塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

岩隈久志投手の引退報道を聞いて

2020-10-25 21:07:09 | 日記
 読売巨人軍に在籍する岩隈久志投手が、先日引退を表明しました。

 僕が残念だと思うのは、彼が引退する理由が巨人軍で1軍登板の機会がないほど、怪我がひどかった、という理由ではありません。

 岩隈投手は、今は「オリックス・バファローズ」の名称となった、大阪近鉄バファローズ時代を知る、本当に数少ない現役選手だったためです。

 よく北海道コンサドーレ札幌の指揮官、ミハイロ・ペトロビッチ氏に対し

 「魅力的なサッカーをするが、優勝経験はほとんどない」
 「レッズ時代に得た、ヤマザキ・ルヴァンカップだけでは物足りないよね」

 という声があります。

 でも、ミシャはその批判に屈服しませんし、威風堂々とした態度で指揮を執っています。

 実は大阪近鉄バファローズ、全身の近鉄バファローズ時代も、リーグ優勝の経験はあっても日本一になったことない、それが現在のオリックス・バファローズとしての歩みなんですよね。

 よくハイライトで確認されるのは、広島東洋カープとの間で行われた1979年の日本シリーズで、そう

 「江夏の21級」

 として知られる、スクイズを交わす場面ですが、一番近鉄バファローズが日本一に近づいた瞬間だったと言えます。

 F・マリノスもアンジェ・ポステコグルーの下で昨年リーグ優勝を果たしましたが、通年になってから最も優勝に近づいたんが2013年でした。

 あの時の震える中村俊輔の背中は、多くのファンの脳裏に焼き付いていますし、あの敗戦の痛みが昨年の優勝の要因になったかもしれません。

 近鉄バファローズは同時期の西部ライオンズのような勝負強さはありませんでしたが、オグリビーにブライアントという外国籍選手の活躍の他、野茂英雄と言う稀有な存在の光りました。

 岩隈投手は原監督の力になれなかったことが歯がゆいとおっしゃいました。

 それは内田篤人も漏らした気持ちでしたね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大敗しても、ショービジネスは動かない

2020-10-25 20:49:44 | 日記
 過去に日本代表のふたり、大津祐樹と本田圭祐が在籍したのが、エール・ディビジのVVVフェンロです。

 そのVVVがアヤックス・アムステルダムと対戦し、何と0-13という考えられない敗戦を喫しました。

 前半終了時点ですでにVVVの失点は4。

 通常ならばこの段階で挽回は難しいわけですが、アヤックスは何と後半にも9得点を奪う形となりました。

 2011年でしたか、マリオ・ベーン率いるフェイエノールトが、PSVに失点11という形で敗北となり、凄まじいまでの批判を浴びました。

 チャンピオンズ・りーぐでは、ローマがユナイテッドに1-7で敗れたことがありますし、そのユナイテッドもシティとのダービーで失点6を計上したことがあったはずです。

 更にひどいのがアーセナルで、2011-12シーズンの3節、ユナイテッドに2-8で敗れています。

 2011-12シーズンはシティが、ロベルト・マンチーニの下でプレミア優勝を果たしますが、上記のダービーはこのシーズンでの結果です。(最終スコアは1-6)

 それまで眼中にないと頑なにシティを無視、拒絶したアレックス・ファーガソンですが、ダービーでの大敗がシティの優勝を後押しした面はあるでしょうね。

 サッカーのようにロースコアの競技であり、0-0で勝ち点1を分け合う形は珍しくありません。

 しかし、0-11、0-13になるにはよほどの理由があり、仮に監督を交代し、選手の入れかえを用いても根本的な解決方法には至らないと思います。

 それでもリーグ戦という「ショービジネス」は続き、しかもそのショーはまだ序盤戦すら終えていないのです。

 (参考資料 日本スポーツ企画出版 欧州サッカー・トウディ 2011-12シーズン完結編)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする