読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

南カリフォルニア・サンファン・カピストラーノ

2013年11月18日 | 海外旅行

スペインによるキリスト教伝道の名残り
  カリフォルニアは元々メキシコの領土だった。アメリカとメキシコはテキサスの帰属をめぐって
 1846~1848年に衝突。僅か1年でロサンゼルスをはじめ主要都市が占領され戦争は終結し
 た。カリフォルニアはもともと不毛の砂漠地帯であったが、この1年後にゴールドラッシュが起こ
 り西部開拓の始まりとなった。
  余談ながらこの戦争でメキシコはカリフォルニアをはじめ今のネバダ、ユタ、アリゾナ、ニュー
 メキシコ、ワイオミング、コロラドの大半にテキサスと同様の管理権を与えることになったことで
 領土の3分の1を失った。
  
  16世紀初頭、スペイン人コルテスがアステカ帝国を征服、植民地支配はほぼ300年続いた。
 その後フランス革命などを機に独立運動が激しくなり、1821年メキシコ帝国が建国された。
  スペイン人はカリフォルニアの土着民にキリスト教(カソリック)の布教を進めるために宣教師
 団(フランシスカン修道士)を組み、サンディエゴあたりの海岸から上陸した宣教師団は未開の
 地を北に向かって進んでいった。布教のための施設Missionが作られ、その伝道の足跡は
 「El Camino Real」という歴史街道として保存されている。
  ミッション・サンファンキャピストラーノは1776年につくられた。

                   
  ミッション・キャピストラーノ

                   

   
                
                                                                 ミッション・バシリカ

     
  

◇ ラグナビーチ
  アーチストな街ラグナビーチ。キャピストラーノから南西に車でほぼ20分。
  多くの画廊がある。しゃれたブティックやレストランも。

           

  
           
              ラグナビーチホテル

     

◇ この頃の花々

  日本で見かける花も、見かけない花も。

           
                                   馬の道

           


            

 
           
                                   ペッパーツリーの巨木    

                                                   (以上この項終わり)
 

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カリフォルニア・ディズニー・リゾートで遊ぶ

2013年11月07日 | 海外旅行

アメリカのディズニー
  アメリカにはディズニーが二つある。一つはカリフォルニアで、ディズニー・リゾートと呼ばれていて、
 日本と同じようなディズニーランド・パークとアドベンチヤー・パークという二つのテーマ・パークがある。
  一方もう一つのフロリダにあるディズニーはディズニーワールドと呼ぶまさに世界一のエンターテイ
 メントリゾートで、中には4つのディズニー・パークと2つのウォーター・パーク、ホテル・ゴルフコース・
 レースサーキットなどがある。面積は122平方キロ。東京山手線内側2倍分とか。
  フロリダのウォルト・ディズニーワールドには出張のついでに寄っているが、今度孫(5歳と2歳)家族
 と一緒に6人で、初めてカリフォルニア・アナハイムのディズニーリゾートを訪れた。
  印象としては、日本のディズニーランドが優れている。フロリダに比べ洗練されている感じである。
 パーク内でのサービスが日本一流のきめ細やかなおもてなしで、また清潔感が際立っていて、本場
 のディズニーでもサービス手法を採り入れようと検討していると聞いたことがある。

アナハイムのディズニーランド・パーク  
  自宅からおよそ40分(LAXからもおよそ40分)。アナハイムの一角にあるディズニーランド・パーク。
 巨大な駐車場からシャトルバスでおよそ5分、料金は1パーク大人$92とやけに高い。

             
    パーク正門            パーク前のゲスト名敷き石                         早くもハローウィンモード   

  
          
   眠れる森の美女の城       アドベンチャーランド          帆船コロンビア号     


          
  蒸気船マークトウェイン号     ディズニー鉄道に乗って     イッツ・ザ・スモールワールド 

            


          
                                           ミッキーとミニーの家      マッターホーン・ボブスレー                 

                                                         
          
  アストロ オービター        ジャングル・クルーズ出発!


