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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

U-22日本代表、サウジアラビアと試合ができず

2011-02-06 00:49:23 | 日記
 今エジプトの情勢が話題に上らない日はありません。

 少し前まではムバラク大統領退陣を求める声が圧倒的でしたが、ここ数日は大統領を
支持する人間が増えてきたようで、支持派が日本を含む海外の記者を敵視するようになっ
てきました。

 アメリカ代表とエジプト代表の試合が取りやめになったのは当然ですが、Uー22日本
代表がサウジアラビアと対戦できなくなったのも、このエジプトの混乱が影響しているの
出はないかと思うのです。

 スポーツナビによりますと、サウジアラビアはアジアカップでの惨敗を受け、サッカー
協会の幹部全てが解雇されるなど、体裁が全く整っていないようなんですが、エジプトの
政情もこのことに輪をかけている気がします。

 アラビア半島は「紅海」を挟めば、もうそこはアフリカ大陸ですし、エジプトやスーダン
は本当に至近距離にある国です。

 サッカージャーナリストの宇都宮徹壱氏が、スポーツナビにアジアカップの取材を連載
していたのですが、現地の方がしきりにアフリカ(当時はチュニジア)の情勢をしきりに気
にしていたとおっしゃっていました。

 やはり西アジアの方にとってアフリカの情勢やヨルダン、シリア、そしてイスラエルなど
他国の政情は気にかかるものなのだと、改めて痛感します。

 宇都宮氏はデビュー作の

 「幻のサッカー王国」

 以来、サッカーを通じて僕たちに様々な国の人々の声、政治を伝えてきた稀有な方です。

 だからこそアジアカップで見つめた先が他の記者の方とは異なったのでしょうし、僕は
宇都宮氏が発する情報はとても価値があると感じています。

 U-22日本代表も、もし中東での試合が困難ならば、潔く出直すことも考えたらよいと
思います。
コメント
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