塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロの選手たちが履くスパイクとは

2014-05-20 23:11:26 | 日記
 背番号は選手の見分けを付ける為に非常に効果的です。

 僕はアジア人は黒髪の方が良いと思いますが、パルマ時代の中田英寿や現在の本田圭祐のように、金髪であれば実況の方は楽だろうなという思いはあります。

 僕は髪型では無く、選手の履くスパイクも見分ける大切な要素だと思います。

 例えばパルセイロ。

 背番号10宇野沢がウォリアーを履いていますが、故障から復帰した松尾もウォリアーの靴を履いています。

 少なくともイヤーブックではその写真が確認できますから、きっと契約は続いていると思いますし、僕は案外、パルセイロがそのうちウォリアーと契約するのではないかと想像することもあります。

 嬉しいのはゼルビアから戻ってきた向です。

 彼は今アシックスを愛用していますが、それがパルセイロカラーの紺×オレンジなんですよ。

 向は2011、12シーズンに在籍していたころから非常に人気がありますし、このスパイクの色を見ただけで僕も有難いなと感じていますし、同様の気持ちを抱く方は多いでしょうね。

 でもパルセイロもアディダスとナイキの割合が非常に大きい事では変わりません。

 例外的に畑田がアドラーを用いているくらいですね。

 地域リーグ時代、プロ契約を結んで先陣を走っていた「ヨーさん」こと要田勇一氏は、それまでミズノだったのに、突然ヒュンメルを履きはじめて驚いた事がありました。

 熱心に試合だけでなく

 「スパイク」

 を眺めていると、様々な発見があるものです。
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ボランチというポジションの起源は人名?

2014-05-20 18:02:48 | 日記
 通常、僕たちはボランチという言葉をこう解釈します。

 「ポルトガル語である」「車のハンドルを意味する」

 これを当てはめて、ハンドルを操る、つまり中盤の底で舵取りをし、攻守に渡って貢献するという印象を受けますが、先ほどお話した「ボランチ30」を読みますと、異なる事に気づきます。

 事実ブラジルでは

 「車のハンドルとボランチのふたつ」

 とこの記事を執筆したウイルソン・バルディーニ氏も伝えていますが、このボランチという言葉は氏の言葉によれば、人名だというのです。

 1940年代、フラメンゴにアルゼンチン出身の

 「カルロス・ボランチ」

 という名前の選手がおり、監督から中盤の底とディフェンスの前でプレイしろと指示されたのとこと。

 このフラメンゴの成功例を見た、他クラブの監督たちが、中盤の底に選ばれた選手達にたいして

 「いいか、ボランチのようにプレイするんだ!」

 と指示し、背番号5の選手がボランチを呼ばれるようになったというのです。

 つまり、ボランチという言葉がポルトガル語の辞書にも掲載されている単語ではあるが、引用は人名であったというのが興味深いところです。
 
 一方で従来通りに

 「車のハンドルのようにチームの方向性を決定する、つまりチームの指揮を執る役割を担っていたからだという、もうひとつの説によれば、この言葉は1950年代に生まれたと言われている」

 とバルディーニ氏は続けています。

 この言葉は勿論、ボランチを指します。

 僕は日本ではボランチと言う概念に、多くの選手を当てはめすぎているという印象を持っています。

 ですからこのボランチ30は購入後、幾度か読み直していますが、今日再読して新しい発見がみつかりました。
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ボックス・トゥ・ボックスの起源は、あのコロンビア人か

2014-05-20 17:50:50 | 日記
 近年サッカーでは新しい概念として

 「ボックス・トゥ・ボックス


 という言葉が生まれました。

 ブラジル代表パウリーニョに代表されるこの言葉が当てはまる選手の特徴として、自軍のペナルティ・ボックスから相手のペナルティ・ボックスにまで顔を出せる脚力、体力、そして戦術眼が存在します。

