読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新春恒例の七福神巡り『東海七福神』

2019年01月10日 | 里歩き

◇ 旧東海道に沿った『東海七福神』
  いまや恒例となった我が家の東京七福神巡りはいよいよ区内の七福神では
 残り少なくなっって今回は「東海七福神」。
  七福神巡りは「七難即滅七福即生」といって良いことがあるいうことで昔
 から人気がある。
  10年以上前に東海道五十三次を歩いた最初の宿場なので懐かしい。記憶も
 かなり薄れてきたが街道筋の印象はずいぶん明るくなった感じであるものの、
 八ツ山橋、泪橋、鈴ヶ森刑場跡など歴史的構造物などは流石にそのままだった。

  さて七福神巡り。当初八ツ山橋を渡る案もあったが、東海道を歩いた折に
 「開かずの踏切」だった悪印象もあって品川駅で京急に乗換えて二つ目の
 「新馬場(しんばんば)」で降りて最初の大黒天がが品川神社。

<品川神社=大黒天>

   
  1187年源頼朝が創始。室町時代に太田道灌がスサノオノミコトを祀る。急な階段を上がる。

   
  大勢の男女がお祓いを受けるためにたむろしていました。

   
 境内の小型の富士山。山頂からの眺めはこのありさま。昔だったら富士山も見えたことでしょうが。

     

     第一京浜国道を渡り品川神社参道を経て次の養願寺へ。

<養願寺=布袋尊>
   
  参道を200mほど行ったところで左折。すぐに養願寺に突き当たります。 ご本尊は虚空蔵菩薩。
 鎌倉時代作の阿弥陀如来三尊、江戸時代作の不動三尊、布袋尊を安置。
  

<一心寺=寿老人>
  お次は一心寺。すぐ近くです。人がたむろしている道は旧東海道です。
  

    
  ご本尊は不動明王。住職は代々成田山、高野山、智積院の弟子がつとめているとのこと。
 

<荏原神社=恵比寿神> 
 和銅2年(709年)創建の由緒正しい神社。品川宿総鎮守。天皇の行幸は4度に上る。
  
   
                         近くの稲荷神社の大イチョウ樹齢800年。品川区の天然記念物
   
 このように立派な恵比寿様の石像は珍しい。          

<品川寺=毘沙門天>
 しながわでらにあらず。ほんせんじと呼びます。寺宝の大梵鐘から「鐘の寺呼ばれています。青物横丁駅が近い。

   
 再び旧東海道へ。 品川寺はこの並び。
                        

   
  鐘撞き堂の大梵鐘                        毘沙門天像 


   
 此処にも名物大イチョウが。樹齢800年。       この先は江戸時代の鈴ヶ森刑場。処刑される人の家族はここで
                                  涙の別れ。ゆえに名付けて「泪橋」。立会川に架かる。


   
 立ち合い川に架かる「泪橋」 

<天祖諏訪神社=福禄寿>
 浜川町と元芝の鎮守社。神明宮・諏訪社と称し並び立っていた氏神様。

   

   
 福禄寿は幸福・財運・長寿の、御頭をなでると
ご利益を     大経寺住職小住師が「喝」文を記しています。
頂けるとあって10円のお賽銭でしっかりと撫でてきました。    「世相正に紊乱し老若共に礼節を忘れ歴史探訪と称し
                                         物見遊山の如き有様嘆かわし。心あらば受刑者の冥福
                                         を祈るべし。可惜惰眠を貪りて時を失うことなかれ。世に
                                         奉仕して恩に報ぜよ。今行わずして明日の命をたれが
                                         保証するや。諸行無常は世の理、時はまさに命なり。


   
 鈴ヶ森刑場跡。大経寺が処刑者を弔った。         火炙り台跡:八百屋お七(天和の大火の後恋人に
                                       会いたくて自宅に放火し火炙りの刑に処せられた)

 
  磔台の跡:丸橋忠弥(油井正雪らと幕府転覆を企てた
として磔の刑に処された。出羽の侍)

<磐井神社=弁財天>
 
   
  1400年の歴史がある神社。鈴ヶ森八幡宮とも称される。大森海岸駅が近い。


<あがり>

 
このコースは普通に歩けば1時間半ほどで歩ける距離です(およそ7キロ)。ただ境内で探訪などし
いると時間を食って、2時間はかかります。

 ちょうど昼食をとる時間ネットで調べたところJR大森駅に近いところに鰻では知られた「野田岩(本
店は飯倉)」大森店があるらしいのでそこに寄りました。

 久しぶりにおいしいウナギを食し大満足の七福神巡りとなりました。
                                      (以上この項終わり)
 

  

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