ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



前回、天上界に還った福沢諭吉は、いま、日本経済の立て直し構想と、未来産業の開発構想にかかわっているって話だったよ。で、どんな「未来産業」を、福沢先生は考えてるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『福沢諭吉霊言による「新・学問のすすめ」』(幸福の科学出版)で、福沢諭吉の霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。

 では、日本発の産業として何があるか。
 自動車をつくったりするような用途では、ロボット産業は、ある程度、発達しているのだけれども、残念ながら、民生用のロボットでは日本は後れていて、まだ十分ではないんだ。
 今、これだけ人口減が言われていて、「移民を入れるかどうか」と検討している時期なのだから、これは、「移民を日本国民に仕立て上げること」と、「人間の代わりをするロボットの開発」との戦いではないかと私は思うんだよ。
 結局、移民を入れてでも欲しいのは、要するに、付加価値の低い単純労働や、きつい肉体労働の部分だろうね。
 移民が働くのは、工事現場だとか、家庭のなかでの雑用だとか、医療・介護の分野だとか、そうした、高学歴の人たちが嫌がるような仕事のところだよね。
 ここのところで、「ロボット産業を大きくできるか」ということと、「移民を増やして日本人になじませるか」ということとの戦いだと思う。
 あなたがたは「人口三億人構想」とか言ってはいるけれども、今の日本の人口が一億三千万人であり、そして、これが減っていく傾向にあることから見て、人口が三億人になれば、二億人くらいは移民になってしまう可能性だってあるから、日本が日本でなくなる可能性もあるわけだ。
 だから、私としては、人間にだけ働かせて、人間にだけ税金を払わせるのではなく、ロボットにも税金を払ってもらったらいいんだと思う。
 ロボットに税金を払わせるんだよ。新しい付加価値の創造だよ、君。ロボットに人権を与えるんだよ、一定のレベルのね。
 ロボットに、ある程度の意思を持たせて労働をさせ、ロボットが稼いだお金に一定の税金をかけるんだよ。そうしたら国家の収入が増えるから、人でなくたって構わないわけだ。
 「三食を食べてトイレに行く人が税金を払わなくてはいけない」という決まりは別にない。物品税だとか、相続税だとか、消費税だとか、輸入品への関税だとか、いろいろなものに税金は発生するし、地方道路税などのガソリン税もあるんだから、ロボットに高い付加価値が出てくれば、次はロボットを一つの財源に変えることだって可能なはずだ。
 そして、「税金がかかるので高い」と思わせないだけの付加価値をロボットに生ませることが大事だね。
 例えば、今、介護の人を雇ったら、やはり、月三十万円では、なかなか済まないよね。だから、それ以上に働く介護ロボットを使ったら、介護の人が払う以上の税金を、その介護ロボットが払ってくれたって構わないわけだ。(中略)
 いや、女性の機能の一部はロボットに分化していってもいいと私は思うよ。
 だから、子育てロボット、家事ロボット等がしっかり仕事をすればいいし、料理ロボットもいいと思うなあ。人間がつくるよりずっとうまい料理ができるかもしれない(笑)。
(159~163ページ)

日本発の未来産業として、民生用のロボットがある。

ロボットに一定のレベルの人権を与えて、税金を払わせればよい。

そして、「税金がかかるので高い」と思わせないだけの付加価値を、介護ロボット、子育てロボット、家事ロボット、料理ロボットなどに生ませることが大事である──。

ロボットまでは誰もが思いつくような気がしますが、でも、なるほどなるほど、です。

クルマに「自動車重量税」がかけられているように、ロボットに「ロボット重量税」をかける、というくらいなら、これも誰もが思いつくような気がします。

でも、福沢先生は、そうではなくって、つまり、ロボットを購入する人間が税金を払うというような仕組みではなくって、ロボットそのものに一定レベルの人権を与えて、ロボットに、人間のように税金を払わせればよい、というのです。

いやあ、SF小説の未来世界のようでもあって、なかなかそこまで想像の翼を広げるのは簡単ではありません。

とても斬新な発想だし、もしかしたら、これは本当に、次の時代の経済原理の大きなヒントをいただいたのではないかと、私は思うのです。

『福沢諭吉霊言による「新・学問のすすめ」』大川隆法著


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