日本って財政赤字なんでしょ。どうしたら改善できるのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『創造の法』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
今の日本は、公務員の数が多く、財政赤字で苦しんでいます。しかし、公務員の副業は原則として禁止されています。公務が公正中立に行われなければいけないため、副業をしてはいけないことになっているのです。
例外的に、届け出をすれば副業が許可されるものもありますが、下手に副業をすると、「賄賂をもらった」などと言われて逮捕されたりします。
そのように、「公務員は公正中立でなければいけない」という考えがあるのです。
しかし、それには、ある意味で、発想の自由性や、マーケット(市場)の勉強をする機会、経営を勉強する機会などを失わせている面はあります。そのため、公務員には、経営的な考え方ができず、サービス精神のない人が育ちやすくなっていて、その結果、今、巨大な財政赤字が堆積しているのだと思います。
そこで、これを逆の目で見て、「公務員の副業禁止を外してしまったらどうか」という考えもあると思うのです。
公務員のなかには、「仕事がなくても、とにかく定時まで席に座っている」という人が数多くいるので、「仕事が早く片付いたら、帰って副業をしてもよい」ということになれば、午前中で仕事が終わってしまうような部署も、たくさん出てくるかもしれません。(中略)
役所では、仕事自体をすぐには処理しないことが多いのです。(中略)
はっきり言えば、景気の回復を遅らせているのは役所です。相変わらず、ゆっくりとやっているだけなので、これを変えるためには、例えば、“仕事のスピードを上げると、良いことがある”というかたちにすればよいわけです。
「仕事が早く終わったら、家に帰って副業をしてもよい」ということにすれば、公務員も、収入を増やすために、仕事を速くするように頑張るでしょう。
そのためには、物事を速くさばく訓練をする必要があります。これまでは、役所に三回ぐらい足を運んでこなければ認可しなかったものを、一回で認可してしまえば、時間が三分の一で済みます。その分、早く家に帰って塾の講師でもすれば、月に十万円ぐらい収入が余分に入ります。
「公務員の収入が低い」ということなら、このように、「副業を認める」という考え方もあるわけです。
そうすると、公務員の給料やボーナスを、それほど高くしなくてもよくなるので、公務員を大勢クビにしなくても財政赤字が改善する可能性はあります。
「給料の不足分は副業でカバーしてください。そうすれば、その分、ボーナスを安くできるので助かります」というように考え方を変えればよいわけです。
その結果が良くなかったならば、いけませんが、結果が良ければ、副業はかまわないのです。「公務員の副業は悪いことだ」と一律に考えることには問題があります。
このように、すべてを逆に考えてみることで、新たな可能性が出てきます。「引っ繰り返すことで、何か考えられないか」という発想を持てばよいのです。
「クリエイティブに生きる」ということは、「今まで決めたことを、ただただ守る人ばかりでは、世の中が変わらないし、発展しないし、危機のときに生き残れない可能性があるので、逆のことも考えてみなければいけない。逆の発想もありうるのではないか」と考えて生きることなのです。
(100~105ページ)
公務員の副業が禁止されていることは、公務員に、発想の自由性や、マーケット(市場)の勉強をする機会、経営を勉強する機会などを失わせているため、経営的な考え方ができず、サービス精神のない人が育ちやすくなっている結果として、巨大な財政赤字が堆積している。
これを逆の目で見て、「公務員の副業禁止を外してしまったらどうか」と考てみると、公務員の給料やボーナスを、それほど高くしなくてもよくなるので、公務員を大勢クビにしなくても財政赤字が改善する可能性はある。
「クリエイティブに生きる」というのは、このように、「今まで決めたことを、ただただ守る人ばかりでは、世の中が変わらないし、発展しないし、危機のときに生き残れない可能性があるので、逆のことも考えてみなければいけない。逆の発想もありうるのではないか」と考えて生きることである──。
今日は、大川隆法先生から、「クリエイティブに生きる」ことについて、公務員の副業禁止を例にとって教えていただきました!
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『創造の法』
大川隆法著
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