塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スポルティング、主力2選手を放出へ

2010-09-07 22:16:20 | 日記
  ポルトガルリーグの話ですが、宿敵ベンフィカが2010シーズン王者に返り咲くなか、スポルティング・リスボンは生え抜きであるふたりの選手

 ミゲール・ヴェローゾをジェノアへ
   
 ジョアン・モウチーニョを移籍金13億円であろうことか3強の一角ポルトへ売却し、ファンがフロントに激怒したんです。

 このモウチーニョの移籍話の顛末は、ワールドサッカー・ダイジェストの8月10日号95ページに掲載されているんですが、簡単に言えばスポルティングの首脳陣は

 「ジョアン・モウチーニョの売り時を誤った」
 ということです。

 つまりステップアップを希望するモウチーニョ側と、移籍金をまける気の無い首脳陣の思惑が、全くかみ合わなかったんです。

 おまけにモウチーニョは今夏のワールドカップにポルトガル代表としてエントリーできず、選手としての価値を落とし、スポルティングも彼の売却に躍起になっていました。

 そこの現れたのがポルトだったんです。

 高額な移籍金を選手に設定することは
 1・選手をクラブが護ること(戦力の維持)
 2・高額な移籍金を手に入れること(収入の増加)

 以上2点が考えられますが、高額の移籍金は払えるクラブに限りがありますから、選手の価値の上昇を待てば待つほど、株価の下落同様選手の価値が下がった際に、安値でも放出すべき時があります。

 選手はクラブの財産ですが、時には値が上昇中に潔く放出する、そんな気構えが必要な気がします。

 そうでなければ選手は厄介者となり、最悪の場合「飼い殺し」(2010シーズンのゴラン・パンデフがラツィオでそうでした。)の憂き目にあいます。

 選手を安売りする必要は無いでしょうが、金儲けの道具でもありません。

 人気銘柄になった時点で、契約内容や移籍金の設定を、互いが理解できるまで話し合う姿勢が必要ですね。

 
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欧州サッカー選手名鑑が出揃う

2010-09-07 18:49:50 | 日記
 今日9月7日は
 「真打ち」
 の登場です。

 8月31日に締め切られた欧州移籍の内容を踏まえた、サッカー・ダイジェスト恒例の
 「ヨーロッパ・サッカートゥデイ シーズン開幕号」
 が本日発売され、僕も店頭でめくってみましたが、本当に凄いと思います。

 ヨーロッパ・サッカートゥデイの前は「イタリア・サッカートゥデイ」と、当時栄華を
極めていたセリエAに的を絞った選手名鑑でしたが、現在では欧州4大リーグの他、

 フランス、ポルトガル、オランダ、などに加え、そのシーズンのチャンピオンズ・リーグに出場するクラブの紹介も成されています。

 編集に携わっていた皆さん、本当に毎年お疲れ様です。そしてありがとうございます。
 と労いの声を僕から掛けたいと思います。

 やはり8月31日当日は駆け込みでの移籍が成立しやすいですし、(今年はミランのイブラヒモビッチとロビーニョがそうですね。)選手の名前をアルファベットとカタカナ、両方で入力しないといけませんから本当に根気のいる作業です。

 考えてみましょう。

 例えば欧州のサッカー専門誌、ドイツのキッカーやイングランドのワールドサッカーが、JリーグやKリーグに代表される選手名鑑

 「アジアサッカー・トゥデイ」
 を発行すると思いますか?

 加えてアジア・チャンピオンズリーグの出場クラブや、リーグの構造や歴史を踏まえた記事を書くと思いますか?

 答えは明らかに
 「NO!!」
 でしょう。

 ダイジェストに限らず選手名鑑を刊行した出版社の皆さんは、今頃やっと一息ついているところでしょうね。

 改めてお疲れ様でした。

 僕はこのブログを作成する時に、困った事があれば選手名鑑を調べるようにしていますし、本当に感謝の気持ちで一杯です。 
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山雅にJリーグからの指摘

2010-09-07 11:34:28 | 日記
 「山雅は財政基盤評価を」

 今日7日の信濃毎日新聞の14面に上記のような見出し付きで、6日山雅がJリーグ入会予備審査の結果を受け取ったことを伝えています。

 ただ内容は多岐に渡り
 「JFL4位以内」
 という成績意外のことでも、かなりの要求があるんですね。

 例えば
 「部署整備」
 「資本金の増強(山雅設立の際の資本金は600万円)」
 「来季のスポンサー額1億円}

 などホームタウン(松本)との連携や、健全な経営環境の整備など、クラブの実力よりも周辺整備の徹底を求められているようです。

 これは
 1998年の横浜フリューゲルスの合併問題
 に端を発し、

 J1やJ2のクラブの多くが赤字運営を余儀なくされているため、Jリーグの方でも財政基盤については慎重にならざるを得ないのでしょう。

 欧州でもファイナンシャルの整備が急務と言われていますし、スペインのマジョルカは積もり積もった借金が67億円もあり、せっかく手にした「ELリーグ」からの撤退がきまったそうです。

 洋の東西問わず、財政の健全化は不可欠な要素となっています。

 パルセイロのように自前のジュニアユースから、いつかトップで活躍できる選手が生まれると、ファンとしては嬉しいですし、クラブも選手獲得のコスト(移籍金やスカウト派遣)を抑えることができます。

 
 パルセイロの地道な巡回指導やイベントへの参加が、いつか実ってくれるといいなと感じます。

 同時に山雅がどのような形で新規のスポンサー獲得と部署の整備を行うのか、注目したいところです。

 プロになれば選手だけでなく、フロントの待遇も見直す必要がありますし、魅力が増す半面多くの責任がついてまわりますからね。
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山雅、ジャイアント・キリングはならず

2010-09-07 11:19:40 | 日記
 天皇杯の長野県代表は松本山雅。

 しかし2回戦(5日の日曜日)でJ2のヴァンフォーレ甲府に0-1で破れ、昨シーズンレッズを撃破したような、センセーショナルな結果は得られませんでした。

 「ジャイアント・キリングは、稀に起こるからこそ価値がある」

 改めて格上相手に格下が勝利を得ることの難しさがみてとれます。

 だからこそ山雅が打破った昨シーズンのレッズ、一昨シーズンのベルマーレは落胆し、ファンからの厳しい批判に選手も監督もそしてフロントも、耐えることが自分の身を護る手段だったわけです。

 この試合山雅は4-4-2の布陣で挑み、最終ラインと中盤の4人、計8人で強固な守備ブロックを形成し、前半を0-0で折り返す事ができました。

 しかし後半2分にこの日唯一となる得点を、ヴァンフォーレに与えてしまいます。
 
 失点の背景には
 1・マイボールを失う
 2・マイボールを失った後のカバーリングが遅れてしまった

 というひどく単純なもので、山雅にとっては防げた失点だったでしょうし、失点の後はヴァンフォーレペースで試合が進んだようですから、この失点が無ければヴァンフォーレに焦りが生じた可能性もあります。

 山雅敗戦の報を伝えた信濃毎日新聞の写真は、どこか物寂しげに見えました。

 ファンでない僕がそう感じたのですから、関係者の落胆はもっと深いのでしょう。

 一昨年、昨年の熱狂ぶりが紙面に反映されたからこそ、今年の内容が物憂げに見えるのは仕方がないことですが、仮に8月29日パルセイロが勝利していれば、今回のような激しい戦いに身を置けた過渡と思うと、改めて残念に思います。

 天皇杯の今後の焦点は、
 「史上初の3連覇」

 をガンバが達成できるのか。に移ってゆくことでしょう。
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