 でもこの概念、1990年代にはすでに存在していたのですね。

 2004年にワールド・サッカーダイジェストがムックとして発売した

 「ボランチ30」

 の中で、コロンビア代表として名を馳せた、フレディ・リンコンの名前が登場し、彼の談話も掲載されています。

 「僕は誰が見ても、ミックス・ミッドフィルダーだった。つまり、ボールを奪い、それを正確にさばき、さらに相手側のペナルティ・ボックスまで出向いて、守備にも参加する」

 これは35ページから抜粋したものですが、34ページには

 「ブラジル人から90年代最高のボランチ」

 と、リンコンを賛辞する声も記されています。

 いまならばポール・ポグバ、一昔前ならば全盛期のパトリック・ヴィエイラのように、分業制ではなく単独で守備と攻撃の資質を持つ選手がいましたね。

 スペインでもブスケッツとシャビ・アロンソのように、片方が守備を中心に、もう片方が攻撃を司るような形で構成していますが、1994年のセレソンも、ドゥンガとマウロ・シルバで構成したことを覚えている方も多いでしょう。

 パウリーニョはルイス・グスタボと並ぶ形になるでしょうが、リンコンのように優れた特性を持つ選手がいれば、代表監督の仕事はもっと楽になるでしょうね。
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なでしこ達は不穏な空気に包まれないか

2014-05-20 12:27:47 | 日記
 なでしこはアジアカップ4強で中国代表と対戦します。

 ただ、彼女たちとは無関係な形で外圧がのしかかるかもしれません。

 それは中国とホスト国ベトナムが、南シナ海の領有権を含む政治事情で混乱しており、ホー・チミンやハノイでは多くの抗議が、中国企業や在住中国人に向けられているためです。

 中国政府もベトナム政府にデモの鎮圧を求めていますが、中国戦は日本にとってある種の

 「代理戦争」

 つまり、ベトナムの方からすれば日本が勝利すれば、しばしの間喜びに浸れる、という側面があるように見えるからです。

 佐々木監督は優勝の為に、宮間、川澄という軸に肉付けする形で、宇津木、有吉、高瀬に阪口などを起用すると僕は予想します。

 猶本の活躍、吉良のゴールなどファースト・ラウンド3試合は、東南アジア特有の湿度とわずか1日のインターバルに苦戦しましたが、監督にとっては当たり前ですが

 「織り込み済み」

 の話だったのでしょう。

 つまり、佐々木監督は

 「勝ち点3を得ながらターンオーバーを繰り返し、選手たちに場数を踏ませる」

 という形が実っていることはひょうかしているはずです。

 事実、澤がベンチにいることは2011、2012シーズンには考えられなかったことで、これは現在のなでしこにとって層を厚くする良い機会と考えられます。

 アジア王者から世界王者の防衛へ。

 今大会が終了したのちには、きっとカナダへの遠征、そして主力が集う欧州の地で試合することが予想されます。
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2002年サッカー・ダイジェストが生み出した企画を思い出す

2014-05-20 02:06:21 | 日記
 2002年の夏、週刊サッカーダイジェストは、

 「デイリー・サッカーダイジェスト」

 という、途方もない企画を打ち立てます。

 これは関東圏に限り、韓日ワールドカップの情報誌をキヨスク、書店で毎日買える情報誌を制作したもので、東京に仕事の面接で出かけた際に、僕も買い求めたことがあります。

 でも、サッカー・ダイジェストがいかに専門誌をはいえ、2度とこんなことはしないでしょう。

 それは

 雑誌は眺める時代から指でスライドする時代へ

 言い換えれば

 「自分の読みたい箇所だけを自分の意思で切り取る」

 事が、携帯電話の普及で出来るようになった為です。

 僕ですらパソコンでユー・チューブの映像を眺めるくらいですし、ナイキの「リスク上等」、アンブロの「ゴラッソ」のような販売プロモーションの映像を楽しめます。

 2002年当時、映像作品は

 「購入するか店頭で借りる」
 「映像はディスクあっての存在」

 でしたから、今のようにパソコンがテレビの代用となり、映像が無料で楽しめる環境では無かったからこそ、新聞と雑誌は速報性を維持できたのです。

 今は制作しても元は取れないでしょうし、編集部の方からすれば懐かしい思い出でしょうね。

 それでも店頭でワールドカップ関連本が積まれているのを見ると、嬉しくもあり懐かしくもあります。

 僕は2002年は本屋の従業員であり、PHPから発売された単行本「ベッカム」の問い合わせが相次ぎ、トルコ代表イルハンの写真集発売に驚いた事を懐かしく思います。

 
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