塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

インテルの2011シーズン(2)

2011-02-25 01:44:14 | 日記
 ただどちらにしても、ベニテス政権は短命に終わっていた気がします。

 ベニテスがインテルを去る前の評判と言えば

 「2010シーズンに3冠を達成したクラブとは思えない戦いぶり」
 「クラブの掌握に手間取っている」

 というものであり、常に疑問符が付いた状態での日常でした。

 では仮にベニテスがクラブ・ワールドカップの時に訴えたような大型補強がシーズン前
に敢行されていたらどうだったか?

 僕はもっと批判に満ち溢れていたと想像します。

 バルセロナに移籍したマスチェラーノが証言しているように、インテルは彼の獲得を
望んでいましたし、リバプールからベニテスの教え子たちを数人入団させたとしましょう。

 しかしファンの間からは

 「ベニテスはインテルをリバプール化させようとしている!!」

 という疑問符が付いたに違いありませんし、かつてバルセロナを率いたファン・ハール
がソシオから、

 「クラブをオランダ化させようとしている」

 と厳しい球団を浴びたように、ベニテス政権下は開幕前から頓挫していたかもしれない。

 僕はそう考えています。

 今のところ王者としての戦いぶりが出来ていないインテルですが、今後レオナルドがどんな
形で指揮をとるのか注目していきたいと思います。

 バルダーノとの軋轢が表面化したモウリーニョが、わずか1年でミラノに舞い戻ることは
無いでしょうが、彼の帰還を願っているインテルファンは多いでしょうし、それ異常に
チェルシーのファンが、モウリーニョの復帰を願っているのかもしれません。
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インテルの2011シーズン

2011-02-25 01:34:33 | 日記
 セリエAも閉幕までおよそ3ヶ月。

 2011シーズンのインテルにとって、この残り3ヶ月は文字通り

 「帳尻あわせ」

 の3ヶ月になるでしょう。

 レオナルド政権の誕生に伴い息を吹き返したインテルですが、仮に今季を無冠で終えた
なら完全に失敗の烙印を押されるのは間違いありませんし、シーズン終了後再び政権交代
が起こる可能性もあります。

 ラファエル・ベニテスは当然自分の歩むべき道が困難である事を、誰よりも理解していた
はずですが、今となってはアンフェアな言い方ですが、就任のタイミングがよくありません
でしたね。

 故障者の続出はベニテスにとっても想定外の出来事だったでしょうし、何よりも

 「代謝」

 が欠けていましたね。

 移籍が噂されたマイコンとミリートが残留し、序盤戦はビアビアニーとコウチーニョという
若手が活躍する場面もありましたし、戦力の入れ替えが無くとも問題はないと僕も考えていま
したが、事はそう甘くはありませんでした。

 ベニテス政権下では

 「イタリア・スーパーカップ」
 「クラブ・ワールドカップ」

 の2冠を獲得しましたが、肝心のリーグ戦とチャンピオンズ・リーグで奮わなかったのが
痛かったですね。

 ベニテス自身イタリアでの生活がわずか半年で終わるとは、これこそ想定外の出来事だった
はずです。

 
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