読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

「元祖山の手七福神」を歩く

2017年11月10日 | 里歩き

 ◇ 快晴の秋空の下目黒区の七福神を歩く

 これまで東京の七福神を9か所ほど歩いた。今回は江戸時代初めて七福神めぐりと
して人気を博したということで「元祖」という肩書をいただいた「山の手七福神」
を歩いた。
 これまで歩いた七福神の中では道順がわりと素直でほとんど迷うこともなかった。
 11月9日は〇〇回目の結婚記念日ということで、歩き終わったら盛大に豪華な食事
をということであったが、条件が合わず結局は生ビールで寿司という変わり映えしな
いところに落ち着いた。こうなったら金婚式は絶対盛大にやろう。

 先ずは東京メトロ東西線「白金高輪駅」に降り立つ。10時30分。京浜国道を青山
方向にたどる。

  

<毘沙門天>
 
「日吉坂」といって幾分か上りになって清正公前交差点に至る。交差点の一角にあ
る寺は覚林寺と言って「毘沙門天」を祀る。境内には江戸時代の勇将加
藤清正公を祀
る堂がある。

  

  

  

<布袋尊>

ヒルトン都ホテルの前を通り進むと白金台駅近くに瑞聖寺がある。ここには「布袋
尊」を祀る。
 実に見事な本堂である。解説には珍しい「裳階(もこし)」とあるがどれがそう
なのかわからない。寺務所に来てもわからず、
相棒がスマホで調べて氷解。建物の屋根の下にさらに屋根をかけ重層構造に見える。
優美な外観を際立たせる効果があるという。

  

      

  

     
<福禄寿尊><寿老人尊>
 さらに進むと妙円寺ここには「福禄寿尊」と「寿老人尊」が祀られている。

  

     

     
     
 道路を隔てて向かいには科学博物館自然教育園がある。折角の機会なので入園し、
広い園内をほぼ一周した。規模からいったら新宿御苑のほぼ半分の20㏊。武蔵野の原
野を忍ばせる森林、池沼、湿地、土塁などが自然のまま保存されている。人工物は少
なく2か所のトイレと木のベンチしかない。江戸時代には高松藩松平頼重の下屋敷、
明治時代には陸海軍の火薬庫として使われた。

  

     

     

     

     

  

     

     

     

     

        
<大黒天>
 高速道路の下をくぐり目黒駅(JR/東京メトロ・都営地下鉄)駅前の急坂(行人坂)
を下ると左にあるのが「大円寺」。江戸の三大火事の一つ「目黒行人坂の大火」の火
元である。ここでは「大黒天」を祀る。
 境内には500を数える仏像がある。

  

      

      

      

      

<弁財天>

 ついで雅叙園を左に見て桜で有名な「目黒川」を渡り「蟠龍寺」に向かう。この寺は
「弁財天」を祀る。

  

  

     

<恵比寿神>
 次は目黒不動で有名な「滝泉寺」ここは「恵比寿神」を祀る。江戸三大不動尊の一つ
だけに今回の七福神巡りでは最も豪壮な寺院であった。

  

  

     

                         (以上この項終わり)



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