ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



聖書をちょっと勉強したことあるんだけど、ユダって、イエス様の十二弟子の一人だったんでしょ。そんな人が、どうしてイエス様を売り渡して、十字架にかけるようなことをしたのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『現代の法難②』(幸福の科学出版)で、その裏切りのユダそのひとの霊の言葉(「霊言」)を、質問者Bとの対話の形で、次のように伝えておられます。

B―― 有名な、あの香油の話も……。
ユダ まあ、それもあるが、あれもあれば……。
B―― 本当に、「お金が惜しい」ということだけで、そう思ったのですか。
ユダ まあ、それだけでもないけれども、あんた、イエスのためだったら、もう何でも捧げるみたいな感じになって……。
B―― それが悔しかったのですよね。
ユダ そういうのが流行ると、宗教として、やはり品性を疑われるじゃないの。みんな、食うや食わずでやっているのに、イエスのところだけ、女たちが何かいろいろ持ってきて、いろいろお世話したり……。
C―― しかし、「救世主にお布施)をしたい」という思いを持つのは、信者として当たり前ですよ。(中略)
ユダ だけど、弟子の嫉妬の目ぐらいは、やはり感じなきゃ駄目だ。命を縮めてしまうじゃないか。
B―― 十二弟子が嫉妬していること自体が、まずいのではないのですか。
ユダ うーん。まあ、嫉妬した人は、ほかにもいっぱいいるんじゃないの?
B―― 弟子のなかでも、あなたがいちばん嫉妬したのではないですか。(中略)あなたがイエス様を売ったことは事実ですよね。
ユダ 「売った」っていう言い方が、なんか気になるね。お金は返したから売っていない。
B―― 「返せばいい」というものではないでしょう。(中略)
ユダ 売ったんじゃなくて、金をいったん受け取っただけ。向こうが「褒美を遣(つか)わす」と言うし、なんか、あまり偉い人だったので、まあ、無下につき返すわけにもいかないから、いったん持って帰ったけれども、やはり、「こういう不浄な金は、もらいたくないな」と思って、返しに行ったんだ。(中略)
 だけど、最後の晩餐のときにイエスは私に恥をかかせたからさあ。
「私を売ろうとしている者が、このなかにいる。私がパンを浸して渡す人が、その人だ」と言って、スープに浸したパンを私に渡したから、私が裏切ろうとしているのを弟子はみんな知っちゃった。そして、イエスは、「汝のなすべきことをなせ」と、みんなの前で公然と言いよったから、そのままでいることはできず、家を出ていったわけよ。
 出ていったら、もう、あとは行く所がないから、駆け込んでしまっただけじゃないの。そのとき、「一瞬、魔が差した」と言えば、魔が差したのかもしらんけど、それはイエスの自業自得なんだよ。
B―― あなたは、そのあと、後悔したわけですよね。
ユダ したわけよ。いちおうしたわよ。いちおうしたよ。私としては、「理性的な私が、なんで、あのときにだけ情に駆られたのか」と、まあ、そらあ、ちょっと、それはありましたけれどもね。まあ、これは、「神の使いとして、やはり、そうなったのかな」というふうに自分では思っていたけどね。
B―― 「思って」と言っていますが、何かのインスピレーションがあったわけですよね。
ユダ そんなことはない。いや、「汝のなすべきことをなせ」とイエスに命令されたからだ。
B―― それは、命令ではなく、予言しただけであって……。
ユダ 言った。言いましたからね。
(134~140ページ)

やはり世界中のキリスト教徒から非難され続けていることを意識してでしょう、自らの行為を正当化しようとするイスカリオテのユダと4人の対話者とのやりとりは、これまでの他の霊言集とは赴きが異なって、警察の取調べのような内容となっているように思えます。

その中でまず明らかになったのは、後世のキリスト教の歴史では秘されていますが、高級娼婦だったというマグダラのマリアは、正式な結婚はしていなかったものの、実質的にはイエスの妻であったこと。

ユダもそのマリアを好きだったことで、ユダの裏切りの背景には、イエスへの強い嫉妬があったこと。

そして、あの有名な「最後の晩餐」で、ユダが裏切ろうとしているのを、イエスが十二弟子の前でハッキリと指摘したことで、そのままでいることができず外に飛び出して、イエスを追っていた官憲のところに駆け込んでしまったこと。

その他にも、ユダが当時のイエス教団の実務を仕切っていたことで、自分自身をイエスのマネージャーであるかのように考えていた慢心や、イエスの政治面の弱さへの不満、十字架を予言しつつエルサレムに入城したイエスを試してみたこと等々、赤裸々な証言が、長い対話の中で導きだされています。

そういえば、文鮮明氏の守護霊は、このユダに、マグダラのマリアのことでイエスに対して嫉妬するようささやいたことを述べていたのが思い出されます。

正統なキリスト教を学んだ方にとっては、驚天動地の話だと思いますが、この問題に興味がある方には、ぜひ全編を通読されることをお勧めしたいと思います!
 



『現代の法難②』

大川隆法著


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