ニューヨーク州立大学および国立天文台の研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡アーカイブデータを解析し、かみのけ座銀河団の中に854個もの「超暗黒銀河」が存在することを発見した。
かみのけ座銀河団は昔から研究が盛んに行われている有名な銀河団にもかかわらず、2014年のおわりに47個の超暗黒銀河が初めて見つかり話題となっている。
今回の研究で854個もの存在が確認されたことで、かみのけ座銀河団内での分布や超暗黒銀河の中にある星の種族が明らかになりました。
宇宙初期にあったとされるガスや塵におおわれた暗黒銀河は、恒星をほとんど、あるいは全く含まず、ダークマターにより支えられている、銀河程度の大きさの仮想上の天体で、ガスや塵も含むと考えられている。これら暗黒銀河は、私たちの住む銀河系の祖先と考えられている。