塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

J1の監督選びについて

2009-10-26 23:13:31 | 日記
 誕生から16年を迎えたJリーグも、欧州、南米同様クラブの格付けの色が濃くなってきました。
 即ち「優勝を狙う、もしくは常勝が求められるチーム」「中位が定位置だがあわよくば上位進出の可能。」「残留が第一目標」そしてJ1とJ2を行き来する「ヨーヨークラブ」の4つの分棲み分けできつつあります。
 僕はそれに伴い、近い将来各クラブが指揮官選びの際、今まで以上にクラブが求める指揮官像を明確にしなければ、ファンの厳しい糾弾が待っているとい思います。
 例えば優勝争いとは程遠いチームが、世界的に知名度がある指揮官を招聘できても、「絵に書いた餅」で終わってしまうでしょう。選手が指揮官の提示した戦術を、選手が理解できない可能性が高いためです。
 逆に残留が第一目標のチームなら、「残留請負人」とよばれるような、スペシャリストを招聘すべきです。それがロングボールのような単純な戦術でも、勝ち点3が積みあがっていくうちに、確固たるチームの戦術になります。また中位に甘んじているチームならば、野心を持った指揮官を招いたらいいと思います。
 ただ日本では監督の棲み分けは全く出来ていない状況です。今クラブの指揮官選びの背景には、「外国人」か「日本人」かのどちらか。せいぜい「クラブOB」くらいしか見当たりません。これではますます競争が厳しくなってゆくJ1で、生き残る事は難しくなる一方です。
 もちろんチームの望む結果が伴うなら、日本でもアレックス・ファーガゾンのような長期政権を築く監督がでてきてもおかしくありません。勝利の美酒に酔いしれる事は、プロにとって至福の瞬間でしょうから。日本は指揮官招聘の点では、まだまだ後手を踏んでいるように、僕は感じています。
 
 
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サッカーは新顔対決が簡単に出来る!!

2009-10-26 01:06:18 | 日記
 理由は簡単です。そう降格と昇格があるからですね。従って新シーズンには昨シーズンには無かった対戦カードが必ず生まれます。でも冷静に考えるとこれは凄いことですよ。
 例えばアメリカのスポーツは、リーグが新しい球団を創設しない限り、新しい対戦カードは生まれません。仮に新チームが誕生しても、他球団から放出された選手でチーム編成を行うので、初年度から好成績は期待できません。もちろんドラフトとフリーエージェントでの補強もできますが、エリートチームになるまでは相当な時間と根気が必要です。
 でもサッカーの場合、昇格チームでも強豪チームを倒す事は多々ありますし、例えば2000年代前半イタリアを席巻した「キエーボ・ベローナ」のように、リーグに新風を巻き起こす事だってできます。
 もちろん1年で降格してしまう可能性もありますが、逆に言えば足がかりさえ掴めば、それを気に1部に定着することも可能です。こうしてみるとサッカーの世界は、本当に良く出来ていると感心してしまいます。
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