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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本1-0でパラグアイに勝利(2)

2010-09-04 21:48:43 | 日記
 僕は実際見た事が無いのですが、恐らくルチアーノ・スパレッティ時代のローマのサッカー、

 即ち
 「0トップ」
 はこのパラグアイ戦の後半で日本が魅せた攻撃の形を言うのでしょう。

 つまり最前線の1トップを飛び越える形で、後方から味方の選手がどんどん飛び込んでくるという攻撃です。

 スパレッティは就任時から0トップを指針していたわけでなく、トッティ不在を補う為の「バンドエイド」の役割を、0トップに期待していました。

 そしてそのサッカーは「イタリアで最も美しい」と形容されるまでに発展し、スクデットには手が届きませんでしたが、コパ・イタリアという実りをもたらしました。

 今の日本にはこの0トップ、非常に合っていると思います。

 今日は出場機会がありませんでしたが乾、香川、松井と2列目から積極的に攻撃参加できる選手がいますし、森本もポストプレイに長けた選手です。

 近年日本は常に慢性的な得点力不足に悩み、FWの力量不足を嘆く声は止みませんでした。

 0トップは発想の転換、つまり
 「FWが点を取れないなら。MFとの連携を深めたら良い」

 という着眼点が今後の日本の攻撃を支えていく気がします。

 0トップという攻撃方法を日本代表が手中におさめることで、まず確固とした攻撃の戦術が生まれることが、今期待できるはずです。(ザックが別の方法で攻撃を確率させる可能性もあります。)

 何故なら2011年のふたつのビッグイベント
 アジアカップとコパ・アメリカで結果を残すには、確固たる攻撃方法が求められるからです。

 再び日本がコパ・アメリカに呼んで貰えるようなサッカーを、アルゼンチンで披露する為には、攻撃の明確な形が必要なののは間違いありません。

 

 
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日本1-0でパラグアイに勝利

2010-09-04 21:32:06 | 日記
 「美しい交代」

 僕はそう思いました。

 後半44分日本は先制点を挙げた香川から、駒野への選手交代を行いましたが、今日の殊勲者から6月に辛酸を舐めた選手への交代は、盛んに用いられた「リベンジ」と言う言葉よりも、遥かに重みがあったと思います。

 僕は香川の先制点が無かったら、駒野を投入する機会を原監督代行が見つけられなったと思うので、この先制点は非常に貴重でした。

 駒野も抱えていた胸のつかえが、多少なりともとれたのではないかと思います。

 この試合の収穫点を僕なりに考えてみますと
 ふたりの新戦力、細貝と栗原が戦力として役立ったことは大きな出来事でした。

 前者は中盤のフィルター役として、後者は空中戦を制する者として大いに実力を発揮したと思いますし、栗原は味方のコーナーキックにヘディングで合わせるシーンも何度か見受けられました。

 ザックがこのまま4バックを用いるのか、それてもお得意の3バックを導入するのかはわかりませんが、今日途中出場した岩政と槙野に加え、オランダでプレイする吉田もいますし、FC東京の森重も貴重な人材と言えます。

 ですから日本のCBは僕らが考えている以上に仕える人材は多いと思いますし、ザッケローニの戦術如何では大きく飛躍する選手も出てくるでしょう。

 収穫の2点目としては香川のゴールを導いた、中村のスルーパスが挙げられます。

 パラグアイのように上背のある国と戦う際、やはり足下を突き抜けるパスが必要不可欠だと思いますし、やはり体格的に日本は不利になります。

 クロスを入れることは必要です。

 そのクロスの効果を引き立てるためにも、スルーパスを狙うことも大事な攻撃であると思うのです。

 日本はスペースに走りこむ事に長けた選手が多いですから、スルーパスの効果は高いでしょうね。
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クラブかそれとも代表か

2010-09-04 14:41:34 | 日記
 僕が日本人選手を巡る駆け引きで思いだすのは、2001年日本で行われたコンフェデレーションズ・カップでの出来事です。

 この大会決勝まで進んだ日本代表ですが、エースの中田英寿は準決勝までの滞在が認めれており、以後はローマでリーグ戦を戦う予定でした。

 しかし代表監督トルシエは中田の引止めを希望し、中田は決勝でフランスと戦うべきだと主張しますが、ローマも会長のセンシ、監督のカペッロ共に中田のこれ以上の代表滞在を拒否します。

 「代表か、それともクラブか?]

 サッカー選手にとって永遠の悩みの種ですが、中田の決断はローマに戻る事。

 そしてこの2001年、ローマは1983年以来18年振りとなるスクデットを獲得し、中田もロマニスタの歓喜を肌で体感することになりました。

 報酬を払っているクラブを重視するか?
 それとも
 母国の名誉という責任を背負い、代表戦を戦うか?

