what's?? のなんちゃってアスリート日記

陸上競技と筋トレを中心に、日々の生活について書いています。100mで11秒5が当面の目標です。

三国志ブーム?

2009-06-05 22:00:22 | 歴史・文学・思想
久々に歴史ネタを書きます。
7月に行われる第二回「三国志検定」を受けることにしました。
第一回はとりあえず様子を見ようということでパスしたんですが、
今回は申し込んでしまいました。
1級は記述式でちょっと無理だな…という感じだったので4択問題の2級にしました。
レッドクリフや、蒼天航路(曹操を主人公とした三国志)のアニメ化など、
ひそかに三国志ブームが来ている気がします。
長年のファンとしてはうれしい限りですね。
検定料が高いのが玉に瑕ですが…逆に何としても受からねばという気にはさせてくれます(笑)

以前までは三国志「演義」をベースにしたものがほとんどでしたが、
(吉川英治、横山光輝、NHK人形劇など)
最近は「正史」の方が注目されるようになってきました。
演義はかなり史実を改変しているため、面白いんですが歴史としてはまずい部分がだいぶあります。
まあ演義はあくまで小説なので堅いことを言っても仕方ありませんが…

最たる例が天才軍師(とされる)諸葛孔明でしょうか。
孔明は演義が無ければあれほどカリスマにはならなかったでしょうね。
天才的な戦略でもって劉備を助け、蜀の礎を築いた(とされる)孔明ですが、
実際はあまり戦争は得意でなかったようです。
特筆すべきはその政治手腕であり、善政を敷いて人民から慕われた偉大な「政治家」だったようです。
ただ、それでは小説としては面白くないですよね。
戦争が苦手だったはずの人が天才軍師に仕立て上げられてしまうんですから、
小説と言うのは何でもありなんですね…
あまり書くと孔明ファンに恨まれそうなので止めますが(汗)、
孔明がすばらしい人物であったことは確かなようです。

歴史のいいところは読み手に想像する余地を与えてくれるところだと思います。
正史と演義を読み比べて自分のお気に入りの武将について
あれこれ考えてみるのもなかなか楽しい作業です。
この話題についてはまた別の機会に書こうと思います。
それでは。