後の風などに備えて土寄せをしました。

  ブロッコリーは虫に弱いので100円ショップで防虫ネット(不織布)を買ってきて掛けた。
 裾を土で覆うので水遣りが大変なのだが、明日から3週間ほど旅行で不在となるので
 虫だけ用心するのだが、水遣りが出来ないので果たして3週間保つのかどうか心配だ。

 トマト
  トマトはこれで終わりです。旅行から帰ったら木を撤収します。

 <落花生
  落花生はまだ子房柄が盛んに伸びているので10月下旬ごろが収穫期でしょう。

 <小松菜 
 ブロッコリーの防虫トンネルの一部と手前の畝に小松菜の種を蒔きました。

      


     

   (以上この項終わり)


      

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C・J・ボックスの『沈黙の森』を読む

2013年09月16日 | 読書

◇ 『沈黙の森』(原題:OPEN SEASON)  著者: C・J・BOX 
                           訳者: 野口 百合子  
                           2004.8 講談社 刊(講談社文庫)

    

  著者のデビュー作(2001)。
  C・J・ボックスは米国ワイオミング州に生まれ育ち、牧場労働者、測量技師、フィッシング・ガイド、
 ミニコミ誌編集者など様々な職業を経て旅行マーケティング会社を経営。2001年処女作の本書
 でこの年の主要ミステリー新人賞を独占した。
  ボックスはワイオミング州猟区管理官ジョ・ピケットを主人公とする「ジョー・ピケットシリーズ」を
 ほぼ一年ペースで発表し、日本では「Savage Run」以外が翻訳刊行されている。

 (savage Run(2002)、Winterkill(2003)、Trophy Hunt(2004)、Out of Range(2005)
   In Plain Sight(2006)、Free Fine(2007))

  野生動物の保護・管理にあたる「猟区管理官」ジョー・ピケットは妻のメアリーベスと、シャロンと
 シーリーの二人の娘とイエロ-ストーン国立公園の東側、ビッグホーン山脈のトヴェルヴ・スリープ
 山地を管轄区域として勤務している。都会から狩りに訪れるハンターや、彼らの狩りをガイドした
 り自ら狩りをして生計を立てている「アウトフィッター」などが許可内容通りの狩猟をしているかど
 うかを管理し、担当猟区内の犯罪捜査等も行う。

  クレージー・ウーマン・クリークという怖ろしげな名を持つ峡谷に面した官舎から望むトヴェルヴ
 ・スリープは例えようもない野生の自然美に満ち、野生動物らが適切にコントロールされ生活して
 いる楽園である。 そんな原生の地にもカナダからロサンゼルスまでの天然ガスパイプライン敷
 設計画が進行していて、トヴェルヴ・スリープ山地を横断する。ピケットのかつての上司ヴァーン
 ・ダネガンはそこの開発部長に納まっている。
  
  クリークの狩猟キャンプ場で殺人事件が起きた。またピケットの官舎を訪ねた一人のアウトフィッ
 ターが不審死を遂げた。
  調べを進めるうちにどうやらこの地で絶滅危機種のひとつ「ミラーズ・ウィーゼル」を発見したア
 ウトフィッターらが何者かに殺されたことが明らかになっていく。 この発見によってパイプライン
 敷設計画が凍結されることを恐れた開発会社は、これを捜査するピケットに執拗に妨害の手を
 加える。かつての上司ヴァーンや本局副局長、友人の猟区管理官までもが。

  なんと絶滅危機種の「ミラーズ・ウィーゼル」がピケットの敷地に現れ、娘のシャロンが発見し
 た。これを殺そうとする開発グループはメアリーベスを撃ち、シャロンを攫おうとするがシャロン
 は山中に逃れる。妻や娘に手を掛けられたピケットは怒り狂い反撃に出る。

  実はこの作品を読む前にシリーズ第5作『震える山(Out of Range)』を読んだ。いま第3
 作『凍れる森(Winterkill)』を読む手筈になっている。

 (以上この項終わり)
 

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今野敏『任侠病院』を読む

2013年09月10日 | 読書

◇『任侠病院』 著者:今野 敏  2011.11 実業之日本社 刊
  
  

  今野敏の警察ものは何冊も読んだが、『任侠シリーズ』は初めて。今野敏は結構幅広いジャンルの作品
 を書いている。とりわけシリーズ物が多く、数えると23もあった(2作だけというのが結構ある)。
  この『任侠病院』は第3作目で、軽快なテンポで気楽なエンターテイメント作品で楽しめる。
  登場する任侠のおじさんやお兄さんは、やくざ者らしくないまともな考えをする素直な人ばかりで、実世界
 の任侠の親分や兄さんたちは照れくさくて下を向くかもしれない。