 この線引きは非常に難しいですね。

 中にはかつてのアルゼンチン代表ソリンのように
 「僕にとってアルゼンチン代表より価値あるシャツは存在しない!!」

 と断固たる決意で代表戦に臨む選手もいましたが、やはり報酬という兼ね合いから見れば、クラブに分があります。

 日本代表もこれからは
 新戦力を試す親善試合とワールドカップ予選に向けた新鮮試合、そしてワールドカップ予選や本大会など、試合の状況に応じた選手起用が必要でしょうね。

 日本と海外ではカレンダーが違いますから、海外リーグの瀬戸際ではJ1の選手を軸に、逆に海外選手が召集に応じられる時期なら、日本に呼び戻して差し支え無いと思います。

 そして何より、
 「海外組みが参加した方が試合が盛り上がる」

 という1種の偏見を、僕らファンが頭から取り除く必要がありますね。
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長友を巡る駆け引き

2010-09-04 11:25:28 | 日記
 今日のパラグアイ戦終了後、あるひとりの日本人選手を巡って、イタリアと日本との間で強烈な駆け引きが行われる模様です。

 実は7日のグアテラマ戦はグアテラマ側が、アンダー20代表のエルサルバドル戦も行う予定で、インターナショナルAマッチに該当するか、まだはっきりしないそうなんです。

 そこで長友の所属するチェゼーナのマッシモ・フィカデンティ監督が、ホームのミラン戦に長友を万全の状態で投入するため、長友の貸し出しをパラグアイ戦のみにするよう、ザッケローニ監督と電話会談するそうなんです。

 このニュースは今日のスポーツ報知に載っていたんですが、敵地ローマとの一戦が、長友にとって非常に実りのある戦いだったことがわかります。

 事実フィカデンティ監督は、長友の能力を非常に評価しているそうで、彼にとって初のホーム開幕とですし、僕は彼を帰国させてあげて、空いた左サイドは別の選手で埋めれば良いと思います。

 そうすれば
 「長友が代表に合流できない時のなシュミレーション」
 になりますし

 チェゼーナにとって左サイドバックは、もはや長友で決まりですから快く送り出してやればいいと思います。

 ミランはボッリエッロをローマに、フンテラールをシャルケに放出した変わりに、イブラヒモビッチをバルセロナから、ロビーニョをマンチェスター・シティ(サントス)から獲得するなど、エースのパト、インザーギを含む強力な攻撃陣の構築に成功しました。

 これだけの面子と戦う事は日本人選手にとって稀な出来事ですし、ワールドカップのような大舞台でもなかなか巡ってこない大チャンスです。

 日本にいては出会えないこれらの「大物」との対戦から、長友には様々な情報を体感して欲しいものです。

 その体感が彼の成長の栄養となり、実力形成に役立つはずです。

 
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今日のパラグアイ戦に関して思うこと

2010-09-04 11:12:34 | 日記
 今日のパラグアイ戦は日本テレビが中継を担当しますが

 「リベンジ」
 「宿敵パラグアイ」

 などと謳わなくとも、ファンの多くはテレビ観戦するでしょうし、視聴率の問題はさほど心配しなくても大丈夫だと思います。

 そうでなくとも、僕は上記のふたつの言葉に違和感があるんです。

 確かに日本はパラグアイにワールドカップで敗れました。今日勝つ事ができたならば、ブラジルワールドカップへ向けて、幸先の良い旅立ちと言えるかもしれません。

 でも「リベンジ」というのは
 同じ舞台で勝つ事が、つまり今後のワールドカップで再びパラグアイと対戦し勝利した時に、初めて味わう達成感だと思うのです。

 また日本とパラグアイは宿敵ではないでしょう。

 パラグアイからすれば隣国のブラジル、アルゼンチンそしてウルグアイから勝利をもぎとることに大きな価値がありますが、日本から一方的に「宿敵」よばわりされても、

 「いつから日本と私たちは宿敵の間柄になったのだろう?」
 と思われても、何ら不思議ではありませんし、日本が絶対に負けたくないと思える国は、やはり韓国のみになると思います。

 過剰な宣伝文句は試合に余り良い影響を与えないと思うので、今日の試合の焦点はやはり

 「原代行監督がザッケローニ新監督に向けてどのような布陣、先発で挑むのか」
 「今日選出されてあ23名から、どのような形で選手が今後移り変わってゆくのか」

 この2点になるかと思います。

 もちろん初選出の細貝が今日のチャンスを物にし、ザック政権でも主軸を担うようになるかもしれませんし、逆にワールドカップ経験者が以後代表から外れるようになるかもしれませんし。

 見所はいくつもあると言えます。
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