読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

ブーゲンビリアを水彩で描く

2024年08月26日 | 水彩画

夏空に映えるブーゲンビリア

  
      clester F8

    一昨年夏に買ってき た鉢植えのブーゲンビリア。6月に思い切って大胆に剪定した。
その後新しい枝が生えて花が咲いた。あかい花弁に見えるのは苞で中にある筒状の白い
のが花。
 花の命は短いので、命が盛んなうちに絵にして残してやろうと手掛けたが、風にそよぐ
度に羽のような花弁(苞)の形が定まらず手を焼いた。
                                    (以上この項終わり)

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金子玲介の『死んだ山田と教室』

2024年08月09日 | 水彩画

◇『死んだ山田と教室
 
   著者:金子 玲介   2024.5 講談社 刊   

   
    とにかく亡くなった人の音声 だけが教室のスピーカーに憑依するという着想が
すばらしい。

 不動高校(男子校)2年E組の山田君が夏休み中交通事故で死んだ。

 告別式明けのホ―ムルームで担任の花輪先生が「この際席替えするか」と
言ったところ、 突然山田君の
声だけが教室のスピーカーを通じて流れ「席替え
山田案」を
提案する。それがきっかけでクラスの人気者だった山田と声だけで
も今までどおりバカ話をして楽しもうと、呼び出し用合言葉も作った。

 彼らのバカ話は男子校でもあり当然当世・今様の若者言葉が縦横無尽に飛び
交い、臨場感満点である。
 でもバカ話もいつまでもは続かない。卒業式が終わり1年経ち3年経つと元2
年E組の教室を訪ねる人も少なくなった。なにせ皆歳をとって大きくなっている
のに、山田だけは死んだ時のままだから。
ただ中2からの親友和久津だけは大学に入り大学院を終えた時も時間を作り山田
と語り合った。山田と交流を続けるために不動高の教師採用試験を受けたくらい』
だから。

 或る夜和久津は珍しく山田から深刻な申し出でを受ける。昔の 2Eの仲間も
このところ誰も来ない「さびしい。孤独感が耐え難い」、「もう消えたい。殺
してくれ」というのである。必死で生き続けることをすすめた和久津もついにス
ピーカーの配線切断に同意するのだが...。

死んだ生徒の魂だけ教室のスピーカーに憑依するという、摩訶不思議な現象を当世の
ビビッドな
若者言葉 で綴る稀有な作品に脱帽。  

                       (以上この項終わり)

 

 

       

 

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夏の花「アジサイと姫ひまわり」を水彩で

2024年07月03日 | 水彩画

◇「アジサイと姫ひまわり」は仲良し

  
             clester  F4
       夏の花を描く水彩画教室。昨年同様Sさんが自宅の庭に咲いているアジサイ
 2種(西洋紫陽花アナベル、ガクアジサイ、)姫ひまわりを持参、花瓶に入れ
 て皆で描いた。 
  アナベルは小ぶりなうえ白色なため、絵にするのに苦労します。部分的に影
 を入れて花の集合体であることを表現することにしました。紫の額アジサイも
 形をとることがむつかしく、ほぼ印象で描きました。姫ひまわりは花弁をもっ
 と丁寧に描かなければと反省しました。
                        (以上この項終わり)


      

コメント (2)
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水彩画でお菓子を描く

2024年06月30日 | 水彩画

◇ スイーツ集合

 

 今回の水彩画教室のテーマは「お菓子」。生ものは持ち寄りがむつかしく、
結局干菓子が多くなりました。
 包み紙のセロハン紙、金色や模様入りの包み素材、和菓子の塗り素材、それ
ぞれ光沢や硬軟の素材感が異なり、けっこう気を使います。
 今回は受け皿や和菓子に茶色系が多く気になりますが、水物系もあって、バ
ラエティに富んだ作品になりました。

                        (以上この項終わり)

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信州松代の旧駅舎を描く

2024年04月15日 | 水彩画

◇ 長野電鉄屋代線の旧松代駅舎を描く

  
     clester    F8(中目)

    絵に描いたような空と山という表現があるが、実際この日の空は抜けるような青空だ
   った。雲一つない真っ青な空と、雪をまとった白馬の山脈。それと対照的に廃線となっ
   て役目を果たせなくなった駅舎の寂しげなたたずまい。

    この駅舎は大正11年(1922年)開業当時のままで、平成24年(2012年)に廃線とな
   ってからもバス停の待合室などに利用されている。公衆電話ボックスと飲み物の自販
   機がある。

    北アルプスの北縁白馬山系は実際は駅舎の少し左寄りに見える。

                            (以上この項おあり)


 

  

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