塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

名古屋グランパスエイト、生誕30周年ジャージを企画、発売へ

2022-07-23 21:08:00 | 日記
 名古屋グランパスエイトとスポンサーのミズノは、クラブ創立30周年記念ジャージを発表しました。

 古くからのファンであれば、現在のミズノ製ではなく長年親しんだ「ル・コック」のほうに思い入れがあると思いますが、致し方ないですよね。

 クラブ黎明期、ギャリー・リネカーと彼のためだけに招へいしたと思われる指揮官ゴードン・ミルンの時代は、グランパスエイトのプロとしての出だしで躓いた印象を与えました。

 その印象を覆すのがアルセーヌ・ヴェンゲルであり、彼が獲得したセンターバックのトーレスやミッドフィルダーのパシ、何よりグランパスエイトの歴史に永遠に刻まれるドラガン・ストイコビッチも、ル・コックで厄年ました。(ピクシーはスパイクもル・コックと契約)

 2010年のリーグ優勝
 2008年のAFCチャンピオンズ・リーグ4強進出

 などのおめでたい話題も、2016年のJ2降格という暗い話題も、ル・コックは常に傍らにいて支え続けたわけですから、ル・コックの当時を知る方からすれば、大きな機会を失ったと考えていると思います。

 だからこそミズノは、この記念ジャージのデザインにすごく力を入れたと思いますし、新エンブレムの採用もそうですよね。

 ちなみにミズノは新シーズンより、ブンデスリーガのボーフム、セリエAのラツイオと新契約を結び新しい形でサッカーを支援しています。

 アシックスも同様ですがミズノは総合ブランドですから、陸上や野球、ラグビーなど幅広い商品を展開する必要がありますし、サッカーばかりをひいきにはできませんし、当然他の競技でも新商品を開発する資金が不可欠となります。

 ただその中でもサッカーを重要視しているのは

 サッカーは世界中で愛好家がいる
 ミズノにとっても、モレリアをはじめスパイク開発を大切にしてきた
 だからこそ大切にしたい

 と考えているためではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1で苦戦する静岡県の2クラブ

2022-07-23 20:48:32 | 日記
 現在J1で19位の清水エスパルス。

 下部組織から巣立った北川航也を完全移籍で加入させ、ブラジルカラピカチュウを引っ張るなど、降格圏内からの脱出を目指し資金を投入しました。

 一方最下位に沈むジュビロ磐田。

 大津祐樹が突発性難聴を患うというアクシデントに見舞われるなど不安要素もありましたが、シントトロイデンから松原后を獲得するなどこちらもてこ入れを図りました。

 僕が山梨学院大学在籍時アルバイトをしていたレストランに静岡県出身のN君がいました。

 彼はジュビロ磐田のおひざ元であり磐田市に生まれたにもかかわらず、清水エスパルスファンでして、絶えずエスパルスの筆頭スポンサーである日本航空やグリコの業績やスキャンダルを気にしていましたね。

 1998年 横浜フリューゲルスの横浜マリノスとの吸収合併
 1999年 ベルマーレ平塚のスポンサー「フジタ」の撤退により、資金難に苦慮しJ2降格

 というアクシデントが続きました。

 中田秀寿がワールドカップのアジア最終予選、イラン戦の終了後

 「これからはJリーグに注目してください」

 とテレビカメラに向けて異例のお願いを出したほど、Jリーグの観客動員とスポンサー収入が岐路にたっていたのです。

 当時も今も

 「苦境のクラブを救うにはどうすべきなのか」
 「ファンにできることが何だろう」

 と模索するのがファン心情といえます。

 ジュビロは今季、長年愛用してきたプーマジャージから、新スポンサーのアドミラルと契約しましたね。

 新スポンサー初年度から「仮に」降格してしまっては、選手もファンもアドミラルに申し訳が多々いないはずです。

 また両クラブがそろって苦戦ということは、J1から名物ダービーが一つ消えかねない、ということでもありますから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃色は女性固有の色でしょうか

2022-07-23 20:37:03 | 日記
 ゴレンジャーから始まった戦隊ヒーローシリーズは、現在でも大変な人気です。

 影響は米国にも波及し、「パワーレンジャー」という名称で放送されました。

 米国らしいのは放送開始の1990年代前半から、人種と性別をなくす形で主役を構成したことで、ここに建国以来悩む人種、移民の影が感じられます。

 日本では特に

 「桃色は女性が好む色」
 「男が桃色を選ぶのはどうかしているよ」
 
 という論調が多いのですが、これはゴレンジャーから始まる主役の女性が桃色が象徴、という点も影響している気がします。

 実はユヴェントス、現在は白と黒の縦じまでジャージを構成していますが、クラブ生誕当時の色は桃色だったんですよ。

 1996年のクラブ生誕100周年、スポンサーのカッパは桃色ジャージを復刻しましたが、カッパはユヴェントスの歴史をよみがえらせたに過ぎなかったわけです。

 映画「ファントム・スレッド」において主人公の仕立て屋ウッドコックは、桃色のホーズを愛用しますがこの点でも桃色が女性的、という観点は見られません。

 ウッドコックが女性服の素晴らしい仕立て屋という背景はありますが、むしろウッドコックの美意識を伝える大切な要素が桃色のホーズではないかと思いました。

 車でもトヨタのヴィッツが桃色を採用した際、渡辺直美CMに登場させましたが、男女から支持を受ける彼女ならば、性別を超えての訴求効果があると感じたのではないでしょうか。

 アシックスのDSライト・アクロスで桃色を採用したように、もう女性的、男性的という発想はどこかに置くべきかもしれません。

 「桃色は女々しい」
 「女は女らしくしろ」

 という観点は改めて考えてみるべき要素といえそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする