幸福の科学って、最近、日銀がちゃんと仕事してないって、批判してるんでしょ。日銀って、何をすべきところなんだって考えればいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『景気回復法』(幸福の科学出版)で、大正・昭和初期に日銀総裁や大蔵大臣、総理大臣を歴任した、高橋是清の霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。
九〇年代に、日銀は、あの「バブル潰し」で明らかに日本経済を破滅させたな。中央銀行が、「バブル潰し」と称して、日本経済を破壊し、国民の財産を奪ったわけで、共産主義政府みたいなことをやっちゃったね。(中略)
それから、二〇〇〇年代には、緩やかな好景気が続いていたが、これも潰した。まあ、自称「インフレファイター」というのが日銀の自慢だからね。小泉さんのころ、緩やかな好景気が、かつてないほど長く続いていたが、日銀は、この長すぎる好景気が怖かったように見える。(中略)検察がホリエモンの逮捕に動き、日銀のほうも締め上げをして、景気を潰しにかかったよな。(中略)
ある意味で、検察や日銀には、基本的に、「民が豊かになることは悪だ」という発想がある。その根本にあるものは、やはり、社会主義的な考え方ではないかな。「中央銀行は、経済を全部統制できる」という考え自体が、実際には共産党政府とほとんど変わらないね。
しかし、中央銀行が統制できることと、できないことがある。中央銀行がやるべき仕事は、先ほど言ったように、民間ではできないことをすることだよな。民間では、とても対応できないような危機のときに、つまり、いざというときに対応するのが中央銀行の仕事だよ。
民間でやれるのなら、中央銀行の仕事はないよ。はっきり言って何もない。しかし、民間で太刀打ちできないような緊急事態が起きたときに頼れるのが、財務省であり、日銀だと思うんだよな。そういう出番のときに戦って勝てなければ、存在意義はないわなあ。
数年前、緩やかな景気回復軌道にあったのに、IT系企業の株価を暴落させたよね。ああいうIT企業は、銀行から見れば、要するに、担保というものを何ら持っていない者たちだよ。どうせレンタルのオフィスだろうし、パソコンを差し押さえるぐらいしか、担保になるようなものはない。彼らの持っている担保は「成長率」のみだったと思うんだよ。未来性、将来性、その成長度、経済成長率のみが担保だったと思う。
これを「バブル」と認定して潰しに入ったことが、やはり、今の不況の元凶になっていると思うんだな。
ただ、その後、リーマン・ショックが起きたりしたため、また、そういうバブル潰し的なことが合理化される傾向が出てきているとは思うんだけどね。でも、これからの産業は、昔のように、「土地を担保にお金を貸す」とか、「工場を担保にお金を貸す」とかいう時代ではないと思うよ。(中略)
要するに、銀行の親玉である日銀の使命はね、最後は“血液を流す”ということなんだよ。体は筋肉で動いているんだけど、日銀は、“筋肉”でもないし、“骨”でもないんだよ。お金という名の“血液”を流しているだけなんだ。日銀や財務省というのは、血液を流す心臓の部分なんだよな。
だから、血液が流れて行かなかったら、体は死んでいくのさ。
それを勘違いして、自分たちを“筋肉”だと思ったら大間違いだ。実際に仕事をしているのは、間違いなく手足の筋肉のほうであって、自分たちは、ただ血液を送るのが仕事なんだよ。(中略)やはり、「体を張ってでも資金の供給をする」ということだな。(中略)資金がなかったら企業は仕事ができないよ。
(39~49ページ)
ある意味で、検察や日銀には「民が豊かになることは悪だ」という発想があるが、その根本にあるものは、社会主義的な考え方である。
「中央銀行は、経済を全部統制できる」という考え自体が、実際には共産党政府とほとんど変わらない。
そうではなくて、中央銀行がやるべき仕事は、民間ではとても対応できないような危機のときに対応することである──。
一度、同様のテーマについて、渋沢栄一の霊言を紹介したことがありました。
こんなふうに、生きた経済学について勉強できるなんて、幸福の科学って、ほんとに宗教とは思えないですし、それは本当にすごいことだと、私は思うのです。
|
『景気回復法』大川隆法著
|
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)