読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

ウォッシュで描く(2)

2008年06月26日 | 水彩画

初夏の中川を
 先週の水彩画は、引き続き「ウォッシュ」でした。
 題材は自由。みなさんは主に写真を見ながらの制作でしたが、私は4年
 前の初夏に、武蔵野線吉川駅に近い中川を描いた絵を、改めて
 「ウォッシュ」で描きました。

 画用紙のすべてを水で湿らせ、平筆でセピアとクリムソンレーキの混色だけで
 一気に塗ります。雲はティッシュペーパーで半乾きのうちに拭き取り後で影を
 入れました。
 木立ちの葉の部分もやはり生乾き段階で拭き取り、後でやや薄い色を
 入れます。一部木の葉の濃い部分にバーントアンバーを置きました。

 先生に左の木をやや高くし視線が中心部の杉の木立ちに自然に行くよう
 にすると良い。とアドバイスを頂いて構図を少し工夫しました。
 やや濃くなり始めた新緑のきらめき、静かな水面はなんとか表現できまし
 たが、ビニールハウスがうまく表現できず残念でした。

 すべてを単色で描くと、ごまかしが効かなくて勉強になります。

   
  
 

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梅雨の晴れ間(2)

2008年06月22日 | 水彩画
ジャガイモの試し掘り
 明日からまた梅雨空ということであわててジャガイモの試し掘りをした。
 種イモから出た芽は10センチくらいの段階で「芽欠き」をして、2~3
 本仕立てにする。これ以上だと粒が小さくなり、1本だとリンゴくらいの
 大きさになって調理しにくい。
 今年の芽は多くが2~3本で、殆ど芽欠きをしないですんだ。

 で、試し掘りしたら、ご覧の通り大きさといい、肌の肌理といい結構でき
 が良かった。
 これならばと一畝全部掘った。1本あたり10個くらいが生っていて、お
 よそ100個が収穫できた。早速ポテトコロッケを作った。
 たまたま実家に帰っていた娘夫婦が「貰ってく~っ」。

 外に出しっ放しにしておいたら、きれいに土が落ちてきれいになっていた。

        
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紫陽花を描く

2008年06月17日 | 水彩画
我が家の「がくあじさい」
 この時期あちこちで紫陽花がきれいに咲いています。北鎌倉・明月院とか
  北小金・本土寺、身近では逆井・観音寺など。箱根登山鉄道沿線の紫陽花
  も思い出します。

 我が家には普通の紫陽花と額紫陽花の2種類があり、それぞれ咲くとそれ
  なりの趣があります。
 この間読んだパトリシア・コーンウェルの「異邦人」のなかで、主人公のケイ・スカーペッタ
  が庭の手入れを頼んだ男に、「紫陽花は根元に釘を2,3本埋めておくときれい
  な青色になるのよ。」と言っている場面があります。そういえば紫陽花の根元
  に死体を埋めたために花の色が変わって、埋めた場所がばれてしまったとい
  う推理小説を読んだことがあります。

 今日は思い立って3本ほど額紫陽花を切り、白い花瓶に活けて描きました。
 元来紫陽花は何度か色を変えますが、同じ木でも枝によって色合いがかな
  り違います。日当たりや枝の長さ、根の張り具合などなどが作用しているの
  でしょうか。
  よく見ると額花(飾り花)に囲まれた小さなつぼみのような花も開いています。
  額花の花びらは4枚だがこちらは5枚。
 
  
 
 
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梅雨時の畑作物

2008年06月13日 | 畑の作物

いま畑では
  このところ寒さを感じる日が続き、畑の作物も生長がいまいちでした。
  「茄子はどこも伸びが悪いらしいよ。」お隣のセミプロの爺さまが言っ
  ていました。
  それでも多分ジャガイモなどは着実に大きくなっているらしいので、晴
  れる日があったら「試し掘り」をと思っています。
  トマトはどんどんというわけではありませんがアメリカのようにサルモネ
  ラ菌の心配は要らないようです。
     前回(5月22日)報告の作物と20日後を比較してください。

     
  木が枯れ始めたら掘りごろ         標準的なトマト・桃太郎

   

   花をつけた茄子

   
先日お隣の畑のおばさんに「お宅の水場にカラスが止まって、水浴び
  したり獲物の作物を虎視眈々という感じで狙っているので、対策をとっ
  た方がいいですよ。」と言われた。
  この貸し農園は「水場」がない。水は自分で運ぶ。大変なので、いまは
  亡き義父が大きな釜を運んで雨水を溜めて使っていた。その釜がカラ
  スの水浴び場になっているというわけ。
  現場を見てはいないものの十分想像できるシーンである。早速アルミ
  の番線を買ってきて網状の覆いを作ってかぶせた。水浴びは出来なく
  なったがちょっと仕返しが怖い。今度はトマトが色づいたらネットでもか
  ぶせないと。

    


  

  

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水彩画技法の基本

2008年06月09日 | 水彩画

パリをウォッシュで描く

 昨日の水彩画教室では新入生が一人、体験入学の女性が一人参加し、
 久しぶりに賑やかな講座になりました。
 画題は自由。ただし写真を観て描くのはよいが、自分が実見し感動した
 ものに限るということでした。
 今回の勉強は単色のみで描く「ウォッシュ」。
 昨年もたしか今頃「ウォッシュ」の勉強でした。水彩画技法の基本と言わ
 れています。「ウォッシュ」は洗うという意味のほかに「平塗りする、又は
 薄く塗る」という意味があります。
 セピア、バーントアンバー、ロウアンバーなど茶系の色、コバルトブルー、ウルトラマリーン
 ペインズグレイなど青色系といろいろあります。昨日は緑系で仕上げた素
 晴らしい絵がありました。

 私が描いたのは昨年(10月初め)訪れたパリの、朝の「サン・マルタン運河」
 です。スケッチはしたものの、色を付けないままになっていた仕掛品を、新
 しくウォッシュで描いてみました。
 朝のきらきらした陽光が建物の壁、紅葉しかかった木々の木の葉、運河
 の川面に映えているところに絵心が惹かれました。アーチの橋も面白い
 題材ですし、釣りをする子供たちも是非入れたいポイントでした。
 「物の形」、「画面の構成」、「光と影・反射」などなど観察しながら、しかも
 伸び伸びとした筆遣いを心掛ける。

 時々基本に立ちかえってみることは大事なことのようです。

   

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