反原発って、正しい運動でしょ。なんで幸福実現党は、逆を言ってるかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、幸福実現党の立木党首との対談書籍『日本の未来はここにあり―正論を貫く幸福実現党 』(幸福実現党)で、こう語っておられます。
実は、「エコ」のところと、「左翼」のところとは、つながりやすいのです。
ドイツが、いい例です。「反原発」で、「二○二二年までに、全部、原発を廃止する」などと言っている。もうこれで、ドイツは終わりでしょう。だいたい終わりました。
かわいそうですが、ヨーロッパのリーダーとしての地位を失うことは、これでもう決まりましたね。(中略)
ドイツは、環境問題にものすごく取り組んでいて、太陽光発電やエコを一生懸命取り入れて、「左」にだいぶ寄っています。
同時に、ドイツでは今、大腸菌の感染騒動が起きています。キュウリに始まり、モヤシなどの芽野菜まで感染源とされ、何十人も人が死んで、入院している人も、だいぶ増えています(収録当時)。
実は、その原因は、化学薬品や農薬を排除した、いわゆるエコ農業をやっているからなんです。今朝のCNNのニュースに、ちゃんと出ていましたよ。
エコをやると、「虫に優しい農業」はできますが、「虫に優しい」ということは、同時に「菌にも優しい」ので、死ぬべき菌が死なないのです。
それと同じようなことだね。「反原発」というけれども、ドイツも日本と同じで、基本的には核兵器を持てないので、「持てないなら、原発はなくてもいいだろう」と判断したんでしょうね。
「どうせ核兵器を持てないなら、原発を持っている必要はない」と、判断したんだろうけれど、これは、ドイツの転落を意味するでしょうね。日本は、まだ、踏みとどまろうとしているだけいいですが。
(35~36ページ)
幸福実現党の立木党首との対談の一部を抜粋しましたので、大川隆法先生の発言部分だけをこうやって取り出すと、ご講演の活字化と比べて、逆に少し分かりにくいかもしれません。
ここで、「エコ」というのは、エコロジー、つまり環境問題対策といった意味合いで使っておられるのだと思います。
すなわち、一見するとエコ農業が虫や菌にやさしくとも、大腸菌の感染で何十人も死ぬ事件が起きたりするように、ドイツが、「エコ」の延長線上で打ち出した原発廃止は、一見すると地球にはやさしくとも、政治的にドイツの衰退を意味している、というご趣旨なんだと思います。
国家のエネルギー政策というのは、単純に「エコ」の観点だけから考えてはいけない、というのが、今日のポイントなんだろうと思います。
この原発問題については、これまで何度か取り上げてきましたが、また機会を見つけて、大川隆法先生のお教えを、ご紹介するようにしたいと思います。
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『日本の未来はここにあり』大川隆法著 |
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