11月14日(木)
今年は、種網冷凍出庫後の高海水温・台風26号によるいかだの崩壊・その後の長雨・台風27号の台風避難のための冷凍入庫など、海苔には最悪の海況でした。
海苔が肉眼視できるようになったころには、種付けした海苔の数が激減していました。
海苔は成長してくると、葉から種も放出します。
親芽から放出された種を二次芽と呼んでいます。
他の生物と同じように、海苔も条件が悪くなると、子孫を残そうとするようです。
親芽はほとんど無くなってしまいましたが、かなりの数の二次芽の付着が肉眼でも顕微鏡でも確認できました。
二次芽は親芽より、10日以上成長が遅れています。
二次芽が確実に成長していく保障はありませんが、今年は緊急事態。
試験的にも、この網をもう少し育てていくつもりです。