塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける勝利の重み

2020-10-26 23:01:48 | 日記
 LAドジャースは今季を含めて過去5年で3度、ワールド・シリーズに進出しています。

 しかし、2017、18年と2季連続で出場したシリーズはいずれも敗退しており、仮に今季もタンパベイ・レイズの前に敗れるようであれば。

 首脳陣、ファン、選手すべてが立ち直れないのではないでしょうか。

 ユヴェントスがあれだけチャンピンズ・リーグの決勝で敗れていることもどうかしていると思いますし、ジャンルイジ・ブフォンが現役続行を貫いていること。

 皮肉な結果ですがあれだけの選手でも、チャンピオンズ・リーグは追いかけたくなる存在なのでしょう。

 ワールドカップで優勝を味わってもです。

 2020年王者のバイエルンも、チャンピオンズ・リーグでは手痛い敗戦を決勝で味わっています。

 1999年 カンプノウ 今でもハイライトで流され続ける、ユナイテッドの前に逆転負け
 2012年 本拠地アリアンツが決勝の舞台であったにも関わらず、チェルシーの前に敗れる

 前者は強気で鳴らしたふたりのドイツ代表、GKのオリー・カーンとMFのシュテファン・エッフェンベルクですら、うちひしがれる酷な結果でした。

 その敗北から目を逸らさなかったことが、2001年の優勝に繋がったと言えます。

 バイエルンは2013シーズン、ウエンブリー開催の決勝でドルトムントを破り、5度目の欧州制覇を果たします。

 このとき優勝していなければ、選手たちは本当にうちひしがれたまま、立ち直れなかったかもしれません。

 先にお話したように、2012年の決勝もつらい結果でしたが、実は2010年の決勝では、相手のインテルが優勝にyり、イタリアのクラブで初めてとなる3冠を達成したのです。

 つまり、彼らが敗れただけでなく、インテルに3冠を与えてしまった形だったわけですね。

 しかし、2013、2020年の優勝はいずれもバイエルンが3冠を達成します。

 こうして考えますと、一つの勝利がどれだけ大事か改めて理解できます。
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自分に合うアナリストを見つけたら

2020-10-26 21:26:31 | 日記
 先日、とある件でエキスパートに助言を求めたのですが、直に有難いなと思いましたね。

 あちらは「商売」ですし、僕のような相談相手がいて初めて対価としての報酬が得られるわけですから、親身になるのは当然ではあります。

 ただ、初対面の僕に対して穏やかに声を掛け、改善点は一緒に考え、長所はそのままでいきましょうとは、そんな簡単にできるものではありません。

 老いた両親を「一人」で面倒を見る、誰にも相談できずに袋小路に迷い込んでしまう、僕は恐らくこの典型例に将来、当てはまると思っています。

 「誰かに話したらよいのに」
 「手助けしてくれる人、いるよ」

 と周囲は無節操に語ります。

 でも、僕を含めて抱え込む方は、基本、誰も助けてくれるとは考えていませんし、そもそも助けを呼んでもその助けが当てになるとすら考えていませんからね。

 相談窓口をサッカーでいう「アナリスト」とするならば、いくつか相談してみて一番しっくりくる相談員を見つけるしかないように思います。

 結局ミランで全権監督にはなりませんでしたが、ラングニックの解説の巧みさ、親切さは彼の駆け出し当時から非常に有名でした。

 ラングニックはきっと

 「どのような言葉を選び、どのような語りかけ方ならば、皆さんが直に聞いてくれるだろうか」
 「そのためにはどのような準備をしたらよいだろうか」

 という2点と、常に念頭に置いてきたのではないでしょうか。

 ラングニックからすれば、故郷ドイツ代表がいつまでも3-5-2のリベロに固執し、若手の登用は4-4-2のゾーン・ディフェンスなど、思い切った挑戦をせずにいたこと。

 この光景が歯がゆかったのでしょうね。

 彼が何か優勝を味わったわけではないのですが、サッカーにかける情熱の豊かさは、本当に誰にも負けないと周囲も本人も感じているはずです。
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サッカー以外の競技では、宿敵を応援できるでしょうか

2020-10-26 21:13:31 | 日記
 今季のNBAは、予想以上にコロナウイルスの余波を受けた形で全日程を終了しました。

 優勝したのはLAレイカーズで10季ぶりの王座となります。

 不慮の事故で他界してしまった、コービ・ブラインアントを追悼する良い意味でも悪い意味でも、記憶に残る都市となりました。

 ちなみに敗れたマイアミ・ヒートには、過去LAレイカーズの象徴であるレブロン・ジェームズが在籍していたことをは既にお話したと思います。

 ワールド・シリーズも佳境となりますが、タンパベイ・レイズが初優勝すれば、パイレーツやブリュワーズのような地方都市のチームに、大きな刺激を与えるのではないでしょうか。

 お気づきかもしれませんが、タンパもマイアミも同じフロリダ州にあるのですね。

 ですから、レイズが仮に優勝したならば、マイアミ・マーリンズのファンも祝福でねぎらうのか、マイアミ・ヒートの準優勝は、オーランド・マジックにはどう映るのか。

 その点が気になったのです。

 サッカーでは基本、同じ地区、県に複数クラブがあった際、相手の好成績を認めて拍手を送ることは「稀」ですよね。

 ダービーにだけはどんな事をしてでも勝ちたい
 そうすれば、次のダービーまで相手を嘲笑できるから

 というサッカーのお題目は、他競技からすれば全く理解できない心情なのでしょうが。

 ただ、リーグのカテゴリーが違いすぎて対戦が無い場合もありますし、マンチェスター・シティのように突如富豪の後ろ盾が出来たクラブを、単にやっかむ(成績とは無関係に)こともあります。

 サッカーが時に暴力に頼る応援が起きてしまうのは、ファンの中に強烈な自負があり、その自負がマグマのように噴火してしまうためと僕は推測します。
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