          


       

(スプラッシュマウンテンとガジェットのゴーコースターは動画のため掲載省略)

(以上この項終わり)

<補遺>

   
      ラグナビーチの晩夏

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坂と霧の都サンフランシスコ

2013年10月27日 | 海外旅行

急勾配の坂に驚く

  9月末のサンフランシスコ。
  日本でも長崎や神戸小樽など港町で坂の多い街はある。
  しかしサンフランシスコの坂には驚いた。坂が急こう配で坂の途中で交差点があったりすると
 赤信号で止まった車はぐぐっと間違いなく少し後退する。35度はあるかという急坂だとドキッとする。
  有名なのはRUSSIAN HILLにあるランバートストリート。急勾配のヘアピンカーブが続く超危なっ
 かしい道路で、これを6人乗りのSUVで下った時は正直実が縮む思いだった。

          

   
ケーブルカーとトロリーバスなど
  サンフランシスコと言えばケーブルカー。とりわけデッキに突っ立ったまま風に吹かれたいというの
 が通らしいが、何しろ人気の路線では乗客が並んでいて辟易する。この急坂をよく昇ったり下ったり
 できるわいと感心する。昔東京でも走っていたトロリーバスや一般のバス(BARTやMUNIMetro)、
  二階建オープンバスなどいろんな乗りものがある。中にはゴーカートの車で街中を走っていたり、昔
 小泉首相がブッシュ大統領と仲良く乗っていたセグウェイの集団走行もあって、交通の妨げになっ
 ていたり、とにかく随分寛容度の高い都市ではある。

          
  パウェルストリート ケーブルカー                     ユニオンスクェア停留所    フィッシャーマンズワーフトロリーターミナル
  
        
  パウェルストリートのターミナル                 トロリー

ユニオンスクェアなどダウンタウン
  泊まったのはホテル・ニッコー・サンフランシスコ。メーシーズ・ユニオンスクェアなどのある
 ダウンタウンの一角で、近くには最近進出したユニクロがあった。裏にはなんと和食系「はな
 膳」があった。
  どこのホテルも同じなのかもしれないが、宿泊客でも一晩$40もの駐車料金をとられる。
  ホテル1階にスタバがあったが、朝は長蛇の列でげんなりした。 
 
         
   ユニオンスクェア        同左            ダウンタウン

            
  ダウンタウン           「はな膳」後ろは日航H   ユニクロ  

   
旧アルカトラス刑務所
  映画「ロック」の舞台となった海上の孤島刑務所「アルカトラス」は、現在は観光化して本島から
 観光船が出ている。本島から1キロ余りで泳いで渡れなくはないが、脱獄しても海水が冷たく保た
 ないのだそうだ。
  港には退役した駆逐艦や潜水艦が観光用に係留されていた。

         
    アルカトラズ島       フィッシャーマンズワーフ船溜まり  ウェルカムセンター     潜水艦Pampanito

フィシャーマンズ・ワーフ
  家人は「絶対クラムチャウダー!」と騒いでいたが、酸味のあるパンをくりぬいた中にクラムチャ
 ウダーを容れた「チャウダー・インナ・サワードウ」をとったものの、持て余し助けを求めていた。

         
       Grotto ここでクラムチャウダー
 
     

ゴールデンゲートブリッジとベイブリッジ
  サンフランシスコと言えば赤い吊り橋「ゴールデンゲートブリッジ」が余りにも有名であるが、
 オークランドと結ぶ「ベイブリッジ」は銀色の当たり前の橋である。
  近くにサンフランシスコジャイアンツのホーム球場がある。大きいホームランは直接サンフ
 ランシスコ湾に飛び込むという話。

       
     Bay Bridge         AT&T Park(S・F Giants)

   (以上この項終わり)