  阿岐本組。組員は親分(オヤッサンといわれる)の阿岐本を入れても総員6名という小さな所帯。とても暴
 力団のイメージに合わないようなことをしながら地域に溶け込もうと努力している。
  この阿岐本組は、兄弟組の親分に頼まれて病院の再建に手を貸すことになった。
  実はこの親分は任侠魂の鏡のような人で世のため人のためには一肌も双肌も脱ぐ。前作『とせい』では
 経営不振の出版社を、『任侠学院』では私立高校を見事に再建している。今度は病院である。

  親分が財団医療法人の監事に代貸の日村 が常務理事になって不慣れな改革に取り組むのだが、その
 病院の経営には関西系の指定暴力団が裏に居るフロント企業が食いこんでいて、医療行為以外のあら
 ゆる業務を独占し暴利をむさぼっていた。
   同じころ、阿岐本組がいる町内で再開発事業を目論む不動産会社があり、折からの暴力団追放強化月
 間をいいことに阿岐本組のビル立ち退きを求めるデモをしかけて来た。この不動産会社はなんと病院の
 暴力団とつながっていた。

  やくざやギャングは世の中のもめごとの解決に動き、そこから巧みに金を産ませている。したがってネゴ
 シエーターとしての手管には長けている。阿岐本組の組長(オヤッサン)は病院の暴力団系企業の排除
 と同時に無茶な再開発計画の断念させるという離れ業を仕組み実現した。
  何よりも驚くことは病院のスタッフにやる気をもたらしたことだ。そんなヤクザがどこにいる?今野敏の世
 界である。
  (初出は「ジェイ・ノベル」2010.5月号~2011.5月号まで)

  (以上この項終わり)

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水郷の佐原を訪ねて

2013年09月07日 | 里歩き

◇ 伊能忠敬の偉業を讃えるまち佐原
  伊能忠敬(1745~1818)は17歳で佐原伊能家の婿養子になって以来、家業の酒造業等を発展させ、49歳で
 隠居してから江戸に出て天文学を修め、北海道南岸の測量を皮切りに55歳から71歳までの16年間に10回に及
 ぶ日本全国の測量を行い、ほぼ正確な日本地図に基礎を固めた。伊能忠敬が73歳で没した後1821年「大日本
 沿海輿地全図」が完成した。

  江戸時代佐原は水運の中核の地として酒、醤油などの醸造で隆盛を極め、小野川両岸に旧い商家が立ち並び、
 小江戸と称される。かつての繁栄の面影を残す土蔵・商家などは平成8年重要伝統的建造物群保存地区の認定
 を受けて、今なお旧くからの家業を続けている商家が多いことから「生きている街並み」と評されている。

  9月6日(金)ボランティアグループの25年度文化教養活動の一環として「小江戸佐原」を訪れ、伝統的建造物
 の街並み、伊能忠敬記念館において忠敬の偉大さを再確認した。当日は佐原街並み交流館のボランティアさん
 に2時間に亘って懇切な御説明を戴いた。

 <JR成田線佐原駅> 

       市内には旧いタイプの郵便ポストがここかしこにある。

  <佐原街並み交流館>
 ・ 旧三菱銀行の建物を使った「佐原街並み交流館」佐原の町並みのランドマークのひとつ。

   

 <伊能忠敬記念館>
 ・ 伊能忠敬の系譜、活動の足跡、測量器具、シーボルト事件の関係記録等々貴重な資料を展示。
   (有料:大人500円・9:00~16:30・月曜日休館)

   
 ・ 小野川を挟んで対岸に伊能忠敬旧宅がある(只今補修工事中で見学不可)。
   下の写真の左が旧宅。橋は「樋橋:別名じゃあじゃあ橋」(橋に樋が通り中央部から水を吐く)
         

 <小野川両岸の伝統的建造物群>

            

      

 <中心街の伝統的建造物群>

            

            

    小野川・街並み舟めぐりは20分程度で1人1,200円   

  <昼食は和食で>
 ・蔵造り・数寄屋造りの洒落た造りの内部はテーブル席。旬の素材を生かした和食会席。
  なかなか結構なお味でみなさん満足しました。

            

            

   

   (以上この項終わり)
   
   
   
  

  
  

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