日本語には同音異義語が多いとして日本語の欠陥の最たる物とする意見が多い。それは事実であるがその仕組みについて触れ、ついでに日本語から同音異義語を追放する方策について提言したい。その前に日本語の基になった大和言葉では同音異義語が多いとは言われていなかった。それが多くなったのは漢字を使って日本語を表すようになり、漢語を音読みするようになったからだ。例えば村長は音読みでは「ソンチョウ」であるが訓読みでは「むらおさ」である。音読みでは尊重と同じ音だが訓読みでは同音の単語はない。戦場は音読みでは「せんじょう」で訓読みでは「いくさば」である。音読みには洗浄、線上、扇状、船上、煽情など多くの同音異義語があるが訓読みにはない。そうすると漢語はできるだけ訓読みをすると同音異義語を減らすことができる。
提案1 漢語はできるだけ訓読みをする
提案2 これは提案1に付随するものだが漢字は音読みと訓読みの二通りの
読み方があり、同じ重みであったが、漢字は訓読みを主とし、音読
みを従とする。
提案3 カタカナ語をさけ出来るだけ大和言葉または漢語を使う。