7月26日(土)と27日(日)は「柏まつり」。
これまで我がボランティアグループは普段の障害者施設の支援活動から離れ、
柏まつり恒例のフリマに参加している。今年で3回目。手持ちの不用品だけ
でなく手作りの鉢植えやメダカ、ブローチやミニぽっくりなどのペーパーワーク、
ビーズのケータイ・ストラップや冬場に備えて毛糸の靴下・帽子をなど出品し、
グループの活動費の一助にしている。ほんとの手作り品を出しているお店は
意外と少なくて、結構人気があり、殆ど完売である。
間口2m奥行き1mの狭い路上店舗だが、何やかやで数万円を売り上げた。
暑いさなか、4~5時間慣れない接客をするのは大変だが、冷たいビール
を一人2本宛て配給してくれるので、団扇を片手にがんばる。途中雷が鳴り
出し夕立が来そうな気配になってあわてたりしてなかなか楽しい。
◇裸婦を描く
フリマ2日目は途中でお店を抜け出して水彩画教室へ。
今日はモデルさんを描くことになっているので、なるべく休まないようにと
言われているので、急いで教室へ駆け込んだ。
モデルは年何度か描くことがあるが、コスチュームが多いので、めったに描く
チャンスがないヌードを希望した。夏場ならモデルさんも楽じゃないか。
ヌードのモデルはからだの線や骨格がきれいで、出来れば美人でという注文
が多いように思われるが、モデルだからといって必ずしも美人の必要はな
く、極端な話三段腹でも、超豊満でもそれなりに女性の裸体の美しさを備
えていて需要もちゃんとあるとのこと。
今回のモデルさんは若くしかも美形で描き甲斐があった。
着痩せするタイプで、コスチュームを脱ぎ捨てるとてきぱきと3ポーズ。その中
から生徒の希望が多いポーズを選び、本格的に描く(20分×4回、5分休
憩)。
今回は位置取りに失敗し、正面になってしまった。場所を変えても良かっ
たのだが、与えられた条件の下で描くことも修行のひとつ、などと勝手に
決め込んで難しい構図に挑んだ。
モデルさんの左足と右足は膝の位置が違う。左足は膝を折っているが右
足は伸ばしている。これを正面から描くとなると、足の長さを余ほどうまく
描かないと不自然なポーズになってしまって、見る人を落ち着かなくさせて
しまう。やはり斜めか背中が良かったかもしれない。今後の反省材料で
ある。
着痩せするタイプのモデルさんの質量感は出ただろうか。結構骨組みはし
っかりしていて、肉付きも単に太っているのではなくしっかりと鍛えている
感じがする。それは足首の細さなどに見て取ることが出来る。身体の内
にある筋肉と全体の線の柔らかさが出せれば成功である。
背景色はマゼンダとプルシァンブルーでつくった。