12月6日(金)
ボラの食害で悩まされた大津陸柵の海苔が、やっと採れました。
台風などの影響で芽付きが薄くなった網に、やっと二次芽が付いて伸びてきたと思ったら、ボラの襲撃。
ボラ対策を厳重にして、やっと採れた海苔です。
予想以上に、上質の海苔に出来上がりました。
クロダイやメジナの食害の多い伊勢町柵にも、柵を広げます。
錨を入れて、いかだを組んで、アバを流して、海苔採りの準備です。
ところが、冷凍網を出庫しようと思ったら、冷凍庫が止まっています。
冷凍庫なのに中が冷たくありません。
室温計を見ると、なんと+20℃。
海苔の冷凍保存ができていません。
海苔網を海に戻すと、海苔は真っ赤に変色。
海苔が死んでしまっています。
だめもと、破れかぶれ。だめを承知で、夕方までかかり海に張ってみました。
また、海苔の強さを信じて!
「もしかしたら」を信じて、漁協の冷凍庫に海苔網を移動しました。
運良く、漁協の冷凍庫にも、海苔網を保管していたので、半数の海苔網は大丈夫のはず。
ただでさえ、今年は上質の海苔網を十分確保できなかったのに、これでまた半減。
こんな年はあったでしょうか?
息子のデビューは、大変な試練と年となりました。