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今ラスベガスは

2013年10月23日 | 海外旅行

◇ ラスベガスの変貌
  ほぼ10年ぶりにラスベガスに。これで3回目になるがこれで最後かも。
  以前はJALが直行便を運航していて、ロサンゼルスを往復するたびにラスベガスに立ち寄って、
 なけなしの金を減らしていたのだが、採算が合わないのかJALも路線を廃止してしまった。
  そのせいだろうか、以前はもっとたくさん見かけた日本人にほとんど出会わなかった。出会うアジ
 ア人はほとんど声高に騒ぐ中国人、台湾人、韓国人。ホテルのフロントでチェックインした時も「コリ
 ア?」と聞かれて、誇り高き日本人はムッとしてしまった。
 いまや斜陽の一途をたどる日本と伸び盛りの新興国の活力差は歴然としている。

       
       ラスベガス夕景(モンテカルロから)                  ラスベガスの朝

    
  ラスベガスの夕景(Aria)

  十年ひと昔とはいうが、ラスベガスも大きく変貌した。
  新しい巨大なホテル&カシノが続々お目見えしたのはもちろんだが、なんといっても大通り(ストリップ)に
 歩道橋が出来たことに驚いた。しかも3本も。今なお横断歩道が何本かあって利用者も多いが、中心部の
 3本のブリッジはほんとにありがたい。歩道橋の上からストリップサイドのホテル&カシノ群や車の流れを眺
 めるのも楽しい。

  今回もNETでホテルの値段と部屋の広さ・アメニティなどを比較し、結局かつて宿泊したことがある「MONTE
 KARLO」にしたのであるが、すぐ近くに「ARIA」というバカでかいホテルが出来ていた。シティセンターのショッ
 ピングモール・エンターテイメントの上に4004室のホテルがある。2009年に8000億円をかけて建設された。

  そのほか新しいホテルと言えば、Trump(旧フロンティア),Planet Hollywood(旧アラディン)   Vdara,Palazzo,Platinum,Elara,Mandarin,Cosmopolitanなどである。

    
   Aria resort&kasino                         Aria resort&kasino

    
    Aria resort&kasino                         Aria resort&kasino

    
  Planet Hollywood                           Elara ヒルトングランドヴァケーションズとポロタワー                   

    
  Bally’s Paris方面を望む                          シーザースパレス前のブリッジ

    
  噴水ショーのベラッジオとコスモポリタン(左)              Aria前のブリッジ

       
   有名なハーレーの飛びだすマシン                   歩道橋からシーザースパレス

    
   前回も面白半分でストリップ大通りに面した10を越えるホテルはもちろん、ダウンタウンやシャトルバスで
 行く中心部から外れたホテルなどのカシノを訪ね、スロットマシンだけは総なめしたことがある。今回もおよ
 そ10ほどのホテルを覗いたが、前回に比べて心なしか客数が少ない感じがした。以前はもっと活気に溢
 れていたのだが。

  マッカラン国際空港は、国内線搭乗ゲート前ロビーにはスロットマシーンが何十台も並んでいる。搭乗前
 の待ち時間に使い残した小銭をつぎ込むお客さんも多い。小生も10ドル使って15分ほどで20ドルほど
 儲けたが換金で2ドルも手数料を取られた。  

                                          (以上この項終わり)

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最近の米国の入国審査・セキュリティチェック事情

2013年10月22日 | 海外旅行

◇ 入国審査は長蛇の列
  12年前の9.11事件以来米国の入国審査が極端に厳しくなったのはご承知の通り。
  つい先ごろ(9月から10月)アメリカ西海岸で動き回った際の入国審査・航空機搭乗前
 のセキュリティチェックの様子で感じたことを御参考までにお知らせします。

◇LAX(ロサンゼルス国際空港)で入国審査
  ブログなどでは「入国審査では全米一の厳しさ」などと言われているが、今回はマニュアル
 通りの審査官に当たった。海外旅行ガイドブックなどで「こういう質問があったらこう答えなさ
い」などと書いてある、その通り。「旅行の目的は何か」、「どれくらい滞在するのか」、「滞在先
はどういうところか」、「娘のところというが留学生ではないか」、「食品の持ち込みがあるがど
んなものだ」・・・。
 そして掌紋チェック、光彩チェックで初めてOK。
 3年前の前回は愉快な審査官で、「何だ、二度目の新婚旅行か」、「いや、三度目だよ」など
と調子のいいやり取りをしただけで、「OK,Have a nice stay!」で済んだのに。 
 前々回も宿泊先にまで立ち入ったしつこい聞かれ方はしなかった。今回は3週間という割と
長い滞在だったからかもしれないが、要はどんなタイプの審査官に当たるかということです。
夫婦二人旅の日本人に根掘り葉掘り聞いても始まらないという割り切りが出来る人と、マニュ
アル通りにやらないと気が済まない几帳面な人の違い。 

◇ 搭乗前のセキュリティチェック
 日本を出国する前のセキュリティチェックは、ご存知の通り水気のあるものと刃物は厳禁と
いった割と簡単なチェックでスル―するが、米国内の航空機搭乗前のセキュリティチェックは
けっこう厳しい。
 サンフランシスコへ向かった際、国内線中心のSNA(ジョンウェイン空港)では先ずTSA
(連邦運輸保安局)審査官に搭乗券と写真付きID(パスポートなど)を出して面通しする。
次の担当官の前で手荷物のチェックを受ける(中身までは改めないが、水はないか、パソ
コンは外に出せなどと言われた)。
 次いで金属性のものはもとよりジャケット、靴、ベルト、ボールペンなどあらゆる小物をトレ
―に入れて、次の担当官に引き継がれて円筒形の光学式透過機のようなものの中に立ち、
足を開き、両手を万歳し、凶器などは何も持っていないことを形で示す。
 OKが出ると、ドアが開き次の担当官が待ち構えていて、両足を開き、両手を水平にして
ボディチェックを受ける(もちろん女性には女性担当官がチェックに当たる)。
 「ポケットにある物は何だ、出せ」(小さなメモ用紙)「左のポッケは」(ハンカチ)「後ろを向け」
(上半身の脇とズボンを手で探る)これでやっと解放される。
 小生の顔を見れば気の弱そうな小男なのに、人は見かけによらない、外見だけで判断して
はいけないときつく言われているのか。私の孫を連れた米国人の娘婿は円筒形の透過機も
通らないで脇のゲートからするっと通された。何やら人種差別をされたような嫌な気分だった。
 連邦運輸保安局は今神経質なんだろうと思ったが、サンフランシスコ(SFO)から帰る時は
それほど神経質な取り扱いではなかった。
 さてつぎにラスベガスに向かう際、再度SNAの搭乗前チェックを受けた。前回の記憶が生
々しいので、ポケットのものは全部出してのぞんだ。ボディチエックは省略だった。これは何だ。
 LAS(ラスベガス・マッカラン国際空港)から帰る際のチェックはどうかと言えば、円筒形機械
にも入らずに脇のゲートから出て良いと言われた。一体どうなっているのか。つまるところ担当
官の裁量というか勘というか、怪しくないと思えば通しているということではないか。
 ところでここではどこかのおばさんの手荷物に怪しげな影が映ったらしく、手荷物コンベアが
ストップされ、チェックが一時中断したことがある。おばさんは取り調べを受けて「アイムソーリー」と
謝っていた。 
 いま思い返してみるとSNAの最初の担当官は白人、二度目は黒人、LASではヒスパニック
系だった。ひところアラブ人は随分しつこく扱われて憤慨したとの話はよく聞いた。白人系担当
官はアジア人と見るとアラブ人並みに外見にかかわらず神経質になるのかもしれない。サリン
事件以来日本人も警戒されていると聞く。人種差別だけではないのかもしれない。
 しかし所詮人がやること、入国審査と同様に担当官の「属人的要素」が強く、まずい人に当た
るといやな目に会うことも多いと観念した方がいい。

(以上この項終わり)


った